初めての妊娠・出産は、幸せな気持ちでいっぱいな反面、不安なことも多くありますよね。「お母さん」になるには、楽しいことばかりじゃないということを、妊娠中から身をもって体験していきます。
つわりで好きなものを食べることができなかったり、大きくなるお腹に身動きがとりづらくなったり、体重制限や仕事の制限など、今までとは生活が大きく異なってくることもあるでしょう。
妊娠中から少しずつ「お母さん」としての変化を受け入れつつ、これからの自分の人生や、母になることへの責任感、出産の痛みへの恐怖、そして無事に子どもが産まれてきてくれるかという心配…。その中で、私が妊娠中の母親学級で助産師さんに言われた言葉が、今も心に残っています。上の子を無事出産して小学生になった今でも、その言葉を思い出しては勇気をもらっています。
助産師さんに教えられた、子育てをする中で大切にしたい「親としての姿勢」
24,039 View1人目を妊娠中、産婦人科の助産師さんに言われた言葉が、その後もずっと私に力を与えてくれています。その言葉とは…?これからお母さんになる人、そしてお母さんとして子育てを頑張っているすべての人に贈る、大事なメッセージです。
初めての妊娠、初めての出産
助産師さんから言われた、今でも勇気をくれる言葉
私が通っていた産婦人科は、フリースタイル分娩がある産院でした。そして、その産院の母親学級に参加した時のこと。突然、助産師さんにこう言われました。
「子どもを産んだら、全部お母さんたちが決めていかなきゃいけない。私たちに言われるからやるんじゃなくて、それは本当に良いの?正しいの?大丈夫なの?と、自分たち親が決めて、子どもたちを守っていかなきゃいけない。
病院だって、薬だってそう。何でも本当に子どもに必要なのかとか、この先お母さんたちには様々なことが待ってるんです。そのためには、戦うことだってある。本当にそれが子どもにとって良いのか、きちんと自分たち親が考えて、判断してね!」
出産はゴールでもないし、その出産も自分たちで決めていかなければならないこと。私たちが親なんだから、先生や助産師さんのいう事、周りのいう事、全て真に受けて自分たちで考えないのはダメなんだ、と強く訴えられた言葉でした。妊娠してそれだけで幸せで、産院や助産師さんの言う通りに頑張れば無事に産めるはず!と思っていた私には、とても衝撃的な言葉でした。
「これから、戦う覚悟も必要なんだ」と、出産した後、子どもをどう守っていくか。親の姿勢について、深く考えさせられました。
大切なわが子のために、親ができること
子どもがまだ小さいうちは、親がその都度選択して子どもを守っていかなければなりません。情報化社会で、様々な角度からの情報が溢れている世の中だからこそ「私たち親はまずどう考えるか?」が大事です。
その助産師さんがくれた言葉が、私の胸の中にずっとあり、その言葉を思い出しては、勇気を出して戦ったこともあります。モンスターペアレントという言葉もありますが、時として疑問に思うことには、きちんと声を大にしていかなければならないこともあります。
もちろん、節度と礼儀を守ることは当たり前ですし、周りに迷惑をかけてもいけません。でも、目の前にある理不尽さに負けない気持ちも、わからないことはわからないと聞く謙虚さも、やはり必要なのです。
助産師さんの言葉は、親が子どもにできることや、親になって改めて覚悟しなければいけないことを、とても考えさせられる言葉でした。
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