子どもを出産して1ヶ月ほど、実家で産後の養生をしていました。出産後は慣れない育児と、睡眠不足、慢性的な腰痛と肩こりで満身創痍。
久しぶりの実家は家事をしなくていい楽園ながらも、ホルモンバランスの乱れでイライラして実母に当たってしまうこともありました。今思えば、実家に甘えていたんですね。
イライラしてしまう自分が嫌で、早く自宅に帰って夫とゆっくりしたい!と思っていました。
しかし、夫の待つ自宅はゆっくりなんてできる状態ではありませんでした。新生児を迎える準備どころか、空き巣に入られたのかと疑うほどの散らかりよう!新生児の我が子を安心して寝かせる場所がないくらいの惨状でした。
産後の身体でふらふらになりながら、なんとか片付けと掃除を済ませ、ようやく我が家で赤ちゃんとの生活が始まりました。
家事は分担、育児は夫と一緒にと考えていた私ですが、自分の世話もロクにできない夫、そんなにうまくいくわけはありませんでした。
相手は自分を映す鏡!自分が変われば、相手も変わる?夫婦円満の秘訣は自分の中に
10,126 View子どもが生まれて幸せいっぱいだけど、「産後クライシス」という言葉が周知されるくらい、夫婦関係を円満に保つのは難しいものですよね。なかなか協力的になれない夫への対処法、妻自身の気持ちの切り替え方で、すべてまるっと上手くいく!わたしの体験談をご紹介します。
自分の世話もできない夫に、何かを求めるなんて不可能!だった
夫を操縦しようと試行錯誤!だけど思うようには行かず…
よく「男は褒めておだてて動かそう!」という言葉を目にしますが、うちの夫はなかなか手強く、何かしてもらった時に過剰に褒めると「むむ、これは妻の作戦だな!その手には乗るもんか!」と、あまのじゃくになって逆にやらなくなるのです。
そのくせ、「これはあなたがやってね。」と役割を決めると「おれのやりたい時にやる!決められるのは嫌だ。」と、分担を拒否!なんてワガママなやつだー!と、結婚当初は相当苦労しました。
それは育児においても同じで、役割分担は嫌だ、褒めても継続せず…と、夫の操縦失敗。わたしのイライラも募り、夫に愛情を持てず「産後クライシスとはこのことか!」と思うほどに悩んだ時期もありました。
ふと気付いた、イクメン、家事ダンと言う言葉にこだわりすぎていた自分
世間のいろいろな記事や、友人の話を聞いたりして、わたしの中に浸透していた言葉「イクメン」「家事ダン」。
どうしてうちの夫は家事や育児を手伝わないんだろう?どうやったらするようになるんだろう?…いつのまにか、わたし自身がそんな思考回路になっていました。
しかしいつからか、夫を操縦してまでさせることに意味があるのか?イヤイヤ手伝ってもらっても、お互いいい気分でいられないのではないか?という考え方に変わってきました。
わたしは、周りの夫婦の形を見てそれを夫に強要してしまっていたのだと、ようやく気がついたのです。
夫は、家事や育児に非協力的ですが、私が育児に忙しくしていて家事ができていなくても何も文句を言わないし、育児のやり方にも口を挟みません。わたし自身だって完璧ではないのに、夫に対してはあれこれ注文していたんですね。自分にとって都合のいい部分だけ、他所を見習って夫にしてもらおうとしていたのです。
相手は自分を映す鏡、人のふり見て我がふり直せ
心理学的には有名な「鏡の法則」という話があります。今ある現実の原因は、自分のなかに存在するという話です。
私の場合では「夫に不満がある=夫も妻に不満がある」ということになります。実際、夫は口にこそ出さないけれど、わたしに不満はあったようです。それがあまのじゃくな態度だったり、屁理屈としてあらわれていたのです。
そこでわたしは考え方を180度変え、夫に家事や育児を期待するのをやめてみました!夫はわたしが産休育休で仕事を休んでいる間、育児に専念できるように外でがんばって働いてくれている。だからわたしは家の中のことは夫に頼らず自分でやろう、夫には感謝しよう。
そう考えるようにすると、不思議なことに現状は何も変わっていないのにイライラはすーっと消え、たまに思いつきで行われる夫の風呂掃除にも、今までにないほどの感謝の気持ちが生まれてきたのです。前は「やっとやる気になったのか、褒めてまたやってもらおう。」と、やってくれたことに感謝どころか、継続させるための手段として褒めようとしていました。
こちらが感謝の念を持ち、言葉に表すようになると、これまた不思議なことに「おれは幸せものだ、結婚してよかった」と、普段の夫なら照れくさくて言わないようなことも言ってくれるようになったのです。
自分が変われば相手も変わる!まずは自分から歩み寄ろう
夫に対してイライラして、家事や育児の分担は諦めたという気持ちでしたが、結果的に現在では、夫自ら行動を起こして手伝ってくれたり、感謝を口に出したりするようになりました。
他人の芝生は青く見える、とはよく言ったもので、自分にとって都合のいいところだけ相手に要求するのは違いますよね。わたしの考え方が変われば、行動が変わる。一番身近にいる夫だからこそ、そんなわたしの変化に気付き、夫の行動も変わっていったのだと思います。
産後は特に夫にイライラしてしまうことがあると思いますが、少し視点を変えてみることで夫の素敵な部分にも気付けるのではないでしょうか。
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