赤ちゃんのスキンケアって必要?いつから始める?スキンケアの方法とおすすめグッズのタイトル画像
公開 2015年12月16日  

赤ちゃんのスキンケアって必要?いつから始める?スキンケアの方法とおすすめグッズ

3,580 View

赤ちゃんの肌ってプリプリもちもち。でも赤ちゃんの肌を乾燥から守り、プリプリもちもちを継続させるためには適切なスキンケアが必要なんです。季節によってスキンケアケアのポイントは変化してきます。赤ちゃんの肌は敏感で乾燥しがち。正しいスキンケアで、赤ちゃんの肌を守りましょう。0歳、1歳、2歳の子どものスキンケアの方法とおすすめグッズを紹介します。


生まれたばかりの赤ちゃんの肌はプリプリもちもち。でも、乾燥肌など赤ちゃんの肌のトラブルに悩む方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、0歳、1歳、2歳のお子さんを持つパパママに、赤ちゃんのスキンケア対策とおすすめのスキンケアグッズについてご紹介したいと思います。

赤ちゃんと大人の肌の違いとは?

生まれたばかりの赤ちゃんの肌はプリプリもちもち。でも、乾燥肌など赤ちゃんの肌のトラブルに悩む方も多いのではないでしょうか?

赤ちゃんと大人の肌は、どんな違いがあるのでしょう。私の肌の表面を覆っている表皮。その中には、外部からの刺激や水分の蒸発するのを防ぐため、表面にバリア機能があります。その役割を果たしているのが角層です。角層は、肌の表面を覆っている「表皮」の一番外側にあります。

そして、赤ちゃんの表皮は、大人の表皮の半分よりも薄いのです。ではどのくらい薄いのでしょうか。なんと赤ちゃんの表皮は、サランラップ1/2枚分なのだそうです。

赤ちゃんの肌は、薄いだけではなくまだ未発達なため、外部からの刺激に弱く水分も蒸発しやすい状態です。大人だって何もしないとカサカサになってしまうお肌。赤ちゃんの肌も同じです。

生まれたばかりの頃の赤ちゃんは、お母さんのホルモンを受け継いでいるので、皮脂の分泌も活発で大人並みです。しかし、生後3ヶ月を過ぎたあたりで皮脂量がぐっと減り、お肌は乾燥しがちになります。その上、赤ちゃんは汗っかきで新陳代謝がいいので、大人よりも清潔保持と乾燥予防が必要になるのです。

冬の乾燥は、なぜ肌によくないのか?

肌が乾燥するとなぜいけないのでしょうか。それがわからないと「ただ乾燥するだけじゃん」で終わってしまいます。スキンケアを続けることは大変です。理由もわからなくスキンケアを続けていくのは難しいですよね。

なぜ乾燥が肌によくないのかを簡単にご説明しましょう。

肌の表面で頑張ってくれている「角層」の水分量が減少している状態というのがが、一般的に乾燥といわれています。この角層の水分量が減ると、肌のバリア機能が低下し、表面は乾燥して剥がれおち、亀裂でざらついた状態になります。この状態になると、皮膚表面近くまで痒みを感じる神経が外からの刺激に敏感になり、ちょっとした刺激でも痒みを感じやすくなります。

さらに、肌がかゆくなることで、肌を掻いて炎症が起こり、またかゆみが悪化するという悪循環に陥ります。かゆいのも辛いですが、痒いだけではありません。外界から異物やウイルス・細菌などが侵入しやすくなるので、オムツかぶれしやすくなったり、湿疹や蕁麻疹などを発症したり、時には慢性の皮膚疾患に至る場合もあります。

つまり、乾燥によって新たなトラブルが起こることがあるのです。

赤ちゃんのスキンケアって必要?いつから始める?スキンケアの方法とおすすめグッズの画像2

赤ちゃんに必要な3つのスキンケア

では、赤ちゃんに必要なスキンケアとは何なのでしょうか?4つのスキンケアをご紹介します。

<洗浄>
赤ちゃんの肌は、乾燥もしやすいけど、汗もかくし、よだれも出るし、おしっこやうんちがついたりと実はけっこう汚れています。石鹸をよく泡立てて優しく洗いましょう。泡だてが苦手だったら、今は泡で出てくるタイプもありますのでうまく活用しましょう。

