身長が伸びちゃう？すらっと美人になれる６つのエクササイズ

加齢と骨粗しょう症による骨の変形や圧迫を除き、私たちの身長が縮んだり小さく見えたりしてしまう原因は何でしょうか。

①お腹をぐにゃりとゆるめている
お腹の筋肉がゆるんで、腰を丸めた姿勢でいるのが習慣になっていないでしょうか。骨盤や背骨を立ててまっすぐに保つための腹筋が弱いと、身長が縮んでしまいます。

②関節が曲がったままになっている
デスクワークなどが長いと、背骨に限らず股関節や膝関節なども、曲がった状態のまま、そして関節を曲げる筋肉が縮んだまま、伸びにくくなってしまいます。そうすると、本来の身長よりも縮んで固まってしまいます。

③猫背
首や肩が前に出て、首肩が丸まってしまうことや猫背も、身長が縮んだり小さく見えたりする原因です。首や肩の前側の筋肉が硬く縮まっている状態です。

それでは次に、これらの原因をなくしていくエクササイズをご紹介します。

＜お腹・背骨編＞
背骨をまっすぐに伸ばす、お腹周りの筋肉を矯正するエクササイズです。

・スフィンクスエクササイズ
肩の真下に肘をついて上体を起こし、うつ伏せになります。【写真上】お腹を凹ませて、背骨の方に引き込むようにして、床からお腹を浮かせます。【写真下】そのまま深呼吸を5回繰り返します。ゆるめて戻します。最初からここまでを3回繰り返します。

※肘でしっかりと床を押し、肩を下げるように意識します。肩をすくめないようにしましょう。【写真小】ももや恥骨は床に置いてリラックスさせておきましょう。

・斜面のポーズ
肩の真下に肘をついて、体を横向きにします。ウエストはたるませずに床から引き上げておきます。【写真上】息を吐きながらお尻を持ち上げて、胴体から脚を一直線にします。【写真下】そのままの姿勢で深呼吸を5回繰り返します。ゆるめて戻します。1回でも効果的ですが、慣れてきたら最初からここまでを3回繰り返します。

※肩を下げ、鎖骨を広げ、背骨をまっすぐに保つことを意識します。肩をすくめないようにしましょう。【写真小】厳しい場合は、両膝を曲げて床につきましょう。

＜股関節・膝編＞
こわばって縮まり、伸びにくくなった股関節や膝を伸ばすエクササイズです。

・スフィンクスのポーズ２
肩の真下に両肘をついて上体を起こしたうつ伏せになります。右の前腕を内側に90度向けてつき、左膝を曲げます。息を吸いながら左手で左脚先を持ち、息を吐きながらかかとをお尻に引き寄せます。【写真上】深呼吸を5回繰り返し、ゆるめて戻します。反対側も同様に行います。

※肩をすくめないようにしましょう。【写真下】腰が痛い、脚の付け根が床から浮くなどの場合には、足を持たないようにするか、あまり引き寄せないようにするとよいでしょう。ももの前、脚の付け根の伸びがほどよく気持ちよく感じられる程度にストレッチをしましょう。

・仰向け一本足のポーズ（タオル編）
仰向けになり、右脚を上に持ち上げて、足裏にフェイスタオルをかける。かかとを天井に向けるイメージで、気持ちよく呼吸を5回繰り返します。【写真上】ゆるめて戻し、反対側も同様に行います。

※腰が床に着くようにし、腰が丸く浮き上がったりねじれたりしないようにしましょう。【写真下】厳しければタオルを長くしたり、床の膝を曲げるようにするとよいでしょう。

＜猫背編＞
丸まって固まった首や肩、胸周りをゆるめて伸ばすエクササイズです。

・うつ伏せ腕反らしストレッチ
うつ伏せになり、右腕を肩の横に伸ばします。左を向き、全身を左にねじっていきます。右腕の付け根の気持ちの良い伸びを感じながら、深呼吸を5回繰り返します。【写真】 ゆるめて元に戻します。反対側も同様に行います。

※伸ばす腕の位置を、斜め上にするなど、角度を変えてみると伸びる位置が変わります。いろいろな角度を試してみてください。

・腕の外ねじり＆肩甲骨を下げる
座って、両腕を付け根から外ねじりにし、肩甲骨を下げます。【写真】腕の付け根、胸、鎖骨周りの気持ちの良い伸びを感じながら、深呼吸を5回繰り返します。

※腕を外ねじりにすると、肩が少し後ろへ行き、肩甲骨が寄りやすくなります。肩甲骨を寄せて下げると、肩と頭の位置が矯正されます。このとき、この位置を定着させるために、深呼吸をします。

いかがでしたか？体をまっすぐ伸ばすと、心もすっきり前向きになり、身長も伸びたように感じられませんか？

以上のエクササイズをすると、縮みこんでいた体が、本来の長さを取り戻しているはずです。骨と骨の間を取り持っている筋肉が活性化すると、骨の間が広がって、骨の数だけ身長が伸びるので、骨の数が多い背骨は特に効果が表れやすいです。まっすぐな姿勢は、身長が伸びるだけでなくスマートに見える効果もあります。

エクササイズをして、すらっと美人を目指しましょう！