世界一有名な町工場のおじさん・植松努さんをご存知ですか?
植松さんは、北海道にある株式会社植松電機で専務取締役をし、宇宙開発に携わっています。
以前一度、植松さんがTed×Sapporoでお話された動画と、植松さんの考えるいじめ論を紹介させてもらったのですが、多くの反響を呼びました。
世界一有名な町工場おじさんの『ゆめ論』が深い!「夢はたくさんあったほうがいい」
4,437 ViewTed×Sapporoのプレゼンテーションで有名になった植松努さんが、自身のFacebookに投稿した「ゆめ論」。子育て中の方にはぜひ見てほしいと思う内容です!!
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10610003562世界一有名な町工場のおじさん・植松努さん
5歳の息子は、このTedスピーチ「思うは招く」を見てから、植松さんの大ファンに。
私と一緒に、植松さんのFacebookページを確認するほどです。
全部理解することはできていなさそうですが、植松さんがくれる言葉から、彼なりにいろいろなことを考えているようで、
「みんな○〇すればいいのにね。ぼくは、▲▲が大切だと思っているんだ。」と、ああでもないこうでもないと、話をしてくるようになりました。
大切なことを息子と話すきっかけを与えてもらい、植松さんには本当に感謝をしています。
植松さんのゆめ論「夢はたくさんあった方がいい」
そんな中で、植松さんが語る「ゆめ論」をぜひご紹介したいと思います。
(植松さんに許可をいただいたので、全文を掲載させていただきます。)
夢は、だいすきなことや、やってみたいことです。
夢は、ひとつじゃないです。夢は沢山あった方がいいです。
と、ずいぶん沢山しゃべってきました。
しかし、僕の話を聞いた後も、「夢を一つ」にしたがる人がたくさんいます。
おまけに、夢=職業にしているケースが多いです。
でもね、夢=職業だったとしたら、
就職したら、どうすんの?
夢、かなっちゃうじゃん。
そのあとは、結婚?マイホーム?
となると、結婚しないと、夢がかなわない?
マイホーム建てないと、夢がかなわない?
夢がかなわないと悲しいから、望まない?
おまけに、夢が一個だと、
仕事と家庭と、どっちが大事なの?と言われたら迷うでしょう。
でもね、答えは、どっちも大事です。
夢は、みのまわりに、そこらじゅうにあります。
それに気がつかない人がたくさんいます。
カーネギーさんは、
「チャンスはそこら中に降り注いでいる。でも、それに気がつかない人がほとんどだ。」
と言うことを言ったそうですが、僕も同感です。
小さい子達が、夢にあふれているのは、彼らは、やってみたいことだらけだからと思います。
大人が、夢なんてありません。と思うのは、夢が一個しかだめだと思っていて、それを決めるのも怖いし、それが、恥ずかしくないかが心配だからかも。
そういう人は、夢がないのがいやだから、
夢なんか無くても生きていける。とか、
夢なんかあったって食えねえよ。とか、
言うようになってしまうのかもしれないです。
夢は、人に、やったことが無いことをやらせる原動力です。
人を、よりよくする、成長の原動力です。
そして、夢があるから、がんばれます。おぼえちゃいます。
そして、夢は、人を輝かせます。
同じ夢を追う仲間とのつながりになり、一人ではできない事ができるようになります。
だから、夢は大切です。
夢は、だいすきなことや、やってみたいことです。
夢は、ひとつじゃないです。夢は沢山あった方がいいです。
と、僕は思っています。
みんなで夢をしゃべって、みんなで夢を支えたら、
素晴らしい社会がやってくると思います。
夢がないと思っていた息子に起こった変化
息子は、今まで具体的な「夢」がなかったように思います。
例えば、保育園の誕生会で、先生から「○○くんの夢はなんですか?」という質問があっても、「分からない。」と答えていたし、いつもはどんなことでも張り合うのに、妹が「わたし、ケーキ屋さんになるの。」と言っても黙り込む。
息子から、「僕の夢は、コレなんだ。」と聞いたことがなかったのです。
(小さな子どもはみんな夢を持っているものだと思っていたので、私は息子に夢がないと知った時、ちょっとショックだったのを今でも覚えています。)
しかし、
“夢は、だいすきなことや、やってみたいことです。
夢は、ひとつじゃないです。夢は沢山あった方がいいです。”
この言葉を聞いてから、息子と改めて「夢」について話してみました。
【その時の様子】
私:「夢って、大好きなことや、やってみたいと思うことなんだって。大好きなことある?」
息子:「僕は、レゴが大好き!」
私:「そうだね、レゴ好きだよね。次はレゴでこんなもの作ってみたいなぁとかあるの?」
息子:「うーん。ロケット作ってみたい!!!」
私:「じゃあ、○○(息子)の夢の一つは、レゴでロケットを作ることだね!」
息子:「!!!!!!!!!!!!!」(これが夢なんだ、とびっくりしている様子)
私:「植松さん夢はたくさんあってもいいって言ってたね。他には、どんなことやってみたい?」
息子:「レゴで恐竜も作りたいし、お城も作りたい。あと、新幹線と飛行機も作るし……」
と、すごい勢いで、目をキラキラさせながら夢を語りだしました。(ただし、全てレゴのこと笑)
息子自身、「夢を持つ」=「好きなことをする」ということが自分の中でしっくり来たようでした。
でも、そんな息子の姿を見て、息子のやりたいことや興味がどんどん広がっていくと共に、
子どもの可能性って無限なんだな、と日々感じさせられ、とてもうれしい気持ちになります。
「夢」は身のまわりにたくさんあるもの
植松さんも言っていましたが、私は、息子の勢いよく話しだす姿を見て、夢は身のまわりにたくさんあるんだということに気づかせてもらいました。
そして、今まで夢は叶うことのないくらい大きなものでなくいけないと、勝手に思いこんでいたということにも気がつきました。
それが息子に伝わっていて、息子は夢を語れなかったのかもしれないとも思います。
でも、その思いこみをなくしたことによって、それからの息子は、一日のうちにすごい量の夢ができました。
自分の大好きなことや、やってみたいこと(=夢)を本当はよーく知っていたのです。
これからは、親子ともどもたくさんの夢を持って生きていきたいと思っています!
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