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公開 2016年01月16日  

子どもの「やりたい」を成功体験につなげる工夫とは?

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子どもに「自分のことは自分で出来る様になって欲しい」。そう願う親御さんはとても多いです。でも、親がそう思えば思う程、子どもって「自分でやらない」なんてことはありませんか?


子どもに自立して欲しい!という親の想い

「お子さんに将来どんな人になってもらいたいですか?」という質問に「自分のことを自分で出来る人になってほしい。」と答える親御さんは、とても多いです。

将来のことを思うと、お子さんに小さいうちから、出来れば少しづつ「自分のことは自分で出来る」様になって欲しいですよね。でも、親がそう思えば思うほど、お子さんは反対に「いやー」「出来ない~」「ママやってー」って言ってくることはありませんか?

子どもは好きなこと、楽しいことしか積極的にやりません!

小さい子どもは本来、好きなこと、興味があることしか積極的にやりません。なぜ自分のことは自分でしないといけないのか?その意味が分かるのは、まだまだ先のことです。だから、親が「自分のことを自分でやりなさい」と押し付けても効果はありません。

でも本来は、子どもにとって「自分のことを自分で出来る」というのは、自信につながる行為のはず。そこで、親がやっておくべきことは「子どもがやりたい!」と思った時にそれが叶えられる環境を整えておくということです。

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1.子どものやりたい!を受け入れる環境を整備する

では実際のところ、親は子どもの「やりたい!」を受け入れるために、何を用意しておけばよいのでしょうか?大切な事は次の2点です。

①子どものサイズで、子どもが使いやすい環境を整えること
②やり方の手順を単純で分かりやすく説明すること

それぞれについて、例えば朝起きて、お子さんが洗面所で顔を洗うという時にできる工夫をお伝えします。

①子どものサイズで、子どもが使いやすい環境を整えること
 ・洗面所に背が届かなければ踏み台を用意して、自分でできるようにしてみましょう。
 ・タオルは子どもサイズで、手にとりやすい所に置いておきましょう。

②やり方の手順を単純で分かりやすく説明すること
 ・水道の蛇口をひねる→手の平を表向きに合わせる→水をすくう→顔を手に近づける→2~3回ゴシゴシと手を顔にこすりつける。
  こんな風に子どもに分かりやすいように、単純なステップで説明しましょう。
 
本人が興味を持ってやりたい!と言いだしたら、それに相応しい環境を用意してあげましょう。

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2.無理強いをせず、そばで一緒にやってあげる

お片づけなど、親がやって欲しいけれども、本人にやる気が無いことや苦手なことは、無理強いをせず、親が一緒にやってあげましょう。

その子のやる気を見ながら、最後の仕上げだけを子どもにしてもらう。その最後の少しの達成感の積み重ねが、お子さんの「出来た!」「やれば楽しい!うれしい!」に繋がります。

3.子どもが親に助けて!と言える雰囲気を用意しておく

そもそも、なぜ親は子どもに自立して欲しいと願うのでしょうか?自立って一体何なのでしょうか?

人は一人では生きてはいけません。お子さんが大人になった時に本当に必要なのは「自分のことは全部自分で出来ること」ではなくて、出来ない時に人に「助けて!」って言えることなのかもしれません。

そう考えると、お子さんに「自分のことは自分でやりなさい!」「なんで出来ないの!」と怒るよりも、「手伝ってほしい時は言ってね」って、いつでも手伝いのスタンバイをしておくことの方が、親の姿勢としては必要なのかもしれませんね♪

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子どもの自立はゆっくりと・・・

お子さんが自分のことを自分で出来るようになるためには、時間が必要です。

なかなか難しいですが、親は環境を整えて、あとはのんびり構えながら、ゆっくりと待つ。そんな風でもよいのではないでしょうか。

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