幼児の頃から、文字や数字に興味がなかった息子。小学校に入学する前は、大人にそばについてもらってやっと自分の名前をひらがなで書ける程度でした。
1から10までの概念もわからず、ひらがなもほとんど書けないまま小学1年生時代を過ごしました。
特別支援学校をすすめられるわけでもなく、授業はわからないまま進みました。できない宿題がたまっていくことで親子の衝突が増えました。長男はむしゃくしゃした気持ちでいることが多くなりました。
宿題をしない、授業がわからない、そんな息子を前向きサポート!
967 View息子は小学一年生。いわゆる発達の遅い男の子です。幼児の頃から自分の考えを相手に伝えることができず、頻繁にぐずって大泣きを繰り返していました。小学校に入学してからは学業面で大幅に遅れをとり、周りと同じ行動ができない問題を抱えていました。そんな長男を家庭と学校でポジティブにサポートしていきます!
文字や数字に興味がなかった保育園時代
できないことを頑張らせない
しらずしらずのうちに過大期待をしてしまっている親や先生からの指導は長男の荷を重くしているようでした。
できないことを頑張らせない。
できないことは、今すぐできなくていい。
一生できないわけじゃない。
いつか、できるようになる。
長男ができないことを強いても、まわりも長男もつらいだけ。できない自分にイラだち、本人がますますネガティブに傾いてしまいます。「今はまだできなくていいんだ」という方針を、まわりも本人も受け入れることから小学校生活をスタートしました。
まずは学校の先生にお願いして、宿題を提出できないことを伝え、宿題を減らしてもらうことにしました。
できることに目を向ける
長男をとりまく親をはじめとした家族、学校の教室の先生も「私たちがあなたを支えてるから、今すぐできなくても大丈夫。」と長男を常に励ましました。
当時、一般の児童には毎日1ページずつ国語と算数の宿題がでていました。
しかし長男は国語と算数はそれぞれ2行ずつ。
それも毎日でるわけではなく、宿題をやってきたら、新しい宿題がでます。
そのため、宿題がたまることはありません。
できる課題を与えてもらうことで、小さなゴールを達成する経験が積み重なります。
「できた!」そんなときは大いにほめて一緒に喜びました。
そんな経験を積み重ねているうちに、今では小学校へ行くのが楽しみだというように変わっていきました。
学校の協力を得る
学校で過ごす時間というのは長いものです。その間、母親が子どものそばについて手助けしてやるわけにはいきません。
子どもたちが長い時間を前向きに過ごせるようになるには、学校の先生の協力が不可欠です。
一年生を終える頃に、一年生の課題が終わっていなくてもかまわない。
低学年の今は、「できた!」という経験を通して自信をはぐくむことが大事である。
そのような方針を学校の先生と共有しました。
子どもが生きづらそうだと思ったら・・
役所から支援員を派遣してもらうなど、子ども達をサポートとしてくれる機関がありますので、学校を通して行政からの支援を紹介してもらいましょう。また、役所の子ども支援をしている部門に直接相談することも可能です。思ったよりの多くのサポートが用意されています。
発達障害者支援法が制定され、すべての発達障害の人々が支援をうける権利が守られています。
ご家族だけで子どもの問題を抱えこまず、ぜひ行政や学校、発達障害専門の支援機関、クリニックなどに相談して具体的な解決策を一緒に考えてもらってみてくださいね。
国立特別支援教育総合研究所のホームページ
全国の教育相談できる場をここから検索可能です。
全国相談機関情報より検索できます。
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