都内にある校舎を中心として、小中高生向けに独自の探究型指導を行っている学びの場があります。その名も「探究学舎」。
その学習法は、「探究心」と「自発性」を育てるユニークな教育手法です。探究学舎の学び方のスタイルは、従来のような教科書通りの暗記型学習とは異なり、「なぜそうなるのか?」という子どもの内側から自然発生した問いや、疑問をベースに学びを構築していくスタイル。
探究学舎では、特に4つのポイントを重視し、指導しているそうです。
1、教科書単位ではなくテーマ単位で学ぶ
2、知識ではなくストーリを学ぶ
3、知りたいという気持ちを原動力に学ぶ
4、問いをたて、「なぜ?」を考える
暗記型学習は時代遅れ!?新しい学び「探究学習」のススメ
2,288 View子どもたちの『生きる力』を育む教育情報を発信するNPO法人「いきはぐ」。理事兼ライターのasamiが、“子どもたちの生きる力を育むための”学び、遊び、ライフスタイルを紹介します。今回は、そのユニークな学習方法が人気の学習塾「探究学舎」。一般的な学習塾とは異なる勉強法。そこには大人でもワクワクするような学びがつまっていました!
子どもたちの「探究心」と「自発性」を育てる!
カリスマ代表のユニーク過ぎる子育てが原点!
「探究学舎」代表の宝槻泰伸さんは、高校退学〜大検取得〜京都大学、そして大学卒業後すぐに起業するという、とても興味深い経歴の持ち主。また、宝槻さんのご兄弟2人も同じ進路をたどっているのだそうです。つまり、3兄弟全員が高校にも塾にも通わずに京都大学に合格しているのです。
一体どんな家庭教育をしたらこのような結果になるのでしょう。その秘密は、宝槻さんのお父さまの子どもの好奇心をうまく利用した、ユニーク過ぎる子育て法にあるようです。
そんな宝槻のお父さまが、3人の息子さんたちに実践されてきたユニークかつ、真の学びを追求するスタイルを、宝槻さんが自らの体験をもとに体系化させたのが、この「探究学舎」なのです
なぜ探究学習が素晴らしいの?
事実を鵜呑みにさせるよりむしろ、
子どもが知りたがる道を切り開いてやる事のほうが
どんなに大切か分かりません。
レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』より
探究学舎のホームページには、レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」を引用し、こんなメッセージが掲げられています。
この言葉は『沈黙の春』でも有名な環境学者のレイチェル・カーソンのものです。子どもが生まれながらに持っている力「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を、大人が失わせることのないように、世界がいつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれていることを伝えよう。そんなメッセージをのせています。
心に火をつける教育を。
子どもは好奇心のかたまり。この世に生まれたばかりの赤ちゃんでも、五感をフル活用し、あらゆるものに興味を示します。
2歳くらいから訪れる「なぜ?」「どうして?」「これはなに?」攻撃は、時折周りの大人を困らせたりしますが、これは子どもの脳がしっかりと育っている証拠。
どうか大切に向き合ってあげてください。
そんな、小さな小さな疑問や問いが、やがて学問を通しての大きな学びへとつながってゆくのです。
探究学舎は、好奇心を伸ばす手伝いをする
探究学舎の森本佑紀さんはこのように語っていらっしゃいました。
「探究学舎に通うお子さんの多くは、とても好奇心旺盛です。その多くが、幼少期に豊かな自然体験を経験していたことがわかりました。そういうお子さんは往往にして、学校での既存の勉強だけをしていたらつまらないんですね。知りたいと思うことを知る、それが真の勉強なのですから、私たちはその好奇心を伸ばしてあげるお手伝いをしています。実際に、面白いと思って学んだり、取り組んだことに対しては記憶力がアップするというデータもあります。つまり、知識で覚えることよりも、感動したり、心を動かされたことの方がずっと記憶として定着するのです。」
これは子どもも大人も同じですね。
森本さんご自身も、20歳くらいで勉強の面白さに目覚めたのだそう。そのきっかけが、大学で出会った面白い先生だと言います。
「その先生に出会って、世界がぐっと広がりました。まさに学ぶことにハマった感じで、一日中勉強していましたね。ひとつ学び始めると、全てがつながっていくんです。それがまた派生し、ぐんぐん知識が広がっていく。それが“学び”の面白さです。そういう面白さを、子どもたちに伝えて行けたらと思って授業に取り組んでいます」
家庭でできることは・・・。
子どもの“学びたい”という意欲を伸ばすために、家庭で何ですかという問いに、森本さんはこうアドバイスしてくださいました。
「家庭でできることは、子どもが知りたがる道を開いてあげることだと思います。現代の子どもたちは与えられることに慣れてしまっています。オモチャも食べ物も、なにもかもが飽和状態。それではものごとに対する感動が薄くなってしまいます。
では、そのようなライフスタイルのなかで何ができるのか。それはすべてのものにはストーリーがあるのだということを伝えることだと思います。偉人の伝記を読むのも良いですし、親御さんが感動したことを子どもに伝えることも良いと思います。
親が学んで欲しいと思うことに、子どもを誘導するのは難しいですが、親が心の底からすごいと思うこと、感動したことというのは、子どもは敏感にキャッチします。感動は伝わるんですね。」
最後に、森本さんが目指すところについてお答えいただきました。
「子どもたちには人生を通して学び続けてほしいと思います。と同時に、物質的なもの以外に幸せを感じられるような人になってほしいです。何かを達成することではなく、達成するためのプロセスを大切に、これからも教育に携わって行きたいですね。」
新しいサービスのスタート!
大人でさえワクワクしてしまう探究学舎の教育法。嬉しいことに、校舎に通わずとも家庭で探究学習を体験できるシステムがスタートしたそうです。その名も「tanQfamily」
自宅にいながらにして、好きな時間に家族全員で学び合えるという優れものです。
まとめ
溢れんばかりの子どもの好奇心を奪わないよう、大人は優しく見守っていこう、森本さんのお話を聴き、心新たに我が子と向き合おうと思いました。
1
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つん
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桃ぐる
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