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公開 2015年12月21日  

子どもとの時間を大切にしたくなる本〜「ありがとう」がエンドレス〜

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この本は、作家の田口ランディさんが、一人暮らしをはじめる娘のために語った言葉をまとめた本です。子どもがいつか巣立つその日まで、日々子どもたちにどんな言葉の種を蒔いていくかを考えさせられる本です。


作家、田口ランディさんとは?

田口ランディさんは、作家でありエッセイストです。人間の心の問題をテーマに幅広く執筆活動を展開しています。彼女自身も、親や家族との様々な困難を経験してきました。現在では、発達障害や精神病の方々との交流や、福島の子どもたちとの交流も行っています。

「ありがとう」がエンドレス

この、ありがとうがエンドレスという本には、春から一人暮らしをする娘に贈った言葉が綴られています。田中ランディさんが、母から娘に渡す”しあわせになる言葉の贈り物”は、親として子どものことをどう想っていくかについて、とても考えさせられます。

そして私たち親も、昔は娘あるいは息子でした。いろいろな視点から心に響く本です。

twitterにも彼女の言葉の一部が載っているので、ご紹介させていただきます。

気が合った人と友だちでいればいい

人間関係って、大人になっても難しいものですよね。無理して付き合うよりも、今いる周りの人を大事にしようと思いました。

このことは、ママ友関係にも通ずるものがあるのではないでしょうか!?

社交術というものの大切さが沁みる言葉です。

若い時は「社交やおべっかなんて」と思っていましたが、大人になるにつれて身につけなければいけないものです。田口ランディさんは社交のことを、「人間関係の交通ルール」といっています。

譲り合うことが安全なこともあります。

私はこの言葉に目からウロコ状態でした。確かに、嫌だなぁと思うことのほとんどが人間関係かもしれません。石などの人以外のものが自分に嫌な気持ちにさせることは滅多にありません。

そのことを胸に一つ置いておくだけで、生きやすくなるかもしれません。

自分とまったく同じ考えの人はいないから…

これも人間関係です。「何でこの人はこんな風に考えてしまうのだろう?」と理解できないことも多くて苦しいですが、不満を溜めるより自分と同じ考えの人はいないとわりきることも大事ですね。

夫婦関係でも、あてはまることのような気がします。

人の苦労話はふわっと聞く。

これはできそうでなかなかできないものですが、とても大事なことですよね。人の苦労を自分の苦労のように感じてしまい押しつぶされてしまう体験を、みなさん思春期などに経験したことはないでしょうか?

自分の子どもが思春期を迎える前に、きちんと伝えたい言葉だと思いました。

最後にこの本を読んで、私がオススメしたい理由

いつかは大事な子どもたちも巣立つ日が来ます。この本を読んでまずそのことを教えられました。

今は小さく、親の手を借りなきゃご飯も食べられない子どもたちも、自分が行きたいところへ行きたいように巣立ちます。そのことを知っていたら、この忙しい毎日がもっとかけがえのないものに思えてきます。

「ありがとうがエンドレス」
作者の田口ランディさんは、社会にでて上司やお客様、まわりの友達や日々の生活、そして自分自身にありがとうと感謝することの大切さを話しています。

そして、私は母が娘に、「ありがとう」とたくさん言いたい気持ちも込められてる本だとも思いました。

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