赤ちゃんの成長にあわせた離乳食の進め方のタイトル画像
公開 2015年04月20日  

赤ちゃんの成長にあわせた離乳食の進め方

9,978 View

生後5~6ヶ月からが目安と言われている離乳食ですが、月齢ではなく、お子さんの成長に合わせて離乳食を始めましょう。そろそろ離乳食かな?と思っているママ、参考にしてくださいね!

出典:https://instagram.com/p/1GGOWYnpjU/

離乳食の準備はOK!?5つのチェック項目

まず、お子さんが離乳食を食べる準備が整っているか、チェックしてみてください。



□首がしっかり据わっている

□支えてあげれば座れる

□大人が食べているのをみて、欲しそうにしている

□口の周りをつついても口をパクパクさせない

□授乳のリズムができている



5つ全て当てはまれば、離乳食を始めましょう。生後5~6ヶ月を過ぎていても、当てはまらない項目があれば始めなくても大丈夫です。

反対に、4か月頃で全て当てはまっている子は、目安の5か月まで待ちましょう。体調が悪い場合は、しっかり治ってから始めます。体調と機嫌の良い日に始めるのが望ましいですね。

開始前の注意点

8年ほど前まで、離乳食を始める前に、母乳やミルク以外の味に慣れさせるために果汁や白湯などを飲ませましょうと指導されていました。理由は、昔の粉ミルクは質も良くなく、ビタミンやミネラルが不足していて、それを補う為に白湯や果汁が必要とされていました。



しかし、今の粉ミルクは成分も母乳に近く、補う必要がありません。2007年に「授乳・離乳の支援ガイド」に指導方針が変わり、生後3~4か月の保護者の記録の記載ページの「薄めた果汁やスープを飲ませていますか?」という項目がなくなる等、母子手帳の内容も変わっています。また、100%の果汁は、浸透圧の関係で下痢になることがあります。便秘の場合に有効ですので、白湯で2倍以上に薄めてから与えるといいでしょう。

さぁ!離乳食を始めましょう

初めての離乳食に食べさせてほしいのが「お粥」。

お米は日本人の体に適した食材と言われています。



離乳食1日目は「重湯」から始めます。

重湯とは、お粥の上澄みのこと。これを小さじ1(ベビースプーンで3~4口程度)が目安の量です。2日ほど重湯を食べさせて、発疹や便の状態に問題がなければ「10倍粥」を食べさせます。最初の1週間はお粥だけで充分です。



2週間目からは野菜のペーストを始めます。

かぼちゃ・じゃがいも・さつまいも・大根・人参など、ペーストにしやすい食材がオススメです。繊維が残らないように、しっかり裏ごししましょう。ポタージュぐらいのトロミが目安です。



3週間目から、「10倍粥+野菜ペースト」の組み合わせにしていきます。

タンパク質(魚・豆腐等)は、離乳食開始から1ヶ月を目安に食べさせるようにしましょう。

赤ちゃんの成長にあわせた離乳食の進め方の画像3

離乳食を食べさせる時間も大事!!

初めての食材だと、アレルギーが出る可能性があります。

すぐ反応が出た場合、かかりつけの病院に行けるように平日の午前中に離乳食を食べさせるようにしましょう。日曜日や祝日・平日でも午後から休診の日は、食べたことのある食材にしたほうが安心です。



また、アレルギー反応が遅れて数日後に出る場合もありますので、様子を見るようにしてください。



消化の良い時間は10時頃。10時を目安に、ほぼ毎日同じ時間に食べさせることで生活リズムが整います。離乳食を始めて1ヶ月ほど経ち、1回の食事で大さじ2~3口食べ、食べる意欲があれば2回食へ進みます。



*食べる量はあくまで目安です。離乳食の進め方には個人差があります。

赤ちゃんの成長にあわせた離乳食の進め方の画像4

はじめての離乳食。

不安になることも多いかもしれませんが、赤ちゃんのペースにあわせて、ゆっくり少しずつ始めてみましょう。

Share!