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公開 2015年10月25日  

そんな言い伝えがあったとは!赤ちゃんの首の「赤いあざ」に隠された秘密とは?

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首のうしろに、赤いあざがある赤ちゃんがいます。この赤いあざには、とっても神秘的なネーミングがあるのをご存知ですか?世界中でとっても素敵な言い伝えがあるんですよ。


赤ちゃんの首の後ろ、赤くなっていませんか?

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この写真は、生後10日の赤ちゃんです。首の後ろに赤いあざが見えるのがわかりますか?赤ちゃんはその名の通り「赤みが強い」ので、生まれて間もなくはこのあざは目立ちません。しかし、多くの割合でこのあざのある赤ちゃんがいます。薄くて目立たないこともあれば、この写真のようにはっきりと大きいこともあります。

このあざには別名があるのです。何をイメージしますか?それは…

コウノトリのくちばしのあと

このあざの正しい呼び方は「ウンナ母斑」。そして、別名は「コウノトリのくちばしのあと」です。

昔から言い伝えられている「赤ちゃんを運んできてくれるトリ」といえば、コウノトリですよね?このあざには、コウノトリが「絶対に落としてはいけないと、大事に大事に運んできてくれたクチバシのあとがついているよ」という言い伝えがあるのです。神秘的!!

このウンナ母斑は、1歳ころまでにはほとんど見えなくなります。この写真のようにはっきりとあるお子さんは、入学頃まで目立つこともありますが必ず消えます。あざなので、お薬を塗っても治りません。何もしなくても消えますので安心してくださいね。

妊娠中のママを守るための言い伝えも

昔から「妊娠中に火事を見るとあざのある赤ちゃんが生まれる」という言い伝えもあるため、赤ちゃんにあざがあると「妊娠中に火事を見たからでしょうか」と心配するママさんもいらっしゃいますが、もちろん関係ありません。そのような言い伝えは「妊娠中に強い精神的ショックを受けないように」と妊婦さんを守るために言われていたのだろうと思います。

世界中でかわいい表現がついている!

「コウノトリのくちばしのあと」と呼ばれるウンナ母斑のことを、ヨーロッパでは「天使のキスマーク」と表現するようです。「生まれる前に天使さんが特にかわいがっていた子には、生まれてからもすぐにわかるようにキスマークをつけている」という言い伝え。さらに神秘的ですよね!

世界中の多くの赤ちゃんについているウンナ母斑。コウノトリとか、天使さんとか、とってもロマンティックなネーミングがついているこのあざ。ほとんどは子どものうちに消えますが、大人になってお酒を飲むと赤く見えることもあります。お酒を飲んだら「コウノトリのくちばしのあと」が浮き上がってくる…なんて考えたら、なんだか楽しいですよね。

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