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公開 2015年10月31日  

流産のあとに生まれた天使「レインボーベビー」のママに向けた詩に涙

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流産や死産、または新生児や乳児のうちに亡くなってしまった赤ちゃんの後に生まれた赤ちゃんのことを欧米では「レインボー・ベービー」と呼ぶのをご存じでしたか?
自身も2人のレインボー・ベービーのママである女性が、同じような境遇にいるママ達に向けて書いた詩が広がりをみせています。


レインボー・ベビーとは?

「レインボー・ベビー」とは、不幸にして流産や死産、または新生児や乳児のうちに亡くなってしまった赤ちゃんの後に生まれた赤ちゃんのことをいいます。

悲しみの中にいるパパママの元に訪れてくれた赤ちゃんは、まるで、嵐の後の美しい虹のような、物事がよい方向へ向かう希望を与えてくれる存在という意味を込めて付けられたそうです。
また、嵐の後の虹だからこそ、より感謝の気持ちが生まれるというパパママの想いも含まれているそう。

命を授かり育てられるということは本当に尊いことです。
幼いうちに亡くなる命もたくさんあり、「レインボー・ベビー」を持つパパママ達の間で、静かに「レインボー・ベビー」という言葉は広がりをみせているそうです。

Dear Rainbow Mom

自身も2人のレインボー・ベービーのママである女性が、レインボー・ベービーを授かったママに向けて書いた詩を見つけました。

実は、私も流産を経験したことがあります。今、隣りですやすや寝ている長男はレインボー・ベービーです。
この詩を読んだ時、当時長男を妊娠した時の気持ちを思いだし、涙が溢れてきました。

“レインボー・ベビーのママへ

新しい命、おめでとう。

私は今あなたの気持ちがよく分かるわ。
新しく始まる生活を喜びたい気持ちと、短い人生を歩んだあなたの赤ちゃんのことを想い、どうしようもなく申し訳なくなる気持ちを持ち合わせているのよね。


大丈夫。恐れても。
大丈夫。一日一日、ゆっくりでも。
大丈夫。もし仮に、あなたがこれからの人生をまだ楽しめそうになくても。
あなたは、大切な赤ちゃんを亡くして、この世には“絶対がない”って学んだのよね。


でも、願ったり、計画を立てることをしてもいいのよ。
今あなたのお腹の中にいる赤ちゃんはそれを望んでいるはず。そして本当は、あなた自身も。


赤ちゃんを亡くした後って本当にこわいことだらけになるのよね。
流産した後の妊娠ほど、こわくて心が痛むことはないし、赤ちゃんを亡くした後ほど、普通にくしゃみをすることさえ申し訳ない気持ちになることなんてないわ。
ねぇ、だからあなた自身に、優しくしてあげて。

周りにいる人たちは、新しい命を授かったことで、当たり前のようにあなたの気持ちが晴れると思っているの。
あなたがまだ悲しみの気持ちも持ち合わせていることを理解できないのよ。
だからそんな人たちが言っていることは、無視していいわ。


娘が生まれた日は私の人生の中で、最も素晴らしい一日だったわ。
そして、娘を病院から家に連れて帰った日は、人生の中で一番忙しい日だった。
出産後のホルモンバランスの変化で私の感情はもうどうしようもなく不安定だったし、前の赤ちゃんのことを考えて全然出産後の準備が出来ていなかった家は、赤ちゃんを育てるには、もう不備だらけだったの。


娘が生まれてから6年半。
人生はいいものだって(より良くなりさえする)って学んだわ、たとえ大切なものを失ったとしても。

毎日少しずつ、深く呼吸ができるようになる。
毎日少しずつ、亡くした赤ちゃんと今お腹の中にいる赤ちゃん両方を、より深く愛せるようになる。
愛が悲しみをどこかに連れて行ってくれる日がくるまで…。


改めて、あなたの美しいレインボー・ベビーにおめでとう。”

Dear Rainbow Mom,

Congratulations on your baby!
I know how hard it was to announce this baby, the complicated mix of jubilation and guilt.
You want to be excited about this new life, but you want to be respectful toward the life who is no longer here.

It’s okay to be afraid.
It’s okay to take it day-to-day.
It’s even okay if you’re not excited.
You’ve learned, in the worst possible way, that nothing in life is guaranteed.
But it’s also okay to have hope, and make plans.
Yes, the baby deserves that, but so do you.

(中略)

A baby after loss is scary.
There’s no such thing as a normal pregnancy pain after you’ve miscarried, no such thing as a normal sneeze after your baby has died.
Be kind to yourself.

(中略)

There will, of course, be people who assume that with the arrival of a new baby, you are “better.”
They won’t get why you’re “still sad.”
Ignore them.

The day Annabel was born was one of the best days of my life.
The day we brought her home was one of the hardest. My emotions, fueled by postpartum hormones, were all over the place, and I was completely unprepared.

(中略)

In the last six-and-a-half years, I’ve learned that life can still be good (even great) after unthinkable loss.
There was a time when I would have been horrified to even type that sentence but now I can write it knowing it’s true, although I’m still working through the associated guilt.

Every day, you will be able to breathe a little bit deeper.
Every day, you’ll love your babies – all of them – just a little bit more, until one day, that love overtakes the pain.

Congratulations on your beautiful rainbow.

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この詩を書いた方のレインボー・ベービー

何よりも大切な自分の子どもを失うのは、親にとって言葉では表せない位苦しく辛いことです。

私も今でも、生まれてることの出来なかった我が子を想い、涙が出てくる時があります。
しかし、その子がいてくれたから、今隣にいる子どもたちに出会え、幸せに暮らせているのだとも思っています。
赤ちゃん、本当にありがとう。

レインボー・ベビーが嵐の後に空にかかる虹のように、悲しみの中にいるパパママ達の元へ訪れてくれますように。

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