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公開 2015年12月26日  

ご近所の先輩ママとの付き合いに悩んだ私に、夫が放った驚きの一言

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子育てにママ同士の関係は切っても切り離せないものですよね。私も新米ママの時に、ご近所ママとの付き合いによく悩んでいました。
そんな私に、夫がかけてくれた思い出の一言をご紹介します!


ご近所ママとの関係のはじまり

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息子が生まれたばかりのころ、夫と私が新しく生活を始めたのは、落ちついた住宅街にある、二階建ての賃貸アパートでした。一階の我が家の上には、1才と3才のお子さんのいる夫婦。斜め上には、息子と同じ時期に生まれた女の子がいる家族が住んでいました。

挨拶に伺ってみると、上の階の奥さんは、ハキハキして、しっかりもののお母さんといった感じでした。斜め上の奥さんは、若くて、ギャルママ風でした。子どもたちとは、そのうち息子もお友達になれるかもしれません。

ご近所付き合い、上手くやっていけるといいなと、私は強く心の中で願いました。

ご近所ママの社交場

息子が歩きはじめ、外に散歩に出られるようになると、アパート前の通路が、ご近所ママたちの社交場になっていることに気が付きました。

我が家の上の階のしっかりママは、私と息子が外に出ると、よく声をかけてくれました。
「こんにちは!うち、子どもが二人いるから、うるさいでしょう。下に音、響いてない?」
「いえいえ、大丈夫ですよ」

たわいもない話ばかりでしたが、私は嬉しく思いました。ほんの少しのおしゃべりで、育児の息抜きになりましたし、
「自分もちゃんとご近所のママたちとうまく付き合えている」
と思えることは、母親としての自信にもつながっていたからです。

そんな中、斜め上のギャル風ママは、あまりその輪に入ってきませんでした。若いから、30代のママたちとは話が合わないのかも…と、あまり気にしませんでしたが、”子どものためにはご近所付き合いが必須”と考えていた私とは話が合いそうにないな、と感じていました。

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ご近所さんの一言が、ささる

ところが、順調に思えたご近所づきあいに、私はしだいにストレスを感じるようになってきました。

しっかりママは、私がよちよち歩きの息子から少しでも目を離すと、「あらあら…」などと、遠回しに指摘するようになりました。一見親切な言動に、私は何故かチクチクとささるものを感じました。言われるたびに、自分がダメな母親に思えて、罪悪感を感じるようにもなりました。

「あらあら、よだれかけがびしょびしょ」
「〇〇くん、手袋してないけど、大丈夫?…寒くないのかな?」
などなど、よく気が付いて、やんわり指摘するしっかりママ。悪口を言われているわけではない。けれど、気になる。

体調が優れない私のために、実家の母が何日か手伝いに来たときなどは、
「お母さん、また来てたの?ゴミ出ししてくれてたねー」
と、笑顔で言われ、返事に困りました。

そんなこと、わざわざ言うことだろうか?いや、他意はないのかも…。私がひねくれているだけかも…。わからない。いつも笑顔。いつも親切。なのに、会うと必ず、嫌な気持ちになってしまう…。

私は、しっかりママと顔を合わせるのが本当に憂鬱になってしまいました。

夫の驚きの一言

息子のためにも、ご近所ママとは仲良くしたいのに、外に出るのが億劫な日々が続きました。しっかりママに会うのが怖かったのです。こんなはずではなかった、なぜ私はご近所付き合いを上手くこなせないのだろうと、自分を責めました。

そんなある日、またしてもしっかりママに、母が手伝いに来ていたことを指摘された私は、もう限界だと、夫に泣きながら相談しました。

「ご近所付き合いくらい、上手くやってよ」もし、そんなふうに言われたらどうしよう…とびくびくしていた私に、夫が放った言葉は、なんと、「あの奥さん、あんまりいい人じゃないよ。俺、前から嫌いだったよ」
えええええ!?
「だから、別に付き合わなくていいよ。『こんにちは』だけ言えばいいんじゃないの?」

家族で日々暮らしていけたら十分

この夫の発言には、目からウロコが落ちました。さらに、夫はこうも言いました。
「あの、斜め上のさ、あっちの奥さんの方が、まだ良い人じゃない?見た目はアレだけどさ」

私は拍子抜けしました。そして、思わず笑ってしまいました。頑張って付き合わなくてはと思っていたのは、家族のためだったのに、夫がそんな風に思っていたなんて。なんだか、一気に気が楽になりました。

あくまでも私たち夫婦の感想ですから、本当に、しっかりママが「いい人じゃない」のかどうかはわかりません。でも、夫がはっきりと、「付き合わなくてもいいよ」と言ってくれたおかげで、それから私は、むしろこのママと、距離を置いてうまく付き合えるようになったのです。

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『ご近所付き合いで、自分と息子だけ孤立してしまわないか』と心配し過ぎて、追い詰められた私。でも、大事なのは、私と息子と夫の3人で、家族単位で楽しく暮らしていくことでした。

家族で日々、頑張って生活していく。それが出来れば十分だったと気づき、私は再び自信を取り戻すことが出来ました。

ちなみに、その後、ギャル風ママと話す機会が訪れ、自然と仲良くなることが出来ました。会った時に、数分間話をするだけの関係でしたが、その一家が引っ越してしまうまで、楽しいお付き合いをすることが出来ました。

私がまだ新米ママだった頃の、なつかしい思い出を紹介させていただきました。今では、近所のママとの関係は気負わず、適度な距離を持って作っていけばいいのだと思っています。

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