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公開 2015年12月21日  

赤ちゃんの肌にいいの?悪いの?冬至の「ゆず湯」の秘密

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2015年の冬至は12月22日。初めての冬至を過ごす赤ちゃんも多いのではないでしょうか。冬至では、かぼちゃ料理を食べてゆず湯に入るのが一般的ですが、ゆず湯は赤ちゃんの肌にいいのでしょうか?肌の弱い方も必見です!


どうして冬至に「ゆず湯」に入るのか?

冬至とは、1年でいちばん昼の時間が短く夜の時間が長い日のことをいいます。冬至を過ぎると本格的な冬の到来です。冬至が一番日が短いということは、この日から少しずつ日が長くなるということなので昔から「冬至を境に運気が上がる」と考えられていました。運が上がるように「ん」のつく南瓜(なんきん)を食べたり、冬至=「湯治(とうじ)」という語呂合わせで湯船につかり邪気を払い体を清める風習がありました。

ゆずのような香りの強いものは邪気を寄せ付けないことや、体を温める効果もあるので「1年間風邪をひかない」とも言われています。ゆず湯には嬉しい効果がたくさんあって、体が温まることで血流もよくなるので「冷え性の改善」や、ゆずを湯に浸けることで皮に含まれるビタミンCが溶けだします。ゆずに含まれるビタミンCは、柑橘類の中でもトップクラス!ゆず湯で美肌効果も期待できます。また、香りも良いのでリラックス効果もあります。ゆっくりゆず湯に入って日ごろの疲れを取りたいですね。

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ゆず湯の効能とは?

ゆずは、果肉は酸味が強いので、みかんなど柑橘系の果物のように食べることはあまりありません。果肉より皮に栄養が多く含まれていて、ビタミンCの含有量は柑橘系の中でもトップクラス!ビタミンCといえば美肌!肌のキメを整えシワを目立たなくしていきツヤやハリも出てきます。女性には嬉しいことばかりですね。

果皮には血管を広げて血液の循環をよくしてくれるので冷え性の改善にも効果があります。他にも、クエン酸により代謝がよくなり疲労回復効果もあると言われています。

そして、ゆずといえば香りですね。この香りはリラックス効果があります。お湯にいれると香りが強くなるので「ゆず湯」に入ると、よりリラックス効果が期待できます。

ゆずの皮をすりおろしたり、千切りにして和え物や酢の物・お漬物に入れても美味しいですよ!果肉は、絞ってカップに砂糖とお湯を入れて「ゆず茶」にすると体が温まるので、これからの寒い季節にもピッタリです。

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肌の弱い人や赤ちゃんがゆず湯に入る時、オススメの方法♪

柑橘系の果皮には油分を落とす成分が含まれています。オレンジ系の洗剤等も売られていますよね。肌を守ってくれる油分まで落としてしまうので肌がヒリヒリして痛くなってしまうこともあります。肌の弱い赤ちゃんや、アトピー性皮膚炎・乾燥している時に入るのは要注意です。

ゆず湯の入り方は、ゆず5~6個を輪切りにして湯船に浮かべる方法が一般的です。しかし、この方法は刺激が強く肌が弱い方には不向きです。オススメの方法は、切らずに果実のまま湯船に入れてください。香りや効能は落ちますが刺激も少ないので安心です。湯船の温度も40度程度にしましょう。香りを楽しみたい場合は、予め熱湯に20分程浸けてからネット等に入れて湯船に浮かべる方法もオススメです。

初めてゆず湯に入る場合は、刺激が強いかもしれません。ゆずを2~3個程度にし、湯船の温度も低めに設定して長風呂にならないようにしてあげましょう。

今年の冬至は12月22日。南瓜を食べて、ゆず湯に入る昔ながらの習慣をお子さんにも伝えてあげてくださいね。

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