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公開 2015年12月25日  

「大人なんて、偽善者ばっかり」5人に1人の中学生に相談相手がいない現状とは

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子どもたちが悩んだとき、誰に相談すればよいのでしょうか?
大人に相談したものの騙され、傷つけられて弱ってしまった子どもたちをたくさんみてきた、NPO法人3keys。そんな状況を変えたいと、来年度4月より新しいサービスとして子どもたちを安全に支援団体とつなぐポータルサイトを立ち上げることになりました。クラウドファンディングをぜひ応援してください。


5人に1人の子どもが、誰にも悩みや苦しみを相談できずにいる

みなさんが中学生や高校生だったころ、学校や家庭で悩み事があったとき、誰に相談していましたか?

首都圏の中学生を対象にした調査によると、中学生の5人に1人が、「悩み事の相談相手」が「誰もいない」と答えているそうです。

しかも、中学3年生になるとその割合は3人に1人と増えてしまいます。東京だけでも約20万人、全国では140万人の中高生が、今なお、誰にも悩みを打ち明けられずにいるのです。

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出典:サントリー次世代研究所HP 現代親子調査 第1回レポート「親子のかかわり」

「大人なんて、偽善者ばっかり」弱みにつけこまれ傷つく子どもたち

児童養護施設等で学習支援を行うNPO法人3keys代表理事 森山誉恵さんは、これまで様々な子どもたちとか関わる中で、こんな子どもにも出会ったそうです。

"私が支援中に出会った子どもに、「もっと周りに相談してもいいんだよ」と伝えたときに、子どもの口から真っ先に出た言葉は「大人なんて偽善者ばっかり」という言葉でした。その子の家庭は、虐待や育児放棄が日常的にあり、家には相談できる大人がいませんでした。

友達にも言えない悩みがある度に、SNSやインターネットに居場所を求めましたが、その度に援助交際の誘いや、裸の写真を要求されるなどで、子どもに手を差し伸べるよりも、子どもたちの心の弱さに漬け込む大人ばかりだったそうです。

3keysに相談に来た子の中には、他にもお小遣いが欲しいと言えずに、軽くはじめた水商売から抜け出せなくなったり、そこから犯罪に巻き込まれるケースも見てきました。"


身近に相談できる相手がおらず、
やっと相談できた相手にも、騙されて、傷つく少年少女たち。

心から安心できる場所で育つべき子どもたちの安全が、いま、脅かされているのです。

インターネットに助けを求めるも、検索結果が多くて分からない…

悩みを抱えた子どもたちは、インターネットで情報や相談相手を探します。
しかし、先の事例のように、SNSで出会った人に援助交際を誘われるなど、本当に心の居場所となるところには出会えそうにありません。

また、例えばお金がなく家でも十分にご飯が食べられない子どもが
「無料 食事」
とインターネットで検索したとしましょう。

すると、それだけでも約 51,800,000件の検索結果が出てきてしまうのです。
子どもたちは支援団体やNPOに関する知識はほとんどなく、検索エンジンは子どもよりは大人向けに構成されているので、漢字や難しい単語もあって、自分自身で必要な情報にたどり着くことは極めて難しいのです。

子どもたちの安全を守るため、私たちに何ができるだろうか?

このような少年少女を取り巻く現実に対し、強く問題意識を感じたNPO法人3keysは、子どもたちがインターネットに助けを求めた時に、弱みに付け込む大人よりも先に、手を差し伸べてくれる大人に出会うことができるように、支援団体の情報をまとめたポータルサイトを作ることに決めました。

無料もしくは安価に食事ができる場所や、勉強を教えてもらえる場所を自分の住まいの近くで検索して見つけられたり、放課後の居場所を見つけたり、自分の悩みに合った相談先を見つけたりできるサイトです。

"私たち大人がレストラン探しに困ったら、まずはレストラン検索のポータルサイトにいくように、子どもたちも困ったらまずはこのサイトに行き、安心して、安全な支援にたどり着けるようになってほしいと願っています。"

NPO法人3keys代表理事の森山さんは、そのように語っています。

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NPO法人3keys 代表理事の森山さん

悩みを抱えた子どもたちに必要な情報を届けるポータルサイトを応援しませんか?

子どもたちを救えるかもしれない、とても壮大な構想のポータルサイト。

想いがたくさんつまったこのサイトですが、立ち上げにはサイトの開発やデザイン、支援団体のリサーチ選考等と、600万円近く費用がかかってしまいます。

そこで、サイトのコンセプトに共感いただいた方たちと一緒に立ち上げるべく、12月24日からクラウドファンディングが始まりました。

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クラウドファンディングのページ

1口3,000円から、このプロジェクトを応援することができます。

悩める子どもたちを、相談相手のいない子どもたちを救うために、いま、私たちに何ができるでしょうか?

この壮大なプロジェクトのコンセプトにご賛同いただける方は、ぜひこのクラウドファンディングを通して、子どもたちの未来を守る活動に参画してみてはいかがでしょうか。

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