在胎37~41週で産まれた赤ちゃんの身長は45~50cmです。
生後0ヶ月の赤ちゃんの身長
生後0ヶ月の赤ちゃんの体重
在胎37~41週で産まれた赤ちゃんの体重は約3000g。2500~4500gくらいまで、多少のばらつきがありますが、赤ちゃんが元気であればあまり心配しなくて良いでしょう。
赤ちゃんの体重は、日に日に大きくなるという印象をお持ちかもしれませんが、産まれてすぐは生理的体重減少と言って、数日間体重が減ります。産まれてすぐから、オシッコやウンチの排泄は始まりますが、出した分だけ飲むほどの胃の許容量がないため、体重は減ってしまうのです。
産まれたときの体重の7%前後が減りますから、3000gで産まれたお子さんであれば、2800gになるということです。心配になるかもしれませんが、体重が減るからこそ、哺乳意欲が湧いて、そこからどんどん飲めるようになり、体重増加につながります。
体重が増え始めてからは、1日あたり20~30gくらいのペースで増えます。1ヶ月健診の頃には、産まれたときから600~1000gくらい大きくなっているでしょう。稀に、グンと大きくなりすぎていて、このペースで増え続けたらどうしようと心配になることもあるでしょう。動きが活発になると体重の増えは緩やかになりますので、母乳だけで大きく成長している分には気にせず欲しがるだけ飲ませてくださいね。
生後0ヶ月の赤ちゃんの動き
手足をバタバタしたり、ピクッと動いたり、どんな動きでもかわいらしいものです。あまりにピクピクしていると心配になることもありますが、原始反射といって、身体を守るための反射が強い時期です。特に、原始反射のひとつ、モロー反射は、手足をピクッと何かに抱きつくような動きをします。他にも様々な反射がありますが、1年くらいかけて次第に減っていきます。
また、足の動きは意外と強いと感じるでしょう。ひとりでは動けないと思っていても、足を動かすことで、動いていることがあります。ソファーなどに寝かせていると、動いた反動で落ちてしまうことがありますので、注意してください。
生後0ヶ月の赤ちゃんの哺乳
産まれてすぐの赤ちゃんは、初めての世界に驚きつつ、2時間ほど覚醒して過ごします。その時に初めてのおっぱいができるといいですね。その後1日くらいは眠ってしまうことが多いです。
本格的に欲しがるようになるのは、産まれて24時間経ってから。母乳育児の場合は、母乳の分泌が増えてくるまで、欲しがる時に欲しがるだけ飲ませていきます。そうすることで母乳が早く増えていきます。時には1時間以上飲んでいることもありますし、眠ったと思っても10分で起きてまた欲しがることもあります。
ミルクの場合には、消化するために胃に負担がかかりますので3時間毎の授乳になります。産まれて数日は1回に10~30ml程度しか飲めませんが、1週間経つ頃には1回に60mlくらい、1ヶ月健診の頃には1回に100mlくらい飲めるようになるでしょう。ミルク缶に目安が書いてありますが、体重によっても飲む量は違いますし、その子それぞれのペースがありますから、あくまで目安程度に考えてください。
生後0ヶ月の赤ちゃんの睡眠
1日の半分~2/3は眠って過ごします。おっぱいを飲んだら寝る、オムツを替えたら寝る、いつもスヤスヤ寝ている…というイメージが強いですが、中にはなかなか眠らない子もいます。
ですが、多くのお子さんが抱っこしていると眠ってくれるでしょう。ママとしては、布団に寝かせて眠ってほしいと思いますが、おなかの中でママに包まれて過ごしてきて、急に離されると不安なものです。ママも横になって過ごすのが良い時期ですので、抱いて寝て過ごしてみてくださいね。
生後0ヶ月の赤ちゃんのうんち
産まれて2~3日は胎便と言われる黒緑のねばっこい便を出します。胎便が出てしまい、母乳やミルクをしっかり飲めるようになると、黄色~茶色の便色に変化していきます。性状は緩く、下痢のように感じることもあるでしょう。水分の吸収もまだしっかりできないため、水分の多い便が出ます。1日に3~5回は出ますが、チョコチョコ10回くらい出す子もいます。
便の中に白いツブツブが混じることもあります。消化されなかった脂肪分が塊となって出てきているものですので、心配はありません。母子手帳に便の色のサンプルが付いていますので、色の変化の参考にしましょう。
生後0ヶ月の赤ちゃんの抱っこ
最初は身体がふにゃふにゃで抱きにくいと感じるかもしれません。はじめてのママとパパはおそるおそる抱っこするでしょう。狭い子宮の中で過ごしてきた赤ちゃんですから、子宮に包まれているようにまぁるくギュッとしてあげたほうが落ち着きます。おくるみでギュッとくるんで、さらに腕でギュッとまるく抱いてあげてください。泣いている子も落ち着きますよ。
注意することは、ひとつ。頚が座るまでは、頚がカクンと後ろに倒れてしまわないよう、支えてあげましょうね。
生後0ヶ月の赤ちゃんの肌の状態
新生児期に見られる肌の変化で気になるものは主に3つあります。
1つ目は、生理的に見られる新生児中毒疹。赤いプツプツが身体全体に見られることがあります。原因はよくわからないと言われており、生後2~3日で出現し、大きな問題もなく数日で軽快します。
2つ目は、黄疸による皮膚黄染。黄疸は血液の成分である赤血球が分解されたものです。血液は日々新しくなりますが、古くなった赤血球を排泄する機能が未熟なため、肌に現れてしまうのです。生後5日目までの黄疸は脳に影響する場合もありますので、黄疸の値が高い場合には光を浴びる治療を行います。その後も母乳性黄疸と言って、母乳育児をしている場合に黄疸が長引くことがあります。生後5日を過ぎれば、脳のバリア機能が働き始めますので、脳への影響はほとんどありません。
3つ目は、過剰な油分が原因で見られる脂ろう性湿疹。思春期ニキビのようなブツブツが出ることがあります。普段はお湯で洗うだけでも良いのですが、ニキビのような湿疹がある時には石鹸を使って洗ってあげましょう。
生後0ヶ月の赤ちゃんの育児のPoint
この時期は、ママも初心者。とにかく抱いて、オムツを替えて、おっぱいをあげて…それだけで1日が終わるでしょう。何回も何回も繰り返すうちに、ママも慣れてきます。また、赤ちゃんの泣き方の変化にも気付けるようになるでしょう。
1ヶ月健診を忘れずに受けてくださいね。
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