子どもを保育園に預ければギャン泣きして、
私の仕事が忙しくなればなるほど、子どもは体調を崩し熱を出してしまう日々。
どうしようもなく子育てにつまずいていたとき、
夫でもなく、両親でもなく、私は保育園の先生の言葉に幾度となく救われてきました。
今日はそんな言葉を紹介したいと思います。
育児中の私を救ってくれた、保育士さんの3つの言葉
18,893 View子どもを保育園に預け、職場復帰した頃。保育園に預ければギャン泣きして、体調不良も続く日々。どうしようもなく子育てにつまずいていたとき、保育園の先生からかけていただいた言葉に、幾度と無く救われてきました。
子育てにつまずいた時、救ってくれたのは保育士さんでした。
1.一生の中で一緒にいられるのは、今だけ
育休中も慣れない育児にてんやわんやだった一人目の子育て。
特に職場復帰してからは、仕事と家庭の両立にまったく手が回らず、自分で自由に動けないことへのストレスが募るばかり。
そんな私を察してか、保育士さんがお迎えの時に「お仕事再開されて、どうですか?」と聞いてくださり、日々うまくやれずいっぱいいっぱいな気持ちを伝えました。
すると、このような言葉をかけてくれたのです。
「今は自分の時間もなくて、やらなきゃいけないことがたくさんあって、子どもに手がかかって・・・本当に大変だと思います。
でも、一生のうちで一緒にいられるのは、今だけなんですよね。
子どもはすぐに大きくなって、いつか離れてっちゃうのです。
だから、たくさん抱きしめて、たくさん目と手をかけて、たくさん愛情を注いであげましょう。
お母さんができる精一杯の愛情をかけてあげれば、きっと、まっすぐ素直なお子さんに育ちますよ」
その言葉を聞いて、ああ、本当に、今この瞬間は、今だけなんだなあと、実感することができました。
この泣き声も、この笑顔も、このぷにぷにの手足も、この寝顔も、この体温も。
今だけだと思うと、とてつもなく愛おしく感じられました。
2.大切なのは、時間じゃなくて質です。
働きながら子育てするリズムにもだいぶ慣れて、子どもが3歳になったころでしょうか。
保育園に子どもを預けることへの罪悪感は無くなったものの、
それでももどかしく感じるのが、子どもと過ごす時間の少なさ。
保育園の先生に言われた「一生のうち、一緒にいられるのは今だけ」という言葉に救われもしましたが、だからこそ、思うようにたくさんの時間を子育てにあてられないことにモヤモヤすることもありました。
そんなことを保育士の先生に相談したとき言われたのが
「お母さん、子育ては、時間じゃなくて、質ですよ」
という言葉。
子どもに愛情を伝えるのに、20時間だったら足りるとか、5時間だったら足りないとか、そんなことはない。
たとえ1日10分でも15分でも、子どもに寄り添い、ぎゅーっと抱きしめて、子どもの話を聞いてあげる。
それだけで、子どもは十分、お母さんの愛情を感じることができますよ。
そんな言葉に、「時間を気にするんじゃなくて、10分でも15分でも、しっかりと子どもの話を聞いて、たくさん大好きだよって言ってあげよう。」と思えるようになりました。
時間よりも、質。
私が今でも、子育てをする中でとても大切にしている考えです。
3.まあ、そのうちなんとかなりますよ。(笑)
トイトレがうまくいかない・・・
友達の輪に入って遊べない・・・
一度駄々をこねると、切り替えるまでに時間がかかる・・・
どうしたらいいんだろう?と悩む場面が、子育てをしているとたくさんありました。
そんなときに良く保育士の先生に相談していたのですが
大抵の保育士さんは、ゆっくりと相談聞いてくれたあとに、とても具体的なアドバイスをくれます。
でも、わたしが相談して一番スッキリしたのは、とある保育士さんの受け答え。
それは
「まぁ、そのうちなんとかなりますよ」
「みんなそんなもんですよ」
「まあ、いつかできますって」
というもの。(笑)
「こういうのを試してみては?」という具体的なアドバイスを聞くよりもずっと、「ああ、悩みすぎなくていいんだ」と思うことができて、とても安心したことを覚えています。
もちろん、具体的なアドバイスが役立ったことも多々ありますが、時には「まあ、なんとななるよ」と言ってくれる人の存在があると、とても救けられるんだということを身に沁みて感じました。
つらい時期を乗り越えることができた、3つの言葉
この3つの言葉は、子どもが生まれてから私がつらかった局面を支えてくれました。
いずれの言葉も、その時の状況によっては受け止めきれなかったかもしれませんが、きっと保育園の先生は、当時の私にぴったりの言葉を選んでかけてくれたのだと思います。
今でも、我が子を育て、私を支えてくれた保育士の先生には頭が上がりません。
みなさんにも、つらかった時期に支えてくれた言葉はありますか?
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