ただ、石鹸を使うのは一日一回です。洗いすぎは必要な皮脂までも奪ってしまい、バリア機能が失われます。洗った後は洗浄剤が残らないようによく流しましょう。冬は寒いので、お風呂の温度が高くなりがちですが、温度が上がると肌が乾燥しやすくなるので注意しましょう。赤ちゃんにちょうどよいお風呂の温度は、大人にはちょっとぬるめの38℃くらいが理想といわれています。

<乾燥>
乾燥というと矛盾するように感じますが、肌が濡れていると、その水分が蒸発する際に肌の水分まで一緒に蒸発してしまうのです。そのため、お風呂上がりなどはすぐさまタオルで優しく水分を取ってあげましょう。
ゴシゴシこするのは刺激になるので、押さえ拭きしてくださいね。

<保湿>
お風呂上がりはすぐさま保湿です。出来れば5分以内がよいと思います。入浴後は水分がどんどん奪われていくので、奪われる前に肌に蓋をすることが大切です。

<紫外線対策>
紫外線は、肌のバリア機能を低下させ乾燥を招きます。紫外線対策は夏だけと思われがちですが、紫外線は年中無休、冬の季節も油断せず対策をしておきたいですね。

赤ちゃんの保湿剤の選び方

保湿剤といってもいろいろな種類がありますね。赤ちゃんの保湿剤は、どう選んだらよいのでしょうか。

保湿剤を油分の量の順番に並べるとこんな感じになります。
(油分が少ない)ローション ⇔ ミルキーローション ⇔ クリーム ⇔ オイル(油分が多い)

ベビー用の保湿剤は各メーカーで出しているので、ママが取り扱いしやすい伸び具合や容器の形などで選ぶこともできますし、オーガニックのものもありますので、気になるママには安心ですね。

一般的には、水分も含まれ蓋もできるミルキーローションがお手軽です。ミルキーローションでも乾燥するようでしたら、クリームを併用するといいですね。

もちろん価格も大切です。毎日のことなので、負担にならない価格のものを選びたいですね。いいものを、という思いで高価なものを選んで、使用量を減らして十分な効果が得られないようでは意味がありません。

赤ちゃんのスキンケアにおすすめの保湿剤

赤ちゃんの保湿剤にはたくさんの種類がありますが、その中でも、私がおすすめするのは「ワセリン」です。

ワセリンは安価でどこでも手に入れやすい商品です。人の体温で軟らかくなり、薄くのばせばさほどべたつきません。

ただ、ワセリン自体に肌を潤す効果はありません。蒸発する水分に蓋をする役目になります。そのため、乾燥が強くない肌だったら蓋をするだけで、あとは自分の肌が持っている水分を蒸発させないだけの保湿になります。水分量が少なければ、ローションで水分補充した後蓋をします。

我が家では、ミルキーローションをベースで使用し、季節によりワセリンが登場します。そうすることによって、季節が変わるたびに保湿剤を買い替える必要がなく、その日の肌の状態に合わせて使うことができます。なにより安価です。ベビーワセリンはお店でも購入できますが、小児科など病院でも処方してもらえます。

うちの子は、強い乾燥肌タイプなので、「ミルキーローション+ワセリン」の組み合わせで使っても、乾燥サインが出た時には皮膚科を受診しています。スキンケアを決めておけば、肌の変化に気づきやすく、病院に行くタイミングも判断しやすいです。

市販の保湿剤は種類が多く選ぶのに迷いがちですが、いろんなものを試すより、子どもの肌に合ったものを見つけて使用することをおすすめします。

赤ちゃんのスキンケアって必要?いつから始める?スキンケアの方法とおすすめグッズの画像4

赤ちゃんの肌を知り、正しいスキンケアをすることで、赤ちゃんの肌を守りたいですね。

Share!