イエナプラン教育とは、イエナ大学(ドイツ)の教育学教授だったペーター・ペーターゼンが 1924年に同大学の実験校で創始した学校教育のこと。 子どもたちを異年齢のグループに分けてクラスを編制したことに大きな特徴があるそうです。
魅力的!最近話題の「イエナプラン教育」を調べてみた
2,450 Viewある日、たまたま見かけた「イエナプラン教育」の文字。気になって詳しく調べてみるとスゴイ教育法でした。どんな内容なのか?どんな点が良さそうなのか?私なりにまとめてみました。
「イエナプラン教育」ってどんなもの?
「イエナプラン教育」の6つの特徴
気になるイエナプラン教育はどんなものなのでしょうか?イエナプラン教育の6つの特徴についてご紹介します。
(1)毎年内装を替える教室
イエナプラン教育では教室をリビングルームと捉えているため、新学期になると先生と生徒が話し合って教室の配置を換えたり、教室内に作業用テーブルや読書用スペースを設けるなど内装を替えたりします。
(2)異年齢で構成されるクラス編成
イエナプラン教育の特徴の1つが異年齢のクラス編成があります。一つの教室に、4~6歳児グループ、6~9歳児グループ、9~12歳児グループから構成される「マルチエイジグループ」を作ります。
(3)「サークル対話」
イエナプラン教育では、サークル対話と呼ばれる、輪になって話し合うことを頻繁に行います。事前にテーマを決めたもの、テーマを決めずに自由に話し合うものなど、サークル対話の形式は様々です。
(4)科目ごとの時間割がない
私達が考える「時間割」の概念とは異なり、イエナプラン教育では「サークル対話、遊び、仕事(学習)、催し(行事)」がいわゆる時間割的役目を果たしていて、科目ごとの時間割はありません。
(5)「本物」に触れる機会が多い
例えば植物について学習する時には教室の外に出て葉や花を見るなど、イエナプラン教育では、実物を通して学ぶことに重きを置いています。
(6)保護者も積極的に教育活動に参加
イエナプラン教育では、学校のイベントに親が参加する機会も多く、保護者も積極的に参加をします。
ワクワクする「イエナプラン教育」
イエナプラン教育を知れば知るほど「ワクワクした」というのが私の率直な感想です。
自分の学校時代を振り返ると、時間割通りに過ごし、先生から言われた通りのことを行い、同じ学年の中で、できる子・できない子の評価がつけられる・・・そんな学校生活でした。しかし、イエナプランだと、以下のような特徴があります。
・「話し合い」が多い=「やらされている感」がない、自主性が身につきそう
・異年齢クラス=年齢に囚われない人付き合いができそう
・話し合いの場が多い=自分の意見をしっかり持てる人になりそう、自分の気持ちを言葉にできるスキルがつきそう
・科目がない=理科が苦手、社会が苦手、という意識がなくなりそう
あくまで私個人の見解ですが、このように感じました。
イエナプラン教育は、現在の日本の学校教育とは異なる部分は大きいですが、各学校によっては近しい事を導入している学校もあるのではないでしょうか?
また、家庭では「子どもに本物を触れさせる」など参考にできる点もゼロではないので、学校に「やってもらう」のではなく、これを機に家庭内の教育方針をイエナプランを参考に考えてみるのも面白いなと思いました。
パパともシェアして、「こんな風に育てていきたいね」「こんなところを伸ばしてあげたいね」などと話し合ってみてもよいかもしれませんね!
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