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公開 2015年12月07日  

つい子どもを怒ってしまう!その原因、意外とたくさんあります

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毎日子育てをしていると、ついつい、子どもに辛くあたってしまうときがありませんか? 母6年目の私はあります(笑) なぜ、子どもに辛くあたってしまうのか。今回はその理由について、考えてみたいと思います。


同じことでも日々自分の反応が違う

息子は男の子の割にはおとなしい方なのですが、それでもほぼ毎日、母である私に小言を言われています。おもちゃを片付けない、テレビをつけっぱなしにする、学校に行く時間なのにぼーっとしている(笑)それぞれの状況ごとに、小言の種類は様々ですが、その日によって私の小言の強さの度合いは違います。

もちろん、昨日も言った、一昨日も言った、その前の日も…と毎日繰り返しているため、日によって小言の度合いが変わってくるのは当然かもしれません。しかし、冷静に考えてみると、単純な日々の度合いの違い以外に、子どもに強く言ってしまう日や強く言ってしまうタイミングというのがあるのです。

それはどんなときなのでしょうか?

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1.体調が原因のとき

●どこかにでかけて、たくさん歩いたとき。
●前の日に忙しくて、眠れていないとき。
●買い物に行って、重い荷物を持っているとき。
このようなときに、どうやら私の小言はネチネチと威力を増すようなのです。

自分自身が無理をしている、つらい、そんなとき、人は他人に優しくなれません。これらは、どちらかというと、怒る気力はあるけれど疲れている場合です。逆に、熱や腹痛などの症状が出るほど、ひどく体調が悪いようなときは、そもそも怒りのパワーが湧かず、スルーしてしまいます。

また、女性の場合は、バイオリズムが影響する場合もあります。男性にもあるのかもしれませんが、女性は特に、バイオリズムと感情の波が呼応します。生理前に気分がふさぐ、怒りっぽくなる、という人もいますし、排卵時期にどうにもイライラする、という人もいます。

私自身は生理前後よりも、排卵時期が問題なことが多いです。これは、息子に怒った日をスケジュール帳につけてみたところ、判明したデータです。女性にとって、出産して子どもが育ってくる30代40代は、ホルモンバランスに変化が現れる時期でもあります。

2.心のスペースが原因のとき

あれもやらなきゃいけない、これもやらなきゃいけない。仕事や家のことなどで、期限が迫っていて、心の余裕がないときにも怒りやすくなります。私は在宅で仕事をしているのですが、納期のある仕事をしているちょうどそのときに、目の前で息子がトラブルを起こす際には、本当に容赦無い口撃をします(苦笑)

心にモヤモヤとした不安を抱えていて、その正体がわかっていないとき、解決方法がまだ見つかっていないときなどにも、口調がとげとげしくなることがあります。

3.周囲の状況が原因のとき

自分自身の体や心だけでなく、身の回りの環境や人間関係に影響される場合もあります。

引っ越した、転職した、そういった環境の変化が、体と心から余裕を奪うことも当然考えられます。仕事も家庭も、そのほとんどは、人間関係で成り立っていますから、そこに些細な引っかかりがあると、影響が出る場合もあります。

悶々とした想いは、自然と言いやすい相手、自分よりも弱い相手へと流れていくのです。例えば、会社で、上司に注意されて部下に嫌味を言う人がたまにいますが、それはこの典型です。

子どもへの怒りの原因は、子どもではないかもしれない

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もちろん、子どものことは、親として常に大切に思っているもの。だからこそ、目の前の子どものことを考えて、真剣に怒りたくなるときがほとんどでしょう。

ですが、いつも以上に子どもに強く言いたくなるとき、思わず言ってしまうとき、そのときは難しくても、ちょっとメモしておき、冷静になってから、「なぜ、自分はあのとき強く子どもに接したのか」を考えてみると、意外な理由が見えてくるかもしれません。

私自身は、子どもに強く叱ってしまった日に簡単に記録する、「子どもへの叱りノート」をつけてみたところ、自分のバイオリズムや夫との小競り合い、仕事の納期など、様々な要因が見えてきました。

もし、なぜ自分はこんなに怒ってしまうんだろう?ネチネチ言ってしまうんだろう?と思ったときには、一度、自分の体と心と外部環境を点検してみると良いかもしれませんね。

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