ベビーマッサージではママの手のひらで赤ちゃんの身体をたくさんなでて、さするような動作を繰り返していきます。この動作により、赤ちゃんの血行が良くなり、体温を上げることができるのです。
37度以上は微熱、という概念が浸透している方には信じられないかもしれませんが「体温を上げる」というのは、丈夫な身体作りの基本中の基本です。免疫力を高めるための理想の体温は大人でも36.8度、赤ちゃんの場合はは37.0度前後と言われています。
また、全身をなで、さする動作には全身のリンパの流れをよくする効果も認められています。リンパの流れが良くなると風邪のウィルスと戦う力「免疫」もアップ!ベビーマッサージで赤ちゃんの身体をしっかりとあたため、リンパの流れを促し風邪に負けない丈夫なからだをつくっていきましょう。
赤ちゃんへ温もりと愛情のプレゼント♡ベビーマッサージをしてみませんか?
17 View今ママ達の間で大人気のベビーマッサージ。赤ちゃんの免疫力をアップさせたり、身体の発達を促したりと、効果は色々聞くけれど実際のところはどうなの?と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ベビーマッサージ講師の筆者が、赤ちゃんに対するベビーマッサージの効果について根拠に触れながら紹介していきます。
風邪に負けない丈夫なからだをつくります
おすわり、あんよなど…赤ちゃんの運動機能の発達をサポートします
アフリカのウガンダでは、赤ちゃんの誕生直後からベビーマッサージを行うことが育児の常識として根付いています。その結果、赤ちゃんの首が据わるのが平均で生後4〜6週、腰が据わるのが4ヶ月、立って歩くのが8ヶ月と驚くべきスピードで運動機能が発達していることが調査により明らかになりました。調査対象となったアメリカの場合、首据わりが3ヶ月、腰据わりが7〜8ヶ月、立って歩くのが12〜14ヶ月です。
人種や遺伝子レベルでの違いもあるので、全てがベビーマッサージの効果と言うことはできませんが、ベビーマッサージによる皮膚の刺激には運動神経を発達させる効果があることが判明しています。また適切な圧を加えながらのマッサージは筋肉の発達を促します。
赤ちゃんとママが楽しみながら運動機能の発達まで促せるなんて、とっても嬉しいですね。
ママの温もりと愛情を赤ちゃんにたっぷり伝えます
長い間、ママのお腹の中で温かさと愛情を感じて成長してきた赤ちゃんにとって、外の世界は不安がいっぱい。そんな不安を解消するのが、ママからの優しいスキンシップです。
スキンシップを受けることによって、幸福ホルモン(エンドルフィン)や愛情ホルモン(オキシトシン)が赤ちゃんとママの双方に分泌され、満足感や幸福感、安心感をもたらします。
肌と肌を触れ合わせて、ママからのたくさんの温もりと愛情を受けた赤ちゃんは、情緒的にも安定して、機嫌良く笑顔で過ごす時間が長くなるとも言われています。
いかがでしたでしょうか。ここでは、たくさんあるベビーマッサージの効果の中から、丈夫なからだを作る・運動機能の発達を促す・温もりと愛情を伝える、という3つについて紹介しました。
根拠に触れながら解説したので、なんだか難しい…と思われてしまったかもしれませんが、「ベビーマッサージって、赤ちゃんの心にもからだにもいいことがいっぱい!」ということが伝わればと思います。
ベビーマッサージの方法については書籍やDVDも多数発売されており、全国各地にお教室があります。興味のある方は、そちらも合わせてぜひチェックしてみて下さいね。
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