よく見ると耳にかすり傷がありました。
年長さんとぶつかった当初、娘は「足が痛い」としか言わなかったらしいので先生は気付かなかったようです。
「頭を打ってるのかも?」と思いましたが、しばらくして泣き止んだので「大丈夫かな?」と思っていました。
その日はどうしてもお買い物に行かないといけなかったので、泣き止んだ娘と息子を連れて車に乗りました。
年長さんとぶつかって2時間後位でした。娘が急に大泣きし出したと思ったら、嘔吐しました。
この時「やっぱり頭を打ってたんだ!」と確信しました。
しかし、元看護師と言えど我が子の事となると焦ってしまい…。
「頭部打撲の時は画像診断の為にCTが設置されている病院に行くべき」と分かっていたのに、近くの小さな小児科に行ってしまいました。
その小児科の先生に「幼稚園で頭を打ったかも」と説明するも、娘は「感染性胃腸炎疑い」と診断され、帰宅することになりました。
帰宅してからも娘は嘔吐を2回繰り返し、心配な夜を過ごしました。
娘は受診する必要がないくらい元気になっていましたが、念のため頭部CTを撮ってもらい、異常がないことを先生に確認してもらいました。
元気な娘の姿と、異常のないCTを見て、やっと安心出来ました。
病院を受診した後幼稚園へ向かい、娘に起こった昨日からの出来事を伝えました。
「ぶつかったのは一瞬の出来事だったので見逃してしまい、そして足が痛いと言って泣いていたので頭を打っているとは思わず…。申し訳ありませんでした。」と謝罪を受けました。
私自身も保育園に勤めていたことがあり、予測不可能な動きをする園児達を見る大変さは知っていたので、特に責めることはありませんでした。
幼稚園に入園したと言えど、まだまだ早生まれの3歳児だった娘。
「何があったのか?」「どこをケガしたのか?」など訊いても、上手に話すことが出来ませんでした。
しかし年月が経ち、段々会話が上手になってきて、「訊いても分からない」ということはほぼなくなりました。
年長になった今では必要以上によく話、幼稚園での出来事を詳しく教えてくれるようになりました。
子どもの頭部打撲では、激しく泣いて泣き疲れて寝てしまうということがよくあります。
子どもの嘔吐中枢は敏感なので、泣きながら嘔吐することもよくあります。
特に注意してほしいのは、意識状態の変化です。
①ボーッとしており、すぐに眠ってしまう。
②受け答えがおかしくて、内容が混乱している。
③手足の動きがおかしい。しびれがある。立てない。座れない。
④物が二重に見える。目が見えにくい。
⑤けいれんがおこる。
すぐに泣き止んで機嫌が良い時はほとんどの場合心配はいりませんが、「いつもと違う」と感じたり、どうしても心配ならば病院で診てもらった方が安心ですね。