子どもが野菜を食べない理由は色々あると思いますが、そのうちの多くは「一度食べて嫌な記憶があるから」というもの。
「うちの子は緑の野菜を一切食べてくれません。」という話をよく聞きますが、その場合「緑色の野菜を食べた時、何らかの嫌な思いをしてしまった」記憶を引きずっていると考えられます。または、緑色から草や虫を連想してしまい、食べ物だというイメージを持っていない場合もあるでしょう。
そのほかにも、大人が一緒に食事をしていなかったり、子どもの気分的なものだったり、とにかく理由は一つに絞ることができません。気分や体調は日々刻々と変化するもの。子どもはそれを伝えられる言語能力を持ち合わせていないので、明確な答えを出すのはとても難しいのです。
楽しみながら克服!子どもに苦手な野菜を食べさせる方法
11,593 View子どもの食事と野菜の好き嫌いは、きってもきれない悩みの一つですよね。野菜が苦手な子どもでも、食べられるようになるコツをお伝えします。
子どもはなぜ、その野菜を食べないのでしょうか?
では、どうしたら野菜を食べるようになるのでしょう?
子どもの好き嫌いに「こうすれば絶対に食べる!」という、誰にでも効果的な解決策はなかなかありません。上記のように、食べない理由が様々だからです。では、どうしたら良いのでしょうか?
一番大切なことは、子どもの気持ちを大事にしながらも苦手な食べ物はちゃんと出して、食事に上手に付き合ってあげること。一度食べなかったからと言って食卓に上らなくなるのは逆効果で、余計に食べる機会を逃してしまいます。
また、とにかく刻んで混ぜ込むことで誤魔化して食べさせることもあまりおすすめできません。毎食のように野菜をみじん切りするのはママも大変ですよね?大変なことは続きません。同じ理由で可愛いキャラクター型にするのもオススメしません。ピーマン嫌いの子どもでも、本人が「これはピーマンだ」としっかり認識して食べられるようになることが大切です。
野菜を食べさせるコツ
では、私が実際に教室で子どもたちに実践している野菜の克服方法をご紹介します。
1.皮を取る
かぼちゃやさつまいも、じゃがいもなどの根菜類は、皮が固くて噛みにくいので食感を嫌がって食べないことがあります。ナスやトマトなども皮をむいてあげたら食べられたことがありました。
2.切り方を変える
野菜の繊維の方向と平行に切っているか、垂直に切って繊維を断ち切っているかで、食感や味が変わる野菜もあるので、切り方を変えてみるのも一つの方法です。玉ねぎ、キャベツ、ピーマンなどは切り方で味が変わる代表的な野菜です。また、ポタージュにするなどペースト状にしてしまうのも一つの方法です。
3.味つけを変える
しょうゆ味の煮物を食べなかったら、トマト煮やクリーム煮にしてみる、カレー風味にしてみるなど味つけを変えてみるのも効果的です。特に葉もの野菜は、クリーム煮にするととろみがついて食べやすいと思います。
4.調理方法を変える
色々と試しても食べてくれない場合は、生で食べられる野菜は思いきってそのまま出してみましょう。にんじんを煮ても茹でても食べなかった子が、生のままスティック状にカットしてみそマヨをつけたら食べられたことがありました。くたくたのとろっとした食感が嫌いでシャキシャキした歯応えが好きな子どももいますし、その逆もあります。生の野菜は甘くて美味しい、という経験を是非たくさんさせて欲しいと思います。それでもダメならグリルで焼く、蒸し器で蒸す、素揚げする、など方法は色々あります。
5.一緒にお料理する
苦手な野菜も自分でお料理すれば食べられることもあります。一生懸命作ったのですから、「ママが作ったのとどっちが美味しいか、食べてみて?」など、まずは一口だけで良いから食べてみることを促す声かけも忘れないでくださいね。
6.野菜を育ててみる
プランターや植木鉢を使って、自宅で野菜を育ててみるのも効果的です。4.にも共通することですが、野菜嫌いの原因の一つとして、食材に対する興味がない、食への興味が薄い場合があります。
スーパーや八百屋さんでどのように売られているか、家庭菜園で野菜がどのように実っているかを見せてあげることにより、野菜への興味関心を引き出してみましょう。また、野菜が実るまでに長い時間がかかることや、水やりなどの手間がかかっていることを真剣に話して聞かせることも時には必要です。
7.環境を変える
たまにはベランダや公園などの屋外で食べてみたり、仲の良いお友達や、少し大きいお兄ちゃんお姉ちゃんのいるお友達と一緒に食事をしてみてください。お友達や周りに影響されて急に食べられるようになることもあります。食事の時間を楽しくすることも大切です。
いかがでしょうか?すぐに実践出来るものがいくつもあったと思います。是非お試しくださいね。
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