家事シェアのプロが教える!パパも自発的に家事ができるようになるポイント
6,615 View「夫が家事を言われなくてもやってくれるようにならない」
「夫はどうして、私が家事している間なにもしないの?いちいち言うのも疲れちゃった」
よくある妻の嘆き。
出てくる言葉は同じでも、その原因となる理由は家によってそれぞれ。
今回はどうやったらお互いが自発的に家事育児に取り組めるようになるのか、「家事のルーチン化」という切り口からお伝えします。
家事育児、「ルーチン化」できてる?
「家事育児は流動的で、やるタイミングもやり方も臨機応変に変えていかなくちゃいけない」
「その場の状況を把握して動けるようにならないと、自発的に家事育児なんてできるようにならない」
そんな風に思ってはいないでしょうか?
家事シェアにおいては、残念ながらそう思っているともったいないんです。
家事をシェアすると言うのは、夫婦(家族)でチームプレイをして家事育児をまわして行くこと。
大切なのは
①夫婦の関係性としてのパートナーシップ
②チームプレイをするための仕組み化
の2つです。
家事の仕組み化=ルーチン化!
家事を仕組み化するとは、日々のフローをできるだけルーチン化させることです。
どのタイミングで何をするのか。
それが決まっているだけで次のアクションを読み取りやすくなるのです。
例えばわが家での日々の家事は・・・
①18時に保育園のお迎え。
②18時半ごろに娘の食事開始
③19時過ぎには大人、娘ともに食事終了
④ごはんを作っていない方が洗い物。
⑤ごはんを作った方は娘の相手をしながらテーブル片付け&お風呂準備。
⑥19時半ごろにお風呂。
⑦20時ごろ娘お風呂あがり。
⑧20時半ごろ娘をお風呂に入れた方が寝かしつけ。
18時〜21時の子育て世帯にとって一番忙しい時間帯は、こういった感じでほぼ決まっています。
もちろん、どちらかの仕事が遅くなってこの時間帯にいない日だってあります。
そんな日でも、このルーチンはほぼ崩れません。
ただ、それをひとりでやるだけです。
そうすると、相手がこの時間にだいたい何をやっているのかがわかります。
例えば「19時半過ぎには何とか家に着きそうだぞ」と思えば「娘のお風呂あがりの受け取りはやるよ」と連絡することができるのです。
細かいところもやり方が決まってる方が楽!
「そのくらいの予定感はわが家だってルーチン化できてる!」という人も多いでしょう。
その場合の次のステップは「やり方もルーチン化」させることです。
例えば、またわが家が例で恐縮ですが、テーブルの片付けのやり方も決まっています。
①テーブルの上の食べこぼし(娘の食べこぼしが半端ない!)を取る
②床・椅子の上の食べこぼしも取る
③アルコールスプレーでテーブル、床、椅子を拭きあげる
それと同時に、
④保育園から持って帰ってきた袋から使用済みエプロンを出して、洗い物してる人に渡す(洗ってもらう)
お風呂は、
⑤娘をお風呂に入れる人が先に身体を洗い、終わったら娘を連れて行く
⑥娘がお風呂に入っている間、翌日の保育園の準備と、娘の着替えの準備
などなど。
娘がお風呂からあがったらやることなんかもいくつか決まっています。
もうこれは完全に決まっているので、何も考えなくても、進めることができるのです。
守るべき優先順位も決めておくと楽!
「そんなの当たり前!うちだってそのくらいのルーチン化はできてる!」って?
では、不測の事態が起こった時の優先順位は決まっているでしょうか?
わが家の場合の最優先優事項は「時間」です。
帰りが遅くなってしまって、ご飯をつくる時間がない時は、迷わずお弁当を買うことにします。
食器を洗うことまで手がまわらない時は、洗わずにそのまま置いておきます。
実は、この迷わないってことが大事なんです。
ルーチン化させることで、考えたり察したりする必要がなくなります。
何かが起こった時に、夫婦で何を最優先とするかまで決まっていれば不測の事態にだって対応しやすいのです。
このルーチン、ちゃんと夫婦でシェアできてる?
普段、家事育児を担っている人は、自分なりの日々のスケジュールがこのように決まっていると思います。
問題は、それを夫婦でちゃんと理解し合っているか。
「なんとなく」ではダメなんです。
はっきりと書き出してみても、お互いに違いがないくらいに把握しあっていることが大切です。
それができていれば、
「夫が家事を言われなくてもやってくれるようにならない」
「夫はどうして、わたしが家事している間なにもしないんだろう。いちいち言うのも疲れちゃった」
なんて悩みはなくなるでしょう。
無事にルーチン化できた家事。
でも、そのルーチンの中に夫がいる時間がまったくない。というケースもあります。
上記スケジュールで言えば、「夫の帰りは22時以降で、すっかり子どもも寝ちゃってます」ってパターン。
それでもルーチン化は可能ですが、パパさんに知っておいてもらいたいママが求めている家事育児があるのです。
それをパパが知った上でルーチン化すると、普段家事に携われないパパもやるべき家事のポイントがつかめると思います。
それは、また次回。
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