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公開 2015年12月23日  

【お正月・クリスマス】特別な日こそ気をつけたい、子どもの食物アレルギー!4つのヒヤリハット

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クリスマスや年末年始など、12月・1月は人が集うことが多い時期ですよね。そんな時こそ気をつけたいのが、子どもの食物アレルギーによる事故です。大人の目が届かないところで子どもが気づかないうちに誤飲・誤食したり、食事を作る際にも食物アレルギーに充分な配慮が必要です。ここで食物アレルギーに関する「ヒヤりハッと」シーンを頭に入れて、楽しいひとときを過ごしましょう。


この時期は特に気をつけたい、食物アレルギーによる事故

この時期は冬休みや年末年始、旅行や帰省など、家族や友人と集うことが多いシーズンですよね!そんな楽しい特別な日こそ気をつけたいのが、子どもの食物アレルギー。病院が休診中のことも多い年末年始は、特に気をつけたいものです。

ここで、周りでよく耳にする「ヒヤりハッと」なシーンをみていきましょう。

シーン1:初めての食材に挑戦!でも…

食卓を彩る、普段とは違ったメニュー…おいしそうな食事に食欲も増しますね。我が子は食べたことがない食材だけど、せっかくの特別な機会だし挑戦させてみようかな~とママが与えてしまうのは、この時期ありがちなパターンです。

大丈夫であればそれはそれで良いのですが、アレルギー反応が起こってしまうと大変!いろいろな食材が食べられるようになった幼児期こそ要注意です。新しい食材は、離乳食初期の頃の初心にかえって、病院が開いている時間に挑戦しましょう!

シーン2:食卓に並んだアレルゲンを含む食材を、子どもが勝手に…!

パーティー等では、ひとりひとりに配膳されるのではなく、テーブルにお料理が並んでそこから取り分ける、というシーンも多いですよね。

食物アレルギーを持つお子さんが、アレルギー食材に気づかず手を伸ばしてしまう!なんて事もあるので、こちらの言うことが理解できる年齢であれば「このお料理には◯◯ちゃん/くんが食べられない食材が含まれているから、食べてはいけないよ」ということを、事前に説明してあげることが大切です。
そうでなくても、食事が並んでいる間は必ず子どもを見守ってあげることが必要ですね!

シーン3:食物アレルギーがあることを知らない誰かが、子どもに…!

人が集う場では、食物アレルギーの事を知らないおじいちゃん・おばあちゃん、お世話好きのお兄ちゃん・お姉ちゃん等が、善意で子どもに食べ物をくれることがありますよね。このようなシーンでは、子どもも渡してもらったものだから大丈夫!と食べてしまうことが多いそうです。

食物アレルギーがあって、食卓に並んでいる食事の中に食べられないものがある場合は、可能な限り周囲の方々にも知らせておくのが安心です。

シーン4:実はアレルギーの原因となる食材が含まれていた…!

お店で提供された料理に、実はアレルギーの原因となる食材が含まれていた!というパターンは、意外と多いです。

ホームパーティーの時など、料理を持ち寄る場合には皆さんへの確認が大変かもしれませんが、食物アレルギー事故を起こしてしまってはもっと大変です!お料理を提供してくれる方やお店には、事情を話して確認することが大切です。

食物アレルギー事故を防ぐために…大切なのは目を離さないこと!

人が集う場面には大人も多いので、何かと子どもの面倒を見てくれる人がいたり、お酒やおしゃべりに夢中になって、ついつい子どもから目を離してしまいがちですよね。そんな時でも、食物アレルギー事故を防ぐためには、1人でも多くの大人が子どもを見守ることが大切です。

子どもと遊びながら…仲間とおしゃべりしながら…もちろん大人も楽しみながらで良いんです、でも、「誰かが見ていてくれるだろう」「お兄ちゃん、お姉ちゃんと遊んでいるから大丈夫」と過信するのはなく、その場にいる大人全員が意識する気持ちで、気をつけて見守りたいですね。また、万が一アレルギー反応が起こってしまった場合に対応できるよう、お子さんにお薬が処方されている場合には、日頃から必ず携帯しておきましょう。

食物アレルギーによる反応が起こると、本人も周りも辛い思いをしますし、それこそ事故が起こってしまってからでは遅いのです。楽しいイベントが続くこの時期、特別な1日だからこそ、みんなが安全に楽しく食事ができるように気をつけて過ごしましょう!

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