本日は、「世界おねしょデー」であることを、
ご存知でしたでしょうか?
生まれて2歳ごろまでの子どもは毎晩おねしょをしますが、
その頻度は年齢とともに減っていくのが一般的です。
「おねしょ」について、みなさんはどう感じていますか?
実は、3人に2人のママは「子どもがおねしょに悩んでいる」と感じてない、
という結果が出ています。
「おねしょは治したいけど、あまり通院はしたくない」
と約50%ものママが感じているそう。
実際に、ママにインタビューをした動画では、
「おねしょについては、全然気にしてないので…」
「まだ小さいので、そういうこともあるかなって。」
「本人も、特に気にしてないのかなって思うんですけど…」
どのママも比較的、笑顔で話します。
あまり気にしていない、がほとんどの意見でした。
では、子どもたちはどうなのでしょうか?
「なんで僕だけしちゃうんだろう?」
「恥ずかしいし、弟ももうしていないのに、お兄ちゃんとして情けない」
「早く辞めたいなあって…」
「おねしょをしちゃうかもしれないから、合宿(泊まり)には、いけない」
みんな、深刻な悲しそうな顔をしています…。
5~6歳を過ぎてのおねしょは、病気の疑いもある「夜尿症」
「おねしょ」と「夜尿症」の違いは年齢がポイント。
乳幼児期の夜尿を「おねしょ」といいますが、
5~6歳(小学校入学前後)以降は一般的に「夜尿症」と呼びます。
時々おねしょをしてしまう程度のお子さまの比率は。5歳で約15%、
小学校低学年で約10%と減少しますが、小学校高学年でも約5%にみられます。
また「おねしょ(夜尿症))」が子どもに与える精神的ダメージが
非常に大きいことも研究から分かっているそう。
それは、なんと「いじめ」よりも強く、トラウマになりやすいんです。
そうなる前に、お子さんへのおねしょケア、
しっかり対応していきたいものです。
6歳くらいまでの「おねしょ」なら、気にせずに!
一回なくなったおねしょが、また始まる…という場合は、
環境の変化が一因としてはあるようです。
ただし、6歳ころまでのおねしょは、気にすることはありません。
6歳以降のおねしょが気になったら…
夜尿症かどうか心配な場合は、まずは小児科を受診してみましょう。治療は生活指導が中心になりますが、医師の指導のもとに夜尿アラームという装置を使ったり、抗うつ薬や抗利尿ホルモン、抗コリン薬といった薬物治療をする場合もあります。
やはり、お子さんのことを考えると、
一回診療に行った方が良いでしょう。
チェックリストとしては下記、一つでも当てはまる場合は、
夜尿症を疑った方がいいです。
□昼間も失禁することがある
□熱中する時に、もらしてしまうことがある
□落ち着きがない
□寝る前にいつもトイレに行くのを忘れてしまう
※池田 裕一氏(昭和大学藤が丘病院 小児科 准教授 医学博士)による
また「おねしょ卒業!プロジェクト」では、
全国の「夜尿症の診療を行っている医療施設」を検索することができます。
夏に多くある宿泊行事に向けて、気になる方は今から
対応するのが良いかもしれません!
「子どもの自信」のため、ぜひ一度、見直してみてくださいね。
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