きっかけは、Twitter上で斗比主閲子(@topisyu)さんがこんな投稿をしたところから始まりました。
さいたま市の「祖父母手帳」が、イケてると話題に
さいたま市が孫を持つ祖父母向けに作った『さいたま市祖父母手帳』を読んでますけど、これ、いいですね。特に今、昔の子育て方法の比較のページがいい。https://t.co/ANrcBRBNJR pic.twitter.com/WvqopyCvES
— 斗比主閲子 (@topisyu) April 21, 2016
本当ですね。確かにわかりやすくていい。
抱っこや授乳に対する考え方や、虫歯はうつるという今の常識など、すれ違うとお互いにストレスになりやすいポイントがまとまっています。
他のページも含めて全部見てみたくなったので、さいたま市のHPに行ってみるとなんとPDFで無料公開されていました。
実親や義父母と子育て観をすり合わせるのは、お互いに大変
この比較ページもすごくいいのですが、
それ以外のページもとても丁寧に書かれています。
特に良いと思ったページは次の2つ。
・いっしょに考えよう”上手な付き合い方”
祖父母世代と子育て世代、両方の視点から「嬉しかったこと」と「配慮がほしかったこと」がまとめられています。
・孫といっしょに遊ぼう
自分が知っている遊びで孫と関われるように、いくつか例が載っています。これをきっかけに孫とのコミュニケーションが取りやすくなる祖父母世代は多そうでうす。
先ほどの斗比主閲子(@topisyu)さんも、こんな説明を。
当たり前のことほど考え方を切り替えるのは大変で。特に、育児は辛いところがあるから脳が成功体験に切り替えちゃったりしてるし。
— 斗比主閲子 (@topisyu) April 21, 2016
さいたま市の祖父母手帳は、この育児方法の比較の前に、祖父母はどう扱われると嬉しいかみたいなことに触れていて、祖父母が受け入れやすい構成になってる。いい。
全国に広がりを見せる「祖父母世代向け」の冊子たち
同様の冊子は、いくつかの自治体ですでに配布されているようです。
例えば、岐阜県では「孫育てガイドブック 〜孫でマゴマゴしたときに読む本〜」という名前で制作されているようです。
副題は、ダジャレなのかな・・・(笑)。
続いて、横浜市の「地域と家族の孫まご応援ブック」
また「まごまご」・・・。(こっちはダジャレじゃないかもしれません)
こちらは、自分の孫だけでなく、地域の子育て世代への関わり方にも重点を置いている印象です。
しっかり話し合うキッカケに活用してみよう!
子育てをしていく中で、祖父母世代のサポートを、気持ち良く受けられるかどうかはとても重要な要素です。
せっかくアドバイスをしてもらったり、子どもの面倒を見てもらっても、考え方のすれ違いが続くとお互いにどんどん関わりにくくなってしまうもの。
ご紹介した祖父母世代向けの冊子は、一方的に「子育て世代のことをわかってね!」というだけでなく「お互いの考えていることや、こうして欲しいという意思を確認しよう」という方向に向けて対話するキッカケにぜひ活用したいものです。
これを機に、子育てや普段の生活について話し合ってみてはいかがでしょうか。
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