子どものことを「かわいい」と口に出して言ってはいけないと思っていた私。
やっと「かわいい」って言ってみようと思ったものの・・・。
前回までの記事はこちらからどうぞ。
頭でも心でも「かわいい」って思っているのに、口に出そうとすると、タピオカ入りのドリンクのつぶつぶがストローに詰まったみたいになかなか言えず…。
素直にするんと「かわいい」って言えませんでした。
それでも、なんとかひねり出した、「かわいい」の言葉。
なんだか引きつった笑顔で言ってしまったような気がしますが、やっと言えました。
自分の耳にも入ってくる言葉に、私の心は色々な感情が込み上げてきました。
かわいいと言ってみて、私の心は、くすぐったかったし、照れ臭かったし、ふわりと浮いたような気もしました。
また、これは特殊なのかもしれませんが、私の中の子どもの部分が、ちょっと喜んだ気もしました。
もっと嬉しくて楽しくて、幸せな気持ちになるのかな?と思っていたのですが、実際は照れくささがほとんどでした。
「かわいい」と私に言われた息子は、照れくさいようなそぶりもありましたが、いつも以上によい笑顔を見せてくれました。
その姿を見て、言ってみてよかったなーと思いました。
そして、もっと早くにかわいいって言ってあげればよかったと思いました。
さすがに外で言う勇気はまだないけれど、家の中では、(まだちょっと照れくささがありますが)かわいいかわいい言っています。
育児の大変さも心なしか和らいだ気がします。
「かわいい」って言うことはダメなんだ。
そうやって自分の事をがんじがらめにしていた私ですが、かわいいと言ってからは、ほんの少しだけ、その考えから解放されました。
今でも、ちょっとだけタピオカが詰まったような感覚はあります。
外でもどこでもかわいいかわいいとは言えません。
けれど、思ったまま口にしなかった時よりは、今の方が、気持ちがちょっと楽になりました。
使い方は違うけど「案ずるより産むが易し」頭であれこれ考えるより、言ってみたほうが良いのかもしれないな。
そう思った出来事でした。
今回も最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。