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公開 2016年05月06日  

生後3日で乳頭混乱!私が「母乳をやめた」日のこと

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帝王切開かつ高齢出産だった私、母乳は果たして出るのだろうか・・の不安は予想通り・・・どころか・・・まったく咥えてすらしないわが子。
ほかの赤ちゃんが母乳を吸っている姿を横目にひたすら泣かれて断念しミルクを上げる日々。徐々に喪失する母親としての自分。そんな私が母親になったと実感するようになったきっかけは・・・


目次 出産3日目、乳頭混乱を起こしたわが子
「乳頭混乱」の原因と対策
ついに限界!私が母乳をやめた理由
「母乳なの?」の言葉に落ち込む日々
母親一年目にしてようやく…

出産3日目、乳頭混乱を起こしたわが子

高齢出産かつ帝王切開だった私。

出産後2日は病院の方針により赤ちゃんにはミルクが与えられていました。
そんな私の心境といえば…

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しかし実際は…

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看護師さんの話によると、赤ちゃんを生んだからといって突然母乳がバンバン出るわけではなく、少しずつ咥えて吸ってもらうことで母乳が出るようになっていくそうです。

赤ちゃんも、最初は吸うのがへたくそだし、お母さんも同様、数を重ねていけばきっと吸ってくれるようになると言われ、その言葉で一度は安心したわけですが…

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そう、私の子は生後3日にしてミルクは飲むのに母乳を嫌がる・・・・・

乳頭混乱に陥ってしまったのです。

「乳頭混乱」の原因と対策

現在娘は一歳一ヶ月ですが、いま改めて思い返してみると乳頭混乱に陥った原因は2つ。

・低出生体重児(2,500g以下で生まれた赤ちゃんのこと)で、母乳を吸う力が弱かった
・生まれてすぐ哺乳瓶を使ったことで、その楽さを覚えてしまった

母乳の味も考えられますが、当時は病院食で栄養のバランスがよかったのであまり該当しないと考えています。

とにもかくにも乳頭混乱に陥ったわが子。
でも親になったからには母乳をあげたい!そんな思いに駆られてやれることはやろうと以下のことをやってみました。

・母乳マッサージを受ける
・哺乳瓶を色々変えてみる
・母乳がたくさん出るように水分をたくさんとり、おもちなど母乳が増えると噂されているものを食べる
 (おもちは、食べ過ぎるとつまって乳腺炎になりやすいので注意が必要です)
・暇があるたびに搾乳する

母乳の量を増やす一番はやはりわが子が吸ってくれることだったのでとくに一番最後は毎日やり続けました。

ついに限界!私が母乳をやめた理由

搾乳を続け、味を覚えてもらうために搾乳した母乳をあげる。
一日の大半が母乳とミルクで奪われていく日々。
それでも母乳を咥えては泣き叫ばれる。


なんで私の母乳は吸ってくれないんだろう。
母乳を増やせばいつかは・・・がんばればいつか・・・。


そんな浮き沈みの日々が2ヵ月続いたある日・・・ついに決定的な出来事が起きました。

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「母乳なの?」の言葉に落ち込む日々

搾乳は思った以上に大変で、最初は搾乳機を使っていたものの、助産師さんに母乳の量が減る可能性もあるからといわれ最終的に手絞りに変更、搾乳するとまわりは母乳まみれ、手は母乳でべとべと。しかもその間抱っこしてと泣く赤ちゃん…。

そのため、母乳を卒業し、搾乳がなくなった瞬間から、ずいぶんと気持ちが楽になりました。


しかし、赤ちゃんと移動することが多くなってきたころから
出会う人に必ず聞かれる質問がありました。

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母乳が一番であることをつらつら語る人もいれば、母乳で育ててきた自慢話も聞かされることもあり、母乳で育てられない私はいつも石になった気持ちで聞いていました。

さらに私の娘はまったく人見知りがなく
「抱っこさせて」といわれて渡してみても大丈夫。

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あれ?別に私がお母さんじゃなくてもいいんじゃないの…?
母乳じゃないから誰にでも預けられるから楽…

たしかにそうだけど…
そうだけど…

母親一年目にしてようやく…

相変わらず人見知りのない娘。
一日旦那さんに預けても泣かない娘。

…けれど変化は少しずつ

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一年間…何度も落ち込んだけれども「お母さん」をやっていたら、いつの間にか娘の本当の意味で求められる「お母さん」になれていたかもしれない。

乳頭混乱でつらい日々をお過ごしの方、母乳があげられなくて悩んでる方、
いつだってあなたはお子さんの「お母さん」です。

いつかきっと「お母さん」になったと感じる瞬間がきます。
その日まで無理せず毎日を穏やかに過ごしてくださいね。

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