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公開 2015年11月29日  

【保活体験談】認可と認可外の違いはどこ?私があえて“認可外”保育園を選んだ理由とは

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認可と認可外。保育園を探そうと思った人なら必ず勉強することになるこの2つの保育園。一体何が違うのでしょうか。そして、私はなぜ認可外保育園(東京都認証)を選んだのか、その理由についてご紹介したいと思います。


認可保育園と“認可外”保育園の違いは?

そろそろ保育園の入園申し込みの季節。保育園の見学をされているパパママも多いのではないでしょうか。保育園と言っても実はさまざまな種類の保育園があります。私も以前は、「認可保育園=公立」「認可外保育園=私立」だと思っていました。

実際には、「認可保育園」とは、施設の面積や保育者数についての国の基準を満たした保育園で、公立の施設もあれば、私立(民営など)の施設もあります。一方で「認可外保育園」は上記の基準に満たないため、比較的小規模な保育園になります。民営の保育園が、こちらの地域では認可保育園なのに、二つ隣の駅では認可外、というようなこともあります。

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東京都が独自の基準で定めた「認証保育園」

自治体によって、認可外の施設に対し独自の基準を設ける場合があります。私の住んでいる東京都では、一定の基準をクリアする施設を東京都の「認証保育園」とする制度をとっています。従来の認可保育園は大都市では設置が困難であるなど、都民のニーズに必ずしも応えれていなかったために設定されました。

「認可外」と聞くと、何の基準もない保育所なのかと不安になりますが、「認証」とつくことで、東京都の管理を受けていると理解でき、個人的には安心できました。自分の考え方に近い保育園であること、立地そして利用条件から、現在私の息子は認可外保育園の中でも、この東京都の認証保育園に通っています。

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仕事のことを考えると…延長保育の時間がネック

私が保育園選びで、子どもを軸に考えたときに気になった条件は、食事、外遊びの頻度でした。そして正直なところ、なるべく自分の仕事に合わせて保育をしてほしいと考えていたので、これらに加えて延長保育の時間が非常に重要でした。

区立の認可保育園(東京都)の場合、延長保育の申し込みは1ヶ月前です。
ですから、「来週急に遠方外出の仕事ができたので、水曜はお迎えが19:30になります!」といったことができません。加えて、区立・私立にかかわらず認可保育園の延長保育の時間は各施設で設定されていて、当時私の自宅から一番近い園で最大の延長時間は19:00でした。また、夕食の設定はありません。

この条件では、急な残業の対応や外出といった業務をこなせなくなります。もちろん、現在通っている園でも、延長保育や夕食の依頼は早めに伝えなくてはなりませんが、いざという時に頼れる、というのは心強く感じます。

認可外保育園のイメージとは・・?

認可外の保育園というと、狭いビルの一室で子どもを預かる…という様子を思い浮かべ、ネガティブな印象を持たれている方も少なくないかと思います。

私の息子は、現在の東京都の認証保育園に通う前は、北関東の認可外保育園に数ヶ月通っていました。国道沿いの建物の一階で、高架下に狭い園庭がある園でした。施設の大きさは気にならなかったのですが、規定で1歳児クラスは散歩に行くことがないという点で、非常に息子に申し訳なく思っていました。

7月生まれで身体も大きい息子を、2歳児クラスと一緒に散歩に行かせてもらえないか、掛け合ったこともありましたが、断られてしまいました。実際には、息子を10分だけでも外に出してくれたり、「試しに2歳児と散歩に連れて行ったが、やはり離れて歩いてしまうこともあり危険がある…」などと保育士の方から報告も受けており、少ない人数でなんとか利用者の希望を叶えようと努力してくださったのだと理解しています。

散歩以外に関しては、給食は仕出し弁当、おやつはお菓子という点も、数ヶ月で転園できたとはいえ、正直あまり良い環境ではなかったかな、と思っています。

私が保育園で大切だと思ったのは、お散歩と食事

私は、自宅で子どもを育てるならそんなに広い場所にいるわけでもないのだから、施設の大きさはそんなに重要ではないと考えていましたし、今もそう信じています。重要なのは、室内は狭くても、一日1回は外に出て遊ぶことができること、栄養の取れる食事を食べられることだと思っています。

現在、我が子の通う認可外保育園は、都の認証保育園でもあり、認可保育園に比べれば狭いものの日当たりはよく、何よりもほぼ毎日散歩に行く点が息子の希望とも合致しているので、私も安心して毎日通わせることができます。食事も園内で手作り、おやつはふかし芋やおにぎりやパンなど、お腹にたまる甘くないもので、この点も私の希望と合致しており、非常に満足しています。

ただし、認可保育園と違い、園によって利用料が設定されているため、認可保育園に通わせるよりも高額になる場合があります。

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保育園選びで忘れないでほしいポイント

我が家は昨年、認可保育園から入園承諾の連絡がありましたが、延長時間の利便性をとって認可外保育園(東京都認証)の継続利用を決めました。保育料が高額になるものの、それによって私はフルタイムの勤務が可能になりましたし、自分のペースで勤務先の業務をこなせる今の状況に非常に満足しています。もちろんこれは基本的にお迎えを担っている夫があって初めて実現するのですが。

実際には、保育園に入園することは難しく、私のように施設の条件を見て選ぶということはほとんど機会がないかもしれません。でももしもこの先、保育園を選ぶときには「保育園は、安ければいいのではない」「狭かったら悪いのではない」という点を忘れないで欲しいのです。

保育園を選ぶときには、
●そこで行われている保育が自分の方針に合致しているかどうか
●保育園の利用条件が自分の勤務を妨げないかどうか

この2つのポイントを意識してみてください。

保育園を利用することは、子どものためにも自分のためにもなる

保育料は安くありません。
給与の大半を保育料に持って行かれてしまうなら働く意味があるのかと、私も考えたこともあります。条件がいいとはいえ、わざわざ高額な保育園を選ぶ意味があるのか、と悩んだこともあります。

でも、もし仕事も大切にしたいと思うなら、保育料を払っても、子どもを保育園にあずけて働くことを選ぶことを私はおすすめします。仕事をすることで得られるものは金銭だけではないですし、私の息子は仕事を優先する私に悲しむことはありません。むしろ、7時過ぎに迎えに行ってもまだまだ遊んで、私を待たせているくらいです(笑)

ぜひ、自分の人生を充実させてください。充実した人生を楽しむ親を子どもは誇りに思ってくれるでしょう。そのために保育園を利用することは、自分のためにも子どものためにも、最良の選択肢だと私は信じています。

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