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公開 2015年10月31日  

まさかうちの子が?世界一孤独感の強い日本で、子どものサインに気付く方法

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「日本は世界一孤独を感じている子どもが多い国だ」そういう研究結果がありました。そのデータが正しいかどうか分かりません。ただ自分が子どもだった頃を思い出すと、確かにあの時孤独だった...という出来事が沢山ありました。ちょっとした孤独でも、それが積み重なると中々抜け出せなくなってしまいます。そんな思いを子どもにもさせたくない私は孤独に気付く方法を考えています


まさかうち子が孤独なわけない。

・ご飯もよく家族一緒に食べる
・夫婦も喧嘩はしない、休日にはみんなで外出もする
・友達もいる
・学校も楽しそう、部活も頑張ってる、勉強はまぁ笑

どこにでもある、普通の家族

子どももきっと、幸せだと感じているはず

と思っている方が多いのではないでしょうか

僕もそう思っています。

一方、孤独についてこんな研究結果・情報も

本邦では特に孤独を感じている子どもが多いことが指摘されている。この調査では 15 歳 の子どものうち 29.8%が孤独を感じていることが明らかにされた。この割合は調査に参加した OECD 加盟国 25 ヶ国中,最も高く,さらに二番目に高かったアイスランドの 10.8%と比較すると問題の深 刻さが伺える。また,村上・西村(2011)では,既に小学校 4 年生から 6 年生の段階で 70.7%の児 童が孤独を感じた経験があることが明らかにされており,本邦における子どもの孤独感は依然として 問題であり続けているといえよう。

つまり

・世界的に日本は子どもで孤独を感じている子どもが圧倒的に多い

・小学生4年生の段階で約70%の子どもが孤独を感じたことがある

ということです。

このデータがどこまで信頼性高いかはさておき
ある調査ではこのような結果が出たそうです。

子どもが孤独なときにする行動とは一体?

上リンクの論文結果によると
「子どもが孤独なときにする行動」は

・元気なふりをする
・無理をして明るくふるまうようにする
・ふつうなふりをする
・淋しさをかくす
・じっとたえる
・一人で好きな物を食べる
・友達の悪口をいう
・自分で元気づけたり,はげましたりする

などがあるそうです

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孤独かもしれない我が子に気付く方法

分析、診断、といった難しいことをするのではなく
「親だからこそ気付ける、いつもとの違い」
に目をむけていきましょう。

例えば

・あれ?おはようの声が小さい

・今日はいつもより眠そう

・ただいまって言わなかったな

・ご飯すごい残してる

・帰りがいつもより15分遅かったな

ほんの小さなことかもしれません。

でも、子どもにとっては
「孤独や悩みを感じとってほしい」合図だと思います。

仕事でも友達でも恋人でもそうですよね。
子どもだってそうなんだと思います。

孤独のサインを感じた時に、親ができること

子どものサインに気がついたら、まずは

話しやすい環境をつくってあげること

が大切です。

例えば

・いつもと違う環境に行く
  ー 例えば家族で温泉へ。娘の場合ママは一緒に温泉に入る
  ー 2人でいつもと違う場所へ外食に行ってみる

・何が孤独なのかと予想して、自分の経験を話してみる
  ー 「ママね、パパね実は、こうだったんだよね、懐かしいな〜」って
  ー 子どもは(そうなんだ。そっかそういう考え方もあるのか、そういう解決策もあるのか)
  ー と気付けるかもしれません

です。

直接「大丈夫?」「悩んでない?」って聞いても
強がって「大丈夫!」って言いたくなるもの。

まずは話しやすい環境を作ってあげるとよいでしょう


「いつもと違うところ、ないかな?」


そういった目線で、一度子どものことを見てみてあげてください。

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