前回は、双子のお出かけについてご紹介しましたが、どうしても移動が必要な時に子育てタクシーを利用しました。(関連記事参照)
初めて子育てタクシーを利用したのは、双子の娘が1歳を過ぎたころ予防接種で病院に行く時でした。
それまでは、夫が休みの時や有休を利用して車に乗せてもらっていたのですが、スケジュールが合わなかったのです。
子育てタクシーは、利用する前に事前に登録が必要ですが、私は双子を生んだ直後に登録。
転勤族のため身近に頼れる親戚がいませんでしたので、何かがあった時にすぐ利用できるように、と思ってのことでした。
子育てタクシーを実際に利用する時は、普通のタクシーと同じように電話で予約をして家の前まで来てもらいます。
普通のタクシーと大きく違うのは事前に申請することによって、
・チャイルドシートを設置したタクシーで来てくれることと
・子育てタクシー選任のドライバーさんである
ということです。
この日は、子育て経験のあるママさんドライバーでした。
タクシーを利用するのが双子だと分かると、片方の子の手を引いてタクシーまで誘導してくれました。
そして、これから予防接種を受けに行くのだと知ると、「注射、がんばれるように、シールあげるね」と言って、二人にかわいいキャラクターのシールをくれました。これだけで二人とも、テンションMAX!です。
そして、タクシーによる送迎はもちろん、わざわざタクシーを降りて、病院の出入り口まで、双子の手を引いて連れていってくれたり、病院の玄関で靴の着脱までお手伝いをしていただきました。
一人だと双子のお世話にあたふたしていた私ですが、おかげでとても助かり、スムーズに病院の受付を済ませることができました。
それ以降、何度か子育てタクシーにお世話になるのですが、やはり、子育てタクシーのドライバーさんは、子どもに接する機会のある方が多いようで、それは二児のお父さんだったり、お孫さんがいるおじいちゃんだったり。
みなさん、総じて子どもたちにやさしく接してくださる人たちばかりでした。
普通のタクシーだと、子どもに触れ合う機会が少ない人もいるでしょうし、中にはきつい言動の運転手もいたりします。そんな中、子どもが運転中に泣き出してしまったりすると、どうしても気を遣ってしまいます。
しかし、子育てタクシーのドライバーさんは、「いいよ~、大丈夫だよ~」と言ってくれて、子どもも母親も安心してタクシーに乗ることができます。
使用して実感したことは、子育てをしているママに対してサポートが手厚いことです。
子どもが複数いると、それだけで荷物がたくさんになってしまいます。替えのオムツや着替えの入ったバックに、ベビーカー。そして子ども。それらを一人で運ぶのはとても大変。
私も実際ベビーカーで徒歩で行ける場所以外はなかなか外出が難しいと判断し、
これまであまり外出をしていませんでした。
でも子育てタクシーを利用するようになってから、行動範囲がぐんと広がりました。
電車やバスなどの交通機関を使うのもいいですが、子どもが複数人いる場合、通勤ラッシュなどに巻き込まれるとお母さん一人では対処に困ることも。ですが、子育てタクシーならば安全に目的地にたどり着くことができますね。
車がなくて周囲に頼れる親戚がいないなど、一人で大変な思いをしているお母さんにオススメする良いサービスだと思います。