もうすぐ1年生!子どもはもちろん、私たち親だってドキドキ、ワクワクするものです。
ピカピカのランドセルを背負う姿を見ると何とも感慨深く、「もう幼児じゃないのね」と嬉しいやら、寂しいやら。
小学生になった我が子の姿を想像して、色々想いを馳せてはみるものの…
ん!?もう入学だというのに、春休み、なにもしなくて良いのかしらーと思いませんか?
…というのも、周りではひらがな、カタカナが書けるのは当たり前。簡単な足し算、引き算も出来る子、けっこういますよね。
『何をどこまでやればいいのか』
まず、これを現役小学校教師である妹に聞いてみました。
ずばり妹の回答は、「勉強はなにもしなくてよい。授業に新鮮味がなくなるし、先取りよりも、復習を重視してほしい。一定時間座って集中する練習ができていれば良い。」というものでした。
少しホッとした気持ちになる方もいるかと思いますが、よそのお宅ではどんな入学準備をしているのか、やっぱりちょっと気になりますよね。
そこで母数は少ないながら、東京と関東近郊、関西のママたちに聞いてみました!
【東京(23区と市部)のママ・20名】※幼稚園、保育園、プリスクールなど在籍園は様々。ほとんどが第一子。
・はなまる学習会(3)
・くもん(3)
・珠算(3)
・家庭学習(4)
・幼児教室の入学準備クラス(2)
・なにもしていない(5)
【関東近郊のママ・10名】※保育園、幼稚園が5人ずつ。第一子ばかり。
・くもん(3)
・家庭学習(通信教育)(2)
・なにもしていない(5)
【神戸・大阪のママ・8名】※保育園が2人、幼稚園が6人。第一子、第二子が半々。
・家庭学習(4)
・幼児教室(めばえなど)(3)
・なにもしていない(1)
家庭学習含め、意外と入学準備をしている様子。
塾としてはくもん、はなまるが人気ですね。
春から小学1年生…聞きたいけど聞けない。正直みんな「就学準備」どこまでやってる?何してる?
12,966 Viewひらがな、カタカナ、計算…。本屋に行けばたくさんの「入学(就学)準備用ドリル」があり、一体なにをどこまでやればいいのか悩む親御さんは多いのではないでしょうか?現役教師に聞いたこと、周囲がやっていたこと、我が家がやってよかったことをお教えします!
先取りしないでというけれど…意外とみんな進めている!?
入学前の家庭学習って具体的にをやっているの?
家庭学習という回答がありましたが、みんな何をやっているのでしょう。
ちなみに我が家も家庭学習派です。
親が教えられるうちは教えたいということと、教えるのが(意外と!?)楽しいからです。
まずは、我が家がちょっとずつ取り組んでいることを挙げてみます。
①姿勢のチェックと、「ひらがな」「カタカナ」の書き順、書き方の総見直し
入学してからも書く練習はたくさんすると思いますが、在園中に流行ったお手紙交換によって、我が子は文字をいつの間にか覚えていました。
しかしひらがな、カタカナ、簡単な漢字は「自己流」に書けるようですが、書き順や文字の美しさは、課題が大いにあり。
そのため「書き順」や「とめ、はね、はらい」「文字のクセ」を確認できるよう、毎回手書きのテキストを作って、書きかたの総復習をしています。
この時、えんぴつの持ち方や姿勢、手の位置も合わせてチェックします。
②市販のドリルを活用
また家庭学習には、便利な市販のドリルを活用してみるのもいいでしょう。
書店にはあふれんばかりの「入学準備ドリル」が並んでいます。
どれを選べばいいのか悩む方もいらっしゃると思うので、私の周囲で人気だったものを挙げてみます。
・くもんのドリル
内容はわりと平易で、シールや時計の付録、消して何度も練習できるひらがなおけいこボードも魅力的です。
国語、算数のほか、身辺自立に必要な知識を確認する「せいかつワーク」のページもあり、見ていて飽きません。
漢字カードを除き、95ページもあるのですが、ハマる子はどんどんやってしまうので、自由にやらせると2時間もあれば終わってしまうでしょう。
・サピックスのドリル
「入学準備〜小学校1年生」編もありますが、くもんなどで先取り学習をしている子、小学校受験をした子であれば(ペーパーテストの出題が小学校4年くらいまでの算数の概念を網羅しているため)こちらからスタートでもオススメです。
・陰山メソッドfor キッズ
陰山メソッドは、はじめてのたしざん、ひきざん、くりあがり、くりさがりとステップごとに一冊になっています。
何度も反復練習するので力がつくので、毎朝の習慣にするといいと思います!
・小学生のそろばんセット
算数を好きになってほしくて、ドリルを始める前に我が家はこんなものも用意しました。
大好きなお友達がそろばんを習っていたので、とても興味を持ちました。
そろばんの考えながら指を動かす動作も、脳を活性化するのにいいようです。
ドリルを選ぶ基準は、子どもが無理なく(簡単すぎず、難しすぎず)取り組めるレベルであること、続けたくなるような見た目がカラフルで、自分の子どもの好みの絵柄であること、そして(親が横で見ながら取り組むという前提で見やすい)大きめであることです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
学習以外にもぜひやっておきたいこと
また「生活自立ができているかの総点検」も、就学準備のひとつとして大切なことです。
・ランドセルを実際に背負って、親も一緒に通学路を歩いてみよう
どこが死角になりやすいかなど危険なポイントも親子で確認してみたり、電車など公共交通機関を使って通学する子は、駅のお手洗いや公衆電話の位置のチェックにもなります。
通学距離が長い場合は、歩く練習にもなりますよね。
・着替えの練習をしておこう
着替えなど、集団生活の中で自分だけもたつくと自信をなくしてしまう可能性があります。
学習面、生活面とお話してきましたが、その他にも旅行など、春休みにしかできない家族の思い出を作ったりするのももちろん良いですいよね。
小学校教師の妹も、「お母さんが特別何かしなくちゃと焦ったり、緊張するとそれが子どもに伝わります。」と言っていました。
学力、心、家族の絆…私が最もやってよかったと感じた「入学準備」はコレ!
色々と就学準備はありますが、我が家の入学準備で一番やってよかったと思えるのはこれです!
「交換日記」です!!
小学生になったら、幼稚園の今よりは帰宅が遅くなる‥そして、私とも話す時間が限られてくるかな、と思い、学校であったこと、楽しかったこと、びっくりしたこと、言いづらいこと…なんでも書いてほしいと思い、提案してみました。
心の中を打ち明けてもらう以外にも、
・文章を書くことに慣れて欲しい
・語彙を増やして欲しい
・文字の書き方をチェックをしたい
(間違いは、書きたくなくなってしまうので日記上では指摘しません。かきかたの練習の時に、間違った文字をさりげなく指導します)
という思いもあります。
目標はとにかく続けること!だから「1行でもいいからお返事ちょうだいね」と言ってあります。
拙いながらも一生懸命書いた「ママ、ありがとうね」の文字に、毎日癒やされています。
「小さいころ、多忙を極めていた親父と交換日記で交流していた」という主人が懐かしがって、僕も一緒に書くと言っていますが、どうしたものでしょう。
きっと、お父さんに言いにくいことも出てくるでしょうし。
パパっ子なのでまだまだ先かな、いやいや、子どもはあっという間に大きくなってしまうから…なんて、交換日記をめぐって色々考えるのも幸せな時間です。
入学準備のひとつに、「交換日記」も加えて、ぜひ始めてみませんか。
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