長男が初めて入院したのはまだたったの生後3ヶ月の頃!
幼稚園に通い始め、集団生活をしていた娘から息子へ感染が拡がったようでした。
「赤ちゃんは生後半年くらいまで母親から貰った免疫に守られている」と聞くけれど、病気にかかる時はかかるんだなぁと実感しました。
子どもの入院した時の経験談と小児科で看護師として勤務していた経験から「子どもの入院あるある」をまとめてご紹介します。
子どもの入院は付き添いが必須なので、子どもから離れることが出来ません。
多くの場合、入院になる前に採血と点滴が行われ、採血した血液データの結果により入院が必要かどうか判断されます。
入院不要となった場合は点滴を外して帰宅することになりますが、入院となった場合は点滴をそのまま持続させるので、子どもが引っ張ったり抜かれたりしないように見守らないといけません。
もちろんその他にもやらなければいけないことがたくさんあります。
受診した時に、大人の付き添いが2人以上いればよいのですが、付き添いが1人だと入院に必要な着替えや日用品を準備しに帰宅することすら出来ません。
頼れる人がいれば電話で付き添い交代をお願いするか、入院準備を代わりにお願い出来ると良いですね。
ちなみに我が家の場合は「入院になりそう」と思ったら、入院の準備をしてから病院を受診するようにしています。
子どもの食事は病院食が出るから良いものの、入院先の病院には付き添い食がなかったので食事は自分で調達しないといけませんでした。
しかし、子どもの入院の場合は常に誰かが付き添っていないといけないので、なかなか病室を出ることが出来ず…。
特にうちの子どもの場合は安静度が「病室内」で、退院するまで病室から出られない状態だったので、売店にすら行けませんでした。
そのため、私は仕事帰りの主人に数回分の食料を持ってきてもらい、食いつないでいました。
病院によっては、病棟保育士さんに付き添いを代わってもらうことも出来るので、看護師などスタッフさんに相談すると良いと思います。
最近は、お箸・スプーン・フォークなどは自身で用意しないといけない病院が多いです。
入院する際パンフレット等に「入院時に必要なもの」が書いてあると思いますが、見落としがちなのでご注意下さい。
入院するタイミングによっては準備できない方もいると思うので、その場合は病棟のスタッフに相談すれば対応してくれると思います。
お子さんの場合、酸素マスクや経鼻カニューレをすると、邪魔で気になって外してしまいます。
そのため、小児の酸素吸入は、太いジャバラを医療用テープで固定して酸素吸入したり、酸素テントを使用する場合があります。
成人が使う酸素マスク等を見たことある方は「え?これでいいの?」と驚かれる方も多いのではないでしょうか。
入院中にはパルスオキシメーターという血中酸素飽和度が分かる機械と点滴、酸素吸入などのチューブ類で繋がれることが多く、大抵のお子さんはそれを外そうとしたりお構いなしに動こうとするので、外れないように見守るのはとても大変です。
お母さんがどんなに注意していても、管が絡まってしまうのはよくあることです。
小児の点滴は、ほとんどの場合輸液ポンプを使用します。
輸液ポンプとは、決まった時間に決まった量の点滴を滴下する機械です。
点滴の管の中に気泡が出来たり、点滴が空になったり、管が詰まったり曲がったりして点滴がちゃんと流れなくなった場合、アラームで知らせてくれます。
付添い人がどんなに気を付けていても子どもはお構いなしに動くので、管を踏んだり引っ張ったり曲げてしまったりして、頻回に閉塞アラームが鳴りやすいです。
突然なるので、びっくりしてしまう方も多いと思います。
点滴が漏れていたり詰まっているといけないので、遠慮なくスタッフを呼びましょう。
入院してからずっと入れていた点滴。
テープや包帯でガチガチに固定していて、何日も体拭きだけだったり手汗で蒸れたためか、点滴を外すとものすごい臭いがします。
固定テープの跡はベンジンを使ったり時間が経たないと取れませんが、においは石けんで洗えばすぐになくなるのでご安心ください。
いかがでしたでしょうか。
「同じだー!」「わかるわかる!」と共感出来ることもあれば、小児科によって色々違ったりもするので「そんなことなかったけど?」という事柄もあったかもしれません。
しかし、いつするか分からない子どもの入院に備えて「小児科入院ってこんなことあるかもしれないんだなぁ」と参考にして頂けたら幸いです。