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公開 2015年12月10日  

子どもに伝わる!効果的なほめ方、3つのポイント

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子どもをほめましょう。とよく言われますが、子どもにとって効果的なほめ方って一体どういうほめ方でしょう?どんな時ほめればいいの?大げさにほめていれば大丈夫?そんな「ほめ方」の疑問にお答えします。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001636

子どもをほめましょう。とよく言われますが、子どもにとって効果的なほめ方って一体どういうほめ方でしょう?
ほめ方の3つのポイントをお伝えします。

ポイント1 見たままを言葉にしてほめる

1つ目のポイントは、見たままを言葉にするということです。

「自分から食事のテーブルを拭いてくれたね」のように、子どもの行動で、いいなと思った時にその行動を言葉にしましょう。
アナウンサーがスポーツの実況をするように、気づいた時にすぐその事をいえば、子どもはその「いい行動」を繰り返すようになります。

ポイント2 認めてほめる

2つ目のポイントは、認めることです。子どもの行動を明らかにして、その努力を自分が認めている事を伝えます。

「入ってくる時、ドアを閉めておいてくれてありがとう」
「お姉ちゃんにペンを貸してって頼んでいたね。言葉で頼むのを忘れなかった事が、ママはすごくうれしい」

これは、子どもがそれまで苦労していた事に成功した時や、自分が「いいな」と思った時に使うと効果的です。成功した時と同じくらい、努力を認めてあげる事も大切です。

ポイント3 振り返りでほめる

3つ目のポイントは、振り返りをする機会をつくることです。

親がいいと思った行動を述べ、子どもがそれについてどう感じたか、をたずねます。

「お姉ちゃんに順番に使わせてと頼んだね。そのときどう感じた?」

子どもはそのようにたずねられる事で、自分がした「いい行動」について、振り返って考える事が出来ます。そして、その「いい行動」をまたやろうという動機づけに繋がります。

やくに立たないほめ方とは?

子どもの行動に親が判断を下し「よくやった」「えらい」と言うだけでは、どの行動をほめているのか明確ではありません。励ましたつもりでも、子どもは何をほめられたのか分からないかもしれませんし、次もうまく出来るか心配になるかもしれません。

また、親は時として、子どもにいい気持ちになってほしいと思い、大げさにほめる事があります。しかし子どもが自分自身、ほめられるような事をしていないと思っていれば、ばつが悪く感じたり、やる気を無くしてしまったりしてしまうことに繋がります。能力以上に、特権意識を持ってしまうかもしれません。

ほめる時は、具体的に、その場で、心から

ほめる時は、出来るだけ具体的にほめましょう。
「いい子ね」と言うよりも「コートをかけてくれてありがとう」と言う方が、子どもにはよく伝わります。

子どもは今の瞬間を生きています。
「今朝、靴を履かせている時にじっとしてくれてありがとう」と夕方に言っても、効果はほとんどありません。ほめる時は、その場でほめるのが効果的です。

心からほめることは、子どもに自信を持たせます。いくらほめる事がいいからといって、本心からでなければ、子どもには伝わりません。

ほめたいけれど、全部が全部適切な行動で無い時は、「おもちゃと本は上手に片づけられたのね」といった風によいと思う部分だけをほめましょう。

”ちょっとした”「いいな」を言葉にする事

いろいろと書いてきましたが、要は、日常生活において”ちょっとした”「いいな」と思う事を言葉にして素直に具体的に子どもに伝えることです。

それが子どもに伝わる効果的なほめ方だと、私は思っています。

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