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公開 2016年01月29日  

ママの口癖、子どもも真似していませんか?親の口癖は何歳から子どもに影響を与えるか

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息子が3歳になりだいぶ話せるようになってきて分かったことがあります。それは「私の口癖がうつっている」という悲劇です。自戒も込めて私の口癖失敗談、そして親の口癖は子どもに影響を与えるのか?またそれは子どもが何歳ごろのことなのかをまとめました。


子どもが言葉を話し始めて間もない時期には「言葉使いを気をつけなきゃ!」と背筋を正したものですが、子どもが一人前に話せるようなってきて驚愕しました…。私の口癖、そのまんまうつってるじゃないか!と。子どもが話すのを聞いて初めて、自分の口癖がいかに子どもに影響を及ぼしているのか気がつくことができました。

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ママ反省!子どもの口癖が「ちゃんと~しなさいよ~」に…。

「パパァ~、ちゃんと寝なさいよー」と言う息子に、はじめは「よく言った!」と思っていたのですが、次第に「ママ~、ちゃんとお風呂入りなさいよー(入浴中の私に)」、「ママ~ちゃんとーちゃんとー」と連呼するので、ごめんね、「ちゃんと」を強要し過ぎたね!と大いに反省しました。

「ちゃんと」って一体どういう意味?と思い、改めて調べてみると、辞書には以下のように載っていました。

[副](スル)
1 少しも乱れがなく、よく整っているさま。「部屋の中を―かたづける」「いつも―した身なりをしている」
2 確実で間違いのないさま。「言われたことは―やる」「―した職業につく」
3 結果が十分であるさま。「朝食は―食べてくる」
4 すばやく動作をするさま。さっと。

少しも乱れがなく、確実で間違いがなく、結果が十分、動作もすばやい…。そんな子どもに私は息子をしたかったのだろうか?と調べた結果を読んで唸ってしまいました。

ママの私でさえその通り出来ているのだろうか?自分の事は棚に置いて、子どもになんてレベルの高い要求をたった一言のワードで押し付けてしまっていたんだろう、と反省しました。

他にもあるある!言いすぎて子どもの口癖になってしまったフレーズ

・せっかく
→「せっかくご飯作ったのに」「せっかく公園に遊びにきたのに」きっと私はこんなことを言っていたのでしょう。例えばまだ室内で遊びたい様子の息子に「ほら、もう出かけるよ」と言うと「せっかくぅ~○!※□◇#△!」とごにょごにょ独り言を言います。何かにつけて「せっかくぅ~」と言うので、自分としても気をつけなければ!と思うワードです。

・おいで!
→最近、「ママァ~、おいでおいで!」と言われます。言われてみると分かるのですが、「いつも子どもに来させてばかりで自分から子どもの元に駈け寄ってあげていなかったな」と反省させられます。

親の口癖、子どもに影響があるのは何歳から?

親の口癖が子どもに刷り込まれることを「インプリンティング」とも言うそうです。その「インプリンティング」、何歳から子どもに影響があるのでしょうか?調べてみると「3歳までの子供にとっては、親のネガティブな口癖が将来に大きな影響を与える可能性が大きい」とのこと!しかし、次のような記述もありました。

人間の乳幼児期もインプリンティングの時期にあたるといわれており、この時期に養育者から教えられたことが、その子どもの基盤となるとも考えられています。しかし、動物のインプリンティングほど強烈ではなく、後で覚え直しができるとも言われています。
また、人間の場合は、インプリンティングの応用編とも言えるような時期があります。それは、初めて社会人となるときです。このときの「上司や先輩」と「新社会人」の関係は、親鳥と雛鳥の関係と似て、ある意味、「養育する立場」と「される立場」になります。そして、その時期に一緒に過ごした上司との関係で、その人のその後の社会人生活が大きく左右されると言われることもあります。

これを読むと、「修正も可能」ということが分かります。とはいえ、一度付いた癖を直すのはラクではありませんし、意識して直そうと思わない限り、癖はそのままになってしまいます。

「パパママに口癖がある。そしてその口癖が子どもにも癖付いてしまっている」というご家庭の場合、まず親側が意識してみることが大事な第一歩だと思います。ご夫婦でお互いの口癖を伝え合ってみる、などしてみるのもいいかもしれません。

また、癖付くにしても私の体験談のようなネガティブワードではなく、ポジティブなワードなら子どもにも良い影響を与えられそうですね。ぜひご家庭で実践してみてください。

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