多くの女性が妊娠出産を経験して、はじめて「病院または産院」に入院(または、助産院での入院もありますが)を経験します。現在、日本の出産の多くは病院(または産院)で行われています。今まで、特別に大きな病気もしたことなく、出産を機にはじめて入院するとなると、不安な方も多いかと思います。入院中はどのように過ごすのか、それぞれの施設によって異なりますが、入院中のお母さんの過ごし方のコツやおすすめポイントをまとめてお伝えします。
はじめての入院生活、不安に・・・
産後の仕事の一つ「休むこと」
出産の方法は大きく分けて二つあります。
ひとつは経腟分娩といって、産道(腟)を通って赤ちゃんが生まれてくる方法。もうひとつは帝王切開です。更に細かく分けると、経腟分娩の中でも吸引分娩や鉗子分娩もあります。経腟分娩と帝王切開では、入院日数も変わってきます。施設によって変動しますが、帝王切開のほうが麻酔をかけてお腹を切開する「手術」をするため、入院日数は長めになります。
産後、最も大切なことの一つとしてお伝えしたいこと。それは
「休むこと」です。
え!っと思われるかもしれませんが、産後はなによりも休息が大切です。産後も気が休まらずに頑張ってしまいがちですが、「休むこと」を入院生活では意識しましょう。
どうやって休むの?
「休むこと」で最も大切なのは、横になること。ついつい産後で赤ちゃんのお世話につきっきりになったり、「来客」が多く、その対応に追われるなどしてしまいがちです。そういった場合には、無理に座って対応しなくても大丈夫。なるべく横になったままでいるようにしましょう。
夜間同室の場合、夜間も抱っこし続けて寝不足になってしまうことも。そのような日でも、「今日はパパが休みでせっかく赤ちゃんを見に来るから起きていなくては・・・・!」と張り切ってしまう人もいるかもしれませんが、事情を話して、横になり寝かせてもらうとよいでしょう。
面会の人にも、面会時間以外に来ないようにしてもらったり、長時間の面会は疲れてしまうことを伝えておくことも大切です。親しい友人には、退院後に帰宅してから、お惣菜やおむすびを持って来てもらい、洗濯物や掃除のヘルプもついでに、といった「産後ヘルプ見舞い」をお願いしてもいいかもしれませんね。
意外と忙しい入院生活
出産後、赤ちゃんのお世話のための授乳指導や、沐浴、他にもいろいろとイベントが多い病院もあります。食事も自分のペースで食べられるわけではなく、また、同室の場合は他の方とも交流したり、意外と入院中は忙しいものです。
ですから、意識をして休むことが何よりも大切です。たとえばテレビを観たくても、観る暇すらないかもしれません。産後にあまり目を使いすぎることもおすすめではありませんので、意識的にテレビをオフにするなどして、横になり身体を休めることを意識してみましょう。
また、ついつい赤ちゃんが寝ている時間に携帯で連絡をとりつつ、色々検索して・・・と、あっという間に目と頭と時間を使うこともあります。携帯などの使い方にも気を付けてみることをおすすめします。(個人的にはできるだけ使わないことをおすすめしますが、必要とご自身のライフスタイルにあわせて気をつけてみましょう)
出産後は、「がんばったな!自分♡」と、自分を褒めてあげる時間と思いながら過ごしてもらえたらと思います。
また、産後のリハビリとして、ベット上で行える体操なども各病院などでレクチャーがあると思いますので、そういった体操をすることもおすすめです。
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