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公開 2015年10月23日  

私が子どもの似顔絵を描き始めてから、子育ての不安が一気に解消された話

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一人目を出産し、不安でいっぱいの毎日。趣味の絵を描く元気もなく、暗い気持ちで毎日過ごしていました…。そんな時、初めて自分の赤ちゃんの似顔絵を描いてみて、赤ちゃんとの関わりが一転しました。辛い事は心の中に残りがちです。だからこそ面白かった&可愛かったことを記録しておくことはとても大切だと気付いたのです。そんな私の体験談をお話しします♪


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「絵が趣味」というと、似顔絵でも何でも描けると思われがちですが実はそうでもありません。

私は絵が大好きでしたが、それまでほとんど似顔絵を描いた事がなかったのです。出産前は「産後にたくさんの似顔絵を描くようになる」だなんて全く考えもしていませんでした。

そんな私が一人目の娘を出産して、それをきっかけに初めて描いたのです。それがまた…よく似ていました(笑)

初めての赤ちゃんとの生活。毎日不安だらけ!

とにかく不安でした。些細な事で大丈夫?大丈夫?と常に不安に思って落ち着かない毎日でした。

産院選びから失敗していたりもして…(割と厳しい産院を選んでしまっていた)
・初日から母子同室の完全母乳を目指す人向けの産院だった
・授乳記録表に書ききれない程24時間授乳を試みるが、出ない
・母乳がなかなか出ない為、赤ちゃんの体重が減ってくる
・ミルクを足すのに罪悪感を感じる雰囲気
・産後の病室がカーテン締め切りで同室なのに他のママさんと会話なし
・すれ違いざまに挨拶したらママさんに無視される

思い出すともう色々と…産後すぐから辛くて仕方がありませんでした。
その下がりきったテンションのまま退院を迎え、赤ちゃんとの生活が始まりました。


母乳母乳!な産院から出て来たので、授乳の度に不安がつきまといます。「母乳が出ていない、足りていない」からスタートしたのでミルクを足さなければいけない!と頭がガチガチ。「泣く=母乳足りてない」と思い込んでいてミルクを何度も作っていました。実際は授乳後に泣いて寝てしまう事も多かったので、退院後はミルク不要だったのかもしれません。

授乳の事や沐浴の事、何でも産院に言われた通りしなければ…といつも緊張していました。産後から里帰りしていたので母に手伝ってもらいながらですが、私はピリピリしていて母を困らせていたと思います。


そして何より辛かったのが、産院で聞いた助産師さんの一言。「赤ちゃんはママの笑顔を見て育つから、たくさん笑いかけてあげてね」というこの言葉が私の中で最も重い言葉でした。

泣いてばかりで何も言ってくれない赤ちゃんを抱っこして、ママはどんな時でも笑顔でいなければならない。そんな事を言われた気がしていました。上手く出来ずに無理矢理笑いかけようとしてもっと辛くなったり泣きたくなったり・・・。
そんなすごいママになれない!なんて考えていたかもしれません。

似顔絵を描き始めてから一転した赤ちゃんとの関わり。

赤ちゃん(現在4歳の娘)の似顔絵は描いてみて本当に良かったです!
辛い辛い…と思ってばかりいた自分に「ああ、この子は可愛いんだ!」と似顔絵が気づかせてくれました。

手足をばたばたしてかわいい動きをしていた。
授乳のあと面白い顔をしてウ〜ンと言っていた。
初めて外に出たときはとても眩しそうな顔をしていた。

・・・なんて、似顔絵と出来事を紙に描き出してみると、たくさんの発見がありました。
そして、とても可愛くて可笑しくて笑っちゃったのです。


紙の上の面白くて可愛い赤ちゃんの絵と、実際膝に乗っている赤ちゃんがリンクして、赤ちゃんを見るたび不安でたまらなかった気持ちがだんだん楽になっていきました。だって読むたび楽しくて笑っちゃうのですから!

子どもの似顔絵や可愛かった出来事を書き留めてみよう

子どもの顔を絵に描いてみたら楽しい気分になれるかもしれません☆
似顔絵が難しかったら、こんな可愛い事をしていたと文章にするだけでも、きっと楽しみのひとつになりますよ!

朝から晩まで授乳してオムツ替えて抱っこして…あっという間に過ぎて行く日々。辛かった記憶だけが残りがちですが、子どもの可愛かった&面白かった記録はとても大事。読み返すととても楽しくて次はどんな事をしてくれるのだろうと楽しみになります。

あの頃の赤ちゃんだった娘が4歳になり、二人目の息子も生まれた今でも子どもたちを描き続けています。時々「育児と家事ですっかり疲れた…」と思った時にも子どもの絵を描いて一息ついて、くすっと笑ったら、またちょっと頑張れるのです。

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