朝起きて、2階から降りて
洗面所に行って、顔を洗って、洗面所から出てくると
困った顔をした母親が現れて言った
「あのボコボコした、いつものお皿知らない?」
「僕はやっていないのに」母親から疑われたと思い込んで1ヶ月口を閉ざしたあの時の僕
1,247 Viewある日お皿がなくなっていた「お皿がなくなってるんだけど」「知らない?」って疑われた。やっていないし、急に言われてびっくりした。なんなんだこいつはと本気で嫌いになった。それは親もまだ自分より少し上の年齢時き。お互い未熟だったあの時の話を思い返して両親の成長を実感した
あれは僕が小学校3年生の頃
「お皿が無くなってるんだけど、持って行った?」
全く見に覚えがない
些細なことだけど、疑われていると感じた
(僕)「いや知らない」
(母親)「昨日使ってたよね?」
いま振り返ると
母親は疑ったつもりはなかったのかもしれない
でも小学校3年生の当時の僕は
二度も
「お皿は?」
って聞かれて、疑われていると感じてしまった
皿なんか知るか馬鹿!!!!!!!
おおきな声で怒ってその場を立ち去り
ランドセルを持って学校に行く
もやもやした1日だった
帰ったら机の上に1枚の手紙
「ごめんね。疑ってしまってごめんね」
そこには、紙いっぱいに綴られた言葉。
・なぜあのように聞いたのか
・なぜ疑ってしまったのか
・本当はどこにあったのか
・本当にごめん・・・
とつらつら書かれていた
それでもしばらくは口も聞かなかった僕
多分母親は
必死に、僕の特性を考えて
「どうやって謝ればいいのか、どうやれば伝えられるのか」
沢山悩んで、出た答えが手紙だったのだろう
そして確かに当時の僕は
あの日学校から帰って、もし直接話しかけられていたとしても
ただ無視していただろう
母親は本当に疑っていなかったんだと思う
母親は、本当に疑っていなかったんだと思う
でも
子どもって大人より
傷つきやすくって、勘付きやすくって
ちょっとしたことで喜んだり、悲しんだり、怒ったり
そういう感受性豊かなものなんだろうなって
だからこそ
意図と違うように子どもが捉えてしまっていたら
いくらだって、謝ったほうがいいと思う
結局、その時は仲直りするまで1ヶ月くらいかかったのだけど(笑)
いつも、僕の子どもが泣く度に
この時の自分の行動を思い出して
息子の訴えたいことを、必死に感じ取ろうとしています
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