息子が1歳8ヵ月の頃、私は初めて子どもの習い事の場に連れて行きました。
その習い事は、連続して受講するものではなく、好きな時に予約して、その都度毎回違うメンバーで行うもの。
40分間、絵本を読んでくれたり、手遊びやリトミックのようなことをしたり…と様々なことが経験できて楽しそうなので、何回か参加しているママ友と一緒に行くことにしたのです。
支援センターや児童館では、毎回楽しそうにオモチャで遊ぶ息子。しかしその習い事の時は部屋に入ることも嫌がり、帰りたいと靴を持ってきて終始泣きながら、ドアの前で待機する始末…。
他の子はとても楽しそうに参加しているのに、なんでうちの子は参加できないのか…。
そう思うと、私は悲しくて泣きそうになりました。
「うちの子も始めはそうだったよ」と友だちに言われましたが、私はしばらく怖くて習い事の場には行けませんでした。
3ヵ月後に、今ならもしかしたら楽しめるかも!と思って再度行ってみましたが、やはり息子は泣いて帰りたがり、そんな息子の姿に私も凹んで帰ることに。
私は、他の子の楽しそうな姿が羨ましくてたまりませんでした。翌月ももう1度参加しましたが、状況は変わりません。
どうやら息子は、支援センターのような各々が自由に遊ぶ集団の場は大丈夫だけれど、「みんなで一緒に何かをしましょう!」という集団の空気感が苦手なようでした。
【体験談】集団嫌いな息子が泣かなくなった!「子どもって変われるんだ」と感動した話
40,006 View我が子の人見知りや場所見知りに悩むママは多いかと思います。うちの息子も1歳の頃から集団が苦手で、習い事では必ず泣いていました。しかし、そんな息子がある日突然変わったのです!今回は、私が「子どもって変われるんだな」と感動した時の体験談です。
初めての習い事で、息子の「集団苦手」が発覚!
泣きじゃくる息子の姿に、心が折れた私
それからまた3ヵ月ほど経った頃、6回コースで通える別の習い事に通うことにしました。
その習い事も、手遊びや運動、お話を聞くなど、やることは以前の習い事と似ていました。
違ったのは毎回同じメンバー10人ほどで行うことと、時間が1時間半と長いこと、2週間に1回通うということ。
もう大丈夫かなと心のどこかで期待して、参加を決めたのですが、やはり息子は泣いてしまいました。
結局ほとんど何にも参加せず、ただただ遠くから皆の様子を見るだけ。
「うちが1番参加できていない…」と思って私は本当に心が折れてしまい、その後の数日間は「育児が辛い」とか「なんでうちの子はこうなんだろう?」という考えが頭のなかにずっとありました。
息子にはバレないように、布団の中やトイレの中でもたくさん泣いていました。
ある日突然息子に変化が!
完全に心が折れていた私は、もう習い事に行かせたくない!休んでしまいたい!と本気で考えました。が、一応6回コースなので頑張って行くことに。
すると、この日の息子は今までと違ったんです。
習い事が始まっても泣かずに、なんと手遊びや運動にも参加を!
正直、息子のそんな姿を初めて見たので、私は驚きました。先生たちも、息子の変貌ぶりに驚いています。
「あ〜、子どもってこんなにも変わることができるんだ!!慣れるものなんだ!」そう思って感動した瞬間でした。
そして、息子はその後も回数を重ねるごとに、真顔だったのが笑顔を見せるようになり、徐々に楽しんでくれるようになったのです。
この出来事を機に、以前泣いてしまって断念した1回完結の習い事に連続して行ってみたり、他の習い事の体験なども色々と行きましたが、息子が泣くことはなくなりました。
抱っこを求めてきたり自由に走りまわってしまう、などはあるものの泣かずに参加できているだけで万々歳!!
私自身も気持ちがラクになり、楽しく参加できるようになりました。
子どもは変われる!我が子の可能性を信じて
以前は、息子に泣かれると私の心が折れてしまい、またしばらく行かなくなって…を繰り返していました。それでも、頑張って連続して通って本当によかったです。あの時、諦めなくてよかった!と心から思っています。
何がキッカケで息子が変化したのか未だによく分からないのですが、きっと同じメンバーで習い事をしたことや、短いスパンで通ったことが、息子の「慣れ」に繋がったのだろうと思います。
また、習い事に行く前に「今日はまた◯◯に行くよ〜!お友達と踊ったりお話聞いたりしようね〜!」と事前説明を何回もするようにしていたので、それが息子にとっては心の準備になり、よかったのかもしれませんね。
子どもって、ある日急に変わることもあるんですね。
人見知りや場所見知りをしたり、集団の中で遊ぶ雰囲気が苦手なお子さんや、皆の中にいると泣いてばかりのお子さんをお持ちのママは、きっとそういう場に尻込みをしたり悩むことも多いと思います。
でも、我が子の可能性を信じてもう少し待ってみたら、もしかしたらお子さんが変わっていくかもしれません。
私も、「うちの子はこういうの苦手だから…」などと最初から決めつけてはいけないなと考えさせられた経験でした。
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