前触れのない夏の突然の高熱！その正体は〇〇だった！

待合室にいる看護師さんに体温計を借りて、息子の体温を測ってみると…39.0度！

駐車場から病院の待合室に到着するまでわずか５分。
鼻水やくしゃみといった前触れのような症状は一切なかったのに、元気だった息子の様子がそんな短時間で急変して驚きました。

看護師さんが気を利かせて小児科受診の予約を入れてくれて、息子はその病院の小児科をすぐ受診することが出来ました。

小児科の先生はアデノウイルスを疑ったようですが、検査は陰性。
結局その日は何が原因なのか分からず仕舞いでした。

いつものように元気な娘。

食欲もあり絶好調に見えましたが…

スーパーに着いて数分経った頃、娘が「なんか辛い」と言い出しました。

そして…

そして「わぁぁぁぁん！」と泣き出したと思ったら、それと同時に嘔吐しました。

額を触るともの凄く熱くなっていました。

今までウィルス性の感染症の時、うちの子どもたちの場合はくしゃみや鼻水といった症状が見られていたので、発熱した時は「やっぱり熱出たかぁ～」と思うことが多々ありました。

しかし、この時は全く予想しておらず、本当に驚きました。
（娘の時はその前に息子が発熱してたので、娘にも感染するかも…と多少は思っていましたが…。）

早々にお買い物を済ませ、すぐに帰宅しました。
その時は日曜日の夕方で、一晩自宅で安静にして小児科を受診しようと考えました。

帰宅してからも娘は２回嘔吐し、晩御飯も食べれませんでした。
こまめに声掛けして、水分を少しでも摂るように勧めましたが、「いらない！」と断られることが多かったです。

翌日小児科を受診して、娘がどうして何も口にしたくなかったのかが分かりました。

それは…。

月曜日、息子と同じ時間に娘も小児科受診の予約を入れてもらい、受診しました。

37度台に熱が下がった息子の喉を診て、先生は「ヘルパンギーナだね」と！
息子の喉の奥に、ヘルパンギーナの症状である水泡やそれが破れた痕（口内炎）が多数出来ていたそうです。

娘の喉にはハッキリと水泡などは診られなかったようですが、「弟がヘルパンギーナならおそらく同じだろう」との診断でした。
娘は喉が痛くて何も口にしたくなかったのだと分かりました。

①突然の39度以上の高熱が2〜4日続く。
②口の中に水泡が出来て、破れて喉が痛む。

①水分をこまめに摂らせる。
高熱により脱水になりやすい状態の為、5〜10分おきにスプーンひとさじ分の水を口に運んであげて下さい。
幼小児では、うちの娘の様に喉が痛くて勧めても飲まない場合があるので、その時は早めに病院を受診して下さい。

②喉越しの良いものを与える。
喉が非常に痛く、唾を飲み込むのも困難な場合があります。
少しでも食べられるように、子どもが好きなプリンやゼリーなど喉越しのよいものを与えて下さい。

月曜日に子ども2人受診した際、息子は微熱になり活気も出てきていたのですが…。
娘の方がぐったりしていたので採血と点滴をしました。
採血の結果、娘は脱水になっており、入院することになってしまいました。
まさか一晩でそれ程脱水になってしまうとは私も予想していませんでした。

息子は微熱になったものの、まだうつしてしまう可能性もある為、誰にも預けるわけにもいかず、娘と息子と私の3人で病室で寝泊りすることにしました。
（結果、息子は入院した日の夜に再び40度の高熱が出たので、一緒にいて良かったと思いました。大変だったけど。）

娘は入院してから1度も高熱になることはなく、すぐに元気になり、入院3日間という短期間で退院出来ました。
娘も息子も発熱してからおおよそ4〜5日で回復しました。

ヘルパンギーