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公開 2016年01月26日  

子どもの手にくっきりと歯形が!お友だちにかまれて帰ってきたら、親はどう対応したらいい?

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我が子がお友だちにかまれるという体験は、親にとっても少なからずショックを感じる出来事です。園生活での場合には、先生の目が行き届いているのかどうか?と不安な気持ちになるかもしれません。また、そんな時には我が子にどんな風に対応したらよいのでしょうか。


我が子の手についた歯形にショック!

我が子が初めてよそのお子さんにかまれた経験をしたのは、親子の集いの場でのことでした。当時4歳、2歳、0歳だった我が子たちを連れて参加した私。その場にお母さんと赤ちゃんと参加していた1歳代の男の子が、突然ガブッと4歳の長男の手をかんだのです。

「わーっ!」という長男の泣き声。その男の子の動きはあまりにも素早かったので、最初は何が起きたのか分かりませんでした。どうやらその子は、長男が遊んでいたおもちゃで遊びたかったようなのですが、長男に気づいてもらえず「ガブリ!」となってしまったようです。「こんなに目にもとまらぬ速さでかむんだー」と私は驚き、我が子の手にくっきりとついた歯形にショックを受けたことを覚えています。

しかし、その後子どもたちが保育園生活をする中で分かったことは、1~3歳ぐらいの子どもの中では、かみつくという行動はそれほど珍しいことではない、ということでした。実際に我が家でも、兄弟げんかで弟が兄にかみつく場面も見てきました。かみつくという行動は決していい行動ではありませんが、かみついた側の子にもそれなりの理由は存在するようです。

なぜ子どもは噛んでしまうのでしょうか?

「かみつき」がよく起きるのは、1~2歳ぐらい。3歳代になると落ち着いてくるようです。1~2歳代の子どもというのは、自我や色々な感情が急速に育つ反面、まだ言葉で思ったように自分の気持ちが伝えられない年頃。言葉でうまく伝えられない心の葛藤が、「かみつき」という衝動的な形で現れてしまうことがあるのです。

また、相手に力ではかなわないと思った時など、どうしたらいいか分からなくなった時に、勢いに任せてかみつくことがあります。

先日も我が家で、3歳の末っ子と小2の三男が物の取り合いに。兄の方にそれほど深い意図はなかったようなのですが、弟はとにかく悔しかったようです。取り返そうとしても兄にうまくかわされてしまうことを何度か繰り返しているうちに、末っ子はカプッ!と三男の腕に噛みつきました。末っ子がかみつく姿は私も初めて見ましたが、これまた目にもとまらぬ速さでした。

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保育園でかまれた時にはどうなるの?

園で子どもがかまれた場合には、保育士さんから経緯や処置の内容について報告があることと思います。

・かんだ相手の子の名前を教えてくれるかどうか
・相手の子の親にかみついたことを伝えるかどうか
については、園の方針によって伝える場合と伝えない場合があります。

もし自分の子どもがお友達をかんでしまったら相手方に謝りたいと私は思っていますが、伝えない場合、保育時間に起きたことは基本的に保育中に、双方の子どもに話をして解決に導きたいという方針があるようです。

我が子が誰にかまれたのか分からない…という状況に、モヤモヤとした気持ちを感じるかもしれません。

ですが、このようなことは小さな子どもの成長過程で多く起こりうることだと考えてみると「誰にかまれたか」よりも、「かみつきが発生した状況」「先生の仲裁で双方が納得に至ったか」「先生はどんな声かけをしてくれたか」「普段の子どもたちの交流の様子」などについて、先生に色々聞いてみる方が、今後の我が子への声かけにも役立つと思います。

我が子にはどう声をかける?

このようなことが起きた場合、我が子にはどう声をかければよいでしょうか?

「かまれてびっくりしたね」「痛かったね」と、まずは我が子の気持ちをしっかりと受け止めてあげたいですね。そしてかんだお友達に関しては、時には手や口が出たり、感情の激しいぶつかり合いがあったとしても、そのような関わりを通して関係を深めていくと、もう少し大きくなってとても仲の良い間柄になる、ということもあります。

子ども同士の関係が育っていくのを親が妨げてしまわないよう、「○○ちゃんもこんな気持ちだったのかな」「今度は言葉で伝えてもらえたら嬉しいね」など、「言葉で気持ちを伝える大切さ」についてお子さんと話ができるといいのではないかな、と思います。我が子の経験から言っても、3歳で入園したころにかまれてしまったお友だちとは、その後どんどん仲良くなり、卒園までたくさん遊んでもらいました!

子どもがかまれてしまった時には、親は動じることなく、冷静かつ穏やかに対応していきたいですね。

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