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公開 2016年03月07日  

「もうすぐ一年生なんだからがんばって」と言わないで

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3学期が終わるまで1か月をきりました。今までの幼稚園、保育園生活が終わろうとし、新しい学校生活が始まります。初めての小学校生活にドキドキ、ワクワク。私の場合は、高まる期待と同時に「うちの子…大丈夫かしら」という不安に思っていました。親子で気持ちが揺れる新学期、どんなふうに子どもに接してあげるとよいでしょうか。


もうすぐ入学!子どもへの期待でいっぱい

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新生活への思いは、期待と不安が混ざったような複雑な気持ち。
「楽しみ!」と前向きにとられられる子どもや、一人で登校することや勉強のことなどでなんとなく不安に感じている子どももいると思います。

かわいい我が子の門出ですが、新しい学年にあがるとその分子ども達に与えられる課題も増えていきます。
私は、そんなときに、何かにつけて息子に言っていたのが「もうすぐ一年生なんだから、がんばってね!」「もうすぐ一年生なんだから、それくらい自分でやりなさいね。」私としては励ますつもり声をかけていたのですが…。

子どもに気負いさせてしまっていた?!

息子は、年長の冬くらいから、まばたきがひんぱんに増え、体を動かすたびに「あ」と小さく声を出すようになりました。
またツバを道にはきかけて歩くようになりました。

しばらくは様子を見守っていましたが、まばたきや「あ」と声を出す回数が日に日に増えていき、ようやく気付いたのですが、チック症状が出ていたのです。

もしかしたら私の言葉が息子にプレッシャーをかけているかもしれないと思い、「もうすぐ一年生なんだからちゃんとしなさい…」と発破をかけるような声掛けをやめました。

ママが受け入れてあげると、子どもは安心する

突き放すよりも、”協力するから安心していいよ”という気持ちを体と言葉で伝えいくよう対応を変えてみました。

息子が「一人でできない!やらない!」とぐずったときは「もうすぐ一年生なんだから…」という言葉を飲み込んで、さっと手を貸して「大丈夫だよ、手伝うよ」と声をかけるようにしました。

1か月ほどにわたる私の対応は良かったのか、悪かったのか、息子のぐずりは一時的に大きくなりました。息子の一段と上回る甘えんぼぶりに困りましたが、「しょうがないねえ!」と言いながら手伝えるときは手伝い、困ったときは、最初は少し手伝ってから「ちょっと今、ママは疲れていてできないよ、自分でやってくれるとママは嬉しいな」と声がけをしてみました。

ほどなくして、一時的に増えたぐずりが嘘のようになくなり、落ち着くようになったのです。

突き放さず「そうかそうか」と共感する

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子どもがぐずったり、「やって!」と一人でできることを頼んできたとき、ママはできるだけやってあげると良いと思います。
また、できないときは少しだけ手伝ってあげて、後押ししてあげるのも大事だと感じます。

最初から「一人でやりなさい!」と一喝するのは子どもの不安をかきたてるので、「一人でできないんだね、そうかそうか」と共感することで、子ども達は安心するのだと思います。
特に小学校へ入学するというタイミングでは、子どもの心は緊張しているものです。子どもの心を解きほぐすには、「大丈夫だよ、手伝うよ」という風に、子どもに寄り添ってあげる声かけをしたいですね。

ママも子どもも気負いせずに、小学校入学の門出をむかえられると良いなと思います。

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