ことばの蓄積は、ねんねの時期から始まっています。お世話をしてくれる周りの人たちの声がけをちゃんと吸収しているんですよ。ですから赤ちゃんを育てているお母さん、お父さんたちには、「笑顔で、ことばのシャワーをたくさん浴びさせてあげてください」とお話しています。
ことばが自分の中にどんどん蓄積されていくと、あるころから発語としてあふれ出してきます。1歳を過ぎると、意味のある単語が次第に増えていくようになります。そして、2歳代には、随分とおしゃべり上手になるお子さんも多いでしょう。
発語はいつから?ことばの出方は、まさに十人十色!
67,602 View1歳を過ぎると段々気になってくるのが、ことばの出方。同じぐらいの月齢なのに、色々単語が出ている子もいるのに、我が子はさっぱり。いつごろおしゃべりは始まるのかな? こちらの言っていることは理解できているかな……?でも語彙が増えて来たり二語文、三語文とおしゃべりへと成長していく時期も、プロセスも、本当に十人十色なんですよ。
ことばの蓄積は、ねんね期から始まっている
ことばの出方、おしゃべりの成長には個人差が大きい
しかし、ことばの出方、おしゃべりの成長には、随分大きな個人差があります。時期が早い遅いだけではなく、プロセスも色々です。
1歳代から少しずつ単語が増えていって、次第に「ワンワン、いた」などの二語文、「パパ、かいしゃ、いった」などの三語文へと進んでいく子。2歳を過ぎて単語は随分出ていてもあまり明瞭ではない子。単語しか出ていなかったと思ったらある時を境に突然流暢におしゃべりするようになった子……。よく、1人目の子に比べて2人目以降はことばが出るのが早い、男の子より女の子の方が口達者、とも言われますが、そういうケースもあれば、一概にはそうとは言えない部分もあります。
3歳半になっておしゃべり上手になった子も。我が家の子どもたちも色々でした
我が家の末っ子第5子(2012年4月生まれ)は、1歳7ヵ月のころから意味のある単語がはっきりと出てくるようになりました。2歳1ヵ月ごろから段々、家族とのやり取りが会話らしくなっていきました。
上の4人の子たちは、総じて、一般的な育児書などの基準からみると、「はっきりと遅い~どちらかと言えば遅め」の範囲の中にいました。2人目以降だからことばの出が早いということもありませんでした。
第1子は、意味のある単語がはっきり出始めたのが2歳半。キッチンのシンクに落ちていたニンジンの皮の切れ端を指さして、ニッコリと「ニンニン」と言った時の感動は、今でも鮮やかによみがえってきます。その後もどんどん単語が増えるというわけではありませんでしたが、3歳になったとたんにことばがあふれ始め、あっという間に口達者に。
第2子と第3子は、2歳半ぐらいに会話がはっきりしてきました。
2歳代後半を過ぎてもなかなか単語が出てこなかった第4子の時は、さすがに心配になりました。こちらの言っていることは理解して行動しているのですが、単語をボツボツと発するだけで感情表現もうまくできず、保育園でおしゃべり上手な仲間たちを見て歯がゆそうにしていたこともあったようです。
上に兄弟がいる子の言葉が早いと、周りの人は「たくさん刺激があるからだね!」と言うものですが、遅い場合には「たくさん家族がいると、しゃべらなくても用が足りるから?」。何人目の子かということや家族の多い少ないは、ことばの出方に影響は与えても、早い遅いの決定打にはならないようですね。
さて、第4子、3歳半を迎えた月に突如、流暢にしゃべり始めました~。本当に、唐突でした。そしてさらに驚いたのは、まだ話せなかったころの思い出を語ること!「なつに○○に行ったときおにいちゃんが、かわにボールおとして、とりにいこうとして、あぶなかったよね」。スムーズにはおしゃべりできなくても、心の中で色々考えていたのですね。
気がかりがある場合には気軽に相談を
1歳半健診や3歳児健診では、ことばの発達の様子もチェックを受けます。健診は「見落としをしないこと、早めの対応に結びつけること」が重視され、親があまり心配していない場合でも、ことばの遅れを指摘されたり、専門機関の受診を勧められることもあります。しかし多くの場合は、1歳半健診時であまり言葉が出ていなくても、こちらの話すことを理解できている様子が見られれば、あまり心配ないことが多いそうです。
気がかりがある場合には、地域の保健センターや子育て支援センターの保育士さんなどに、気軽に相談してみましょう。ことばがなかなか出てこないことで親子のコミュニケーションがスムーズにいかず、親子双方がストレスを感じてしまっているようなときも、コミュニケーションをスムーズにしたり、子どものことばを引き出すような声がけの仕方をアドバイスしてもらえることもありますよ。
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