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公開 2015年12月21日  

補助輪なし自転車トレーニング、どうやって始める?練習方法とコツを徹底紹介!

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小さいこどもがいる親には、きっと通る道である「補助輪なし自転車のトレーニング」。
我が家ではこうしたら乗れるようになったという体験談をふまえて、トレーニング方法や、乗れるようになるためのおすすめの道具を紹介します。


どうやって始めるの?補助輪なし自転車の練習方法!

幼い時は、三輪車や補助輪のついた自転車で一緒に散歩したり、公園でこどもが遊んでいるのを安心しながら見ていられますね。しかし、補助輪のついた自転車にも慣れ、そろそろ補助輪をはずしてもいいかな?と思うときに、
どうやって教えたらいいんだろう?と悩む方は多いと思います。
いくつかのステップを説明しながら、我が子の体験も踏まえて紹介するので、みなさんのお子様が練習するときの参考になればと思います。

[STEP1]子どもに自転車を好きになってもらう!

わたしが我が子と補助輪なしの自転車トレーニングをして大切だと感じたことは、「子どもに自転車を好きになってもらう」ということです。

我が家でも実践した、子どもに自転車を好きになってもらうための3つのポイントを紹介します。

1.補助輪ありの自転車に乗れたことをほめる
自転車が嫌いだとどうしても意欲がわかないですよね。自転車を好きになってもらうために、まずは補助輪ありの自転車に乗れたときに褒めてあげる!これはすごく大事だと思いました。

大人がほめてあげることで、「私、僕はこんなふうにかっこよく乗れるんだ!」と子どもの自信につながっていたように感じます。

2.子どもの好きなタイプの自転車を選ぶ
子どもの自転車を購入するときに、できるだけ子どもに好きなタイプの自転車にするということもおすすめです。
我が家の場合、予算の関係でいくつかの自転車に絞った上で、我が子の好きなタイプの自転車を選んだので、「俺の自転車かっこいいでしょ?」と自慢げに言っていて、早く乗りたいという気持ちをわかせることができました。

3.1人で乗れるようになりたい気持ちを高める
これも我が家の話ですが、車に乗っている時に、道路で上手に自転車に乗っている子どもを見かけたら、「見てみて!練習をしたらあんなに上手にのれるようになるんだね~」などと声をかけて、自転車に一人で乗れるんだ!という意識を高めるようにしています。

[STEP2]地面を足で蹴って前に進む練習から始める!

補助輪なしで自転車に乗りたいという子どもの気持ちが出てきたら、いよいよ練習開始です。

トレーニングの1番最初は、補助輪のついた自転車で、足で蹴って勢いをつけて前に進むという練習をしました。
足で蹴ることで勢いがつくので、その勢いの時にペダルに上手に足をのせてこぐということを体で覚えさせるといいと思います。


ここでおすすめの練習道具を一つ紹介します。
足で蹴って勢いをつけるという動作ができるのは、ストライダーという乗り物です。色々なママ友達がおすすめしていたので、我が家でもストライダーを購入してみました。

補助輪なし自転車の練習にぴったりな「ストライダー」とは?

今では知ってる方も多いと思いますが、ストライダーとはペダルがない二輪車で、足で地面を蹴って進みます。最近は、公園などでストライダーに乗っている子どもを多く見かけますね。

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我が家は、公園でこのストライダーに乗る練習をしました。

足で蹴って、足を浮かせたり、足をのせるところにのせながら、前に進むという動きをマスターさせます。このストライダーは、ペダルでこぐのではなく、足で蹴って動くので足がついているという安心感もあるし、座る部分が低くできるので、2歳の小さいこどもでも練習すれば簡単に前に進むことができるようになりますよ。

[STEP3]まっすぐ走る練習をする!

地面を蹴って進むことができるようになったら、STEP3では、補助輪をつけた状態で、こども一人でまっすぐに進む練習をします。まっすぐということができると平衡感覚もつかめるようで、我が子の自信もついていきました。

我が家は、これをさきほどおすすめしたストライダーで行いました。足で蹴って前に進むから、そのまま、何度も足で蹴ってまっすぐにずっと進むという動きをマスターします。

ストライダーは補助輪というものがないので、足をのせればあとは平衡感覚にお任せです。これを続けることで、自転車に乗ることに必要な平衡感覚を養うことができると思います。

[STEP4]補助輪をはずして自転車に乗る!

まっすぐ走れるようになったら、いよいよ、補助輪をはずして乗る練習です。
わが家では、次の4段階で進めてみました。

①ペダルをこぐのではなく、足で蹴りながら、前に進む
我が家はこの①の練習をたくさんしました。これはストライダーで慣れている感覚だったので、足を地面につけている安心感で、恐怖心はなかったと思います。

②親が後ろで自転車を支えながらペダルをこぐ
「パパやママが倒れないように持っているから、いつもみたいにのってごらん」と声をかけて、ペダルをこぐことで、補助輪なしでも、パパやママが持っているから大丈夫だという安心感を持たせます。

③時々、支えている手を離す
自転車から手を離して一秒でも乗ることができたら、「今、ママは少し手を離したんだけど乗れていたよ~」と伝えます。これでまたちょっと自信につながります。

④自転車から手を離す時間を徐々に増やしていく
自転車から手を離す時間を少しずつ増やすことで、補助輪なしで自転車に乗れるようになります。
これはパパやママもドキドキする時間だと思いますし、体力もいると思いますが、この動作をしないといつまでたっても乗ることができないので、こけてしまっても、一からやり直して、自信につなげて、手をはなす時間を増やすと自然に乗れるようになると思います。私は、手をはなしてからも、しっかりとこどもの後をついていくことを心掛けました。

参考までに、我が家の補助輪なし自転車トレーニングの動画をご紹介します。
こんな感じで、親は一生懸命自転車の後ろを追いかけます!

子どもが転倒してしまったときの声かけ方法

自転車の練習をしていて、必ず一度は転倒することも経験するかと思います。この時の声かけもとても大事だと思います。

「なんでこけたの~!」とか「そんなんじゃダメだよ!」と声をかけたら、やる気スイッチはOFFになってしまうと思います。

一日で乗れるということはめったにないと思いますので、時には、「今日はいっぱいがんばったから、また次やってみようね!」と今日はやめて、がんばったことをほめたり、我が家では、「痛かったね。けどよくがんばってたね!一緒にころんだ自転車も大丈夫かな?って心配してるよ~」と自転車が仲間ということを伝えたりしました。

これは各家庭で違うと思いますが、否定せず声かけができるといいですよね。

ヘルメットを着用し、自転車のルールも一緒に教える

補助輪なし自転車のトレーニングの際には、ヘルメットは必ずしました。練習し始めの時やストライダーに乗るときは、ひざなど転倒したときにけがをしそうな部位はプロテクターをはめておくと安心です。

また、どこで自転車の練習をすればよいのか悩まれる方もいると思いますが、我が家では、家に近くにある車の通らない自転車専用のミニ道路がある「交通公園」という公園に通って練習していました。交通公園は、信号機や横断歩道、停止線など本格的な道路になっているので、子どもがわかる範囲で自転車のルールを教えることもできます。そういった施設がある場所に住んでいる方は利用してみるのがおすすめです。

最後に・・・

自転車に乗ることも個人差があるので、早い遅いではなく、子どもの気持ちと向き合って、いつか乗れるといいね!という気持ちで一緒に練習をしてみてくださいね。

これから補助輪なし自転車の練習を始める方の参考になればうれしいです。

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