子どもの「行動力」を育む3つのポイントのタイトル画像
公開 2016年01月13日  

子どもの「行動力」を育む3つのポイント

8,087 View

子どもに行動力のある子に育ってほしいと思っているパパママは多いと思います。
そのためにはどのように関わったら良いのでしょうか?


子どもに行動力のある子に育ってほしいと思っているパパママは多いと思います。
行動力を育むためにできることは色々あると思いますが、ここではパパママが子どもと関わる時に大切にしてほしい3つのことについてお伝えします。

①「先回り」をやめてみよう

パパママは、子どもに対して様々な願いを持っていると思います。

・きちんと身の回りのことをできるようになってほしい
・他の子どもたちと同じようなことができるようになってほしい
・傷つかないでほしい

そのような多くの「○〇してほしい」という気持ちから、子どもがやるべきことを先回りして指示してしまったり、子どもの代わりにパパママがしてしまったりすることがありませんか?

子どものためを想って、手を貸したい、指示をしてあげたいと思うのは当然です。
しかしいつも指示をされたり手を貸してもらったりしていると、子どもは自分で考えたり、自分から行動する気持ちを持ったりすることができなくなってしまう可能性があります。
そしてその結果、パパママの指示が無いと行動ができない「指示待ちの子」になってしまうことがあるでしょう。

子どもの行動力を育むには、先回りして指示をしたり手を貸したりすることをやめ、見守るという姿勢を取り、子どもが自分で考えてみよう、やってみようと思える環境をつくることが大切です。

生活が豊かになり、少子化が進むと,子どもたちに対して、大人の目が行き届きやすくなります。
「○○しようね」と大人が子どもの判断をうばい、先回りして「禁止」したり、方向を示したりしすぎてはいないでしょうか。
適切な禁止や助言は必要です。しかし、「過ぎたるは及ばざるがごとし」の諺にあるように、自分で考えない、指示待ちの子ども、受動的な子どもが多くなるのではないでしょうか。 

②それは、誰のための言葉だろう?

先ほど言ったうように、「危ないからダメ」「きっと失敗するからやめなさい」など、子どものためを想いつい口出ししをしてしまうという場面は多いと思いますが、その言葉を言う前に一度考えてみてください。

それは本当に、子どものためを思って言った言葉でしょうか?

子どもが失敗をしてつらい目にあったり、ちょっと危険なことに挑戦してケガをしてしまったりすることが嫌なのは、実は子どもではなくパパママであるということはないでしょうか?

子どもはつらい思いをするよりも、それにチャレンジしてみたいという思いを強く持っているかもしれないのに、パパママ自身がつらい思いをしたくないがために、子どもの行動を禁止したり制限したりしてしまっていることがあると思うのです。

また、お手伝いをしてもらうよりも一人でやったほうが早い、食器洗いをさせてお皿を割られたら大変だなどという大人の都合で子どもの行動を制限してしまうことも起こりがちです。

これでは子どもの「やりたい!」と思う行動力を、妨げてしまうことになりかねません。
やらせてもらえないという経験が積み重なると、その結果「どうせやらせてもらえない」「役に立てないんだ」などと思って自ら行動することを躊躇してしまう、やめてしまうということに繋がっていくこともあるでしょう。

「かわいい子には旅をさせよ」とはよく言ったものです。
心配な気持ちがあっても、子どもが挑戦したいことには挑戦させてあげましょう。

③「失敗しても大丈夫」という環境を

子どもの行動力を育むためには、失敗をするという経験も大事です。

失敗しても大丈夫だと思えるような環境をつくってあげれば、失敗を恐れず次もからも頑張ってみよう、新しいことにチャレンジしてみようという行動力が自然と子どもの中から生まれるようになるでしょう。

もし失敗をしてしまっても、否定する代わりに、良い点を認めてあげ、次はどうしたら良いかを一緒に考えてあげれるといいですよね!

子どもの行動力が育まれれば、様々なことに興味を持ち、自ら学び、判断していくということができるようになり、その結果さらに行動的になるという、良い循環が生まれるようになると思います。

また子どもは親をよく見ています。
子どもに行動力のある子になってほしいと思うならば、まずパパママ自身が行動力を持って毎日を過ごしているかどうかも、とても大事です。

まずは自分から!ぜひ行動力のある日々を過ごしてみましょう♪

Share!