電車内でスマホに子守をさせる親…あなたはどう思う?のタイトル画像
公開 2015年11月13日  

電車内でスマホに子守をさせる親…あなたはどう思う?

10,613 View

「電車内でYouTubeに子守をさせている親…」というタイトルのブログを見つけました。電車の中の子守って、確かにあるなあ、と思い、批判の内容かな?なんて思って、読んでみました。


通勤時間帯の電車内で、子どもにスマホを見せるお母さん

「電車内でYouTubeに子守をさせている親…」というタイトルのブログを見つけました。

一部を抜粋してご紹介したいと思います。

少し前に、珍しく通勤時間帯の電車に乗った時のこと。
通勤時間帯といってもピークは過ぎていて
9時すぎでしたが、車内はまあまあ混んでいて。

私が乗った数駅後にベビーカーに子供を乗せたママが乗車してきました。

子供は3歳くらい。
電車に乗るとすぐに携帯を見せていましたが、電車の走る音で
「音が聞こえない!もっと大きくして!!!!!!」と怒っていました。

とはいっても混んでいる車内で声を大きくできないママは
あまり音量を上げることもできず…

子供はだんだんイライラしてきました。

「ヤダー、こんなのいらない!」と言って携帯を投げようとしたり
「聞こえないー!!!」とベビーカーで足をバタバタさせたり
「これじゃない!」と違う動画を指定してママにやらせたり

シーンとした電車の中で大騒ぎ…

周りを見回すと

眉間にしわを寄せて目をつぶっている人
ジロジロと上から下まで見ている人
明らかにイラついている様子の人
何度も振り返って視線を送る人

どちらの立場で想像しても、
子連れのお母さんなら、誰もが一度は感じる、
そして、きっと通勤している側であっても、ちょっと経験がありそうなシーン…。

ここまで読んで、なんだかきゅうっと胸が痛くなってきました。。

その状況にたまらず、声をかけると…

このブログを書いている岡山さんは、ついたまらず、
人の間をかき分けて、子どもに声をかけたそうです。

なかなか、できることじゃないですね。

子どもと一緒に会話したり、ちょっと遊んでみたり…
そうすることで、子どもはちょっと落ち着き、おとなしくYoutubeの動画をまた見始めたのです。

その間に少しだけママに話しかけました。
「私も上の子がこのくらいの時、同じ感じだったからわかります~」

と言うと
そのママはさっきまでの引きつったような硬い表情が

ほわっと溶けて、、、笑顔に


なるかと思ったら
涙を目にいっぱい浮かべました。

その時のママの心境が痛いほど理解できて
私も思わず涙が出そうになりました。

「仲のいい姉がいて。姉の子供(姪)が可愛くて、可愛くて。
自分も子供産んだら、こんな感じなのかな~てとても楽しみにしていたんです。

だけど、うちは男の子で。。。
ずっと見ていた姪や、想像していた赤ちゃんとは全くちがっていた。

じっとしていないし、言うこときかないし
本当に大変で手を焼いていて…コントロールできないんです。

携帯見せるのも良くないと思いつつ、電車では怖くて…
お菓子か携帯がないと乗せられないんです。

少し大きくなったら落ち着くかな、と思ったけど
年齢が上がるごとにエスカレートしているような気がして…」

堰を切ったように話し始めました。

ママの表情や言葉 一つ一つに胸が苦しくなってきて思わず
背中に手を当ててしまいました。

うん、うん。そうなんですね、そうでしたか。

それしか言えなかった。

このエピソードに、ツイッターでも反響の声

1)分かる!私もそうだった!という声

2)こんなおせっかいおばちゃんになりたいなあ、という声

誰もが、その背景に何かを抱えている

いかがでしたでしょうか?
この記事を読んで、改めて思ったのは、

誰もが、その背景に何かを抱え、理由があってその行動をしている

ということです。
ブログにも書かれていましたが、

・電車に乗った途端 YouTubeに子守をさせる親
・子どもが大きな声を出しても 怒らない親
・3歳になってもベビーカーで通勤時間帯に乗る親

そういった見方は、あくまで一側面。だから、

「子どもを叱れない母親だ!」
「通勤時間帯にベビーカーで乗り込んでくるなんて!」

と、そう単純に思ってしまうのはきっと違うのだと思いました。

つい瞬間的に、誰もが自分の経験則から物事を考えたり、何かを発したりします。

でも、そうする前に、一息おいて
「この人の行動にはどんな理由があるんだろう?」
「どんな背景があるんだろう?」


そう考えてみると、もっと目の前の世界が開けるのではないかと思いました。

育児には、“こうしなければいけない、こうすべきだ!”ということはないはず!
こういったことを大切にして、毎日楽しく過ごしたいですね。

Share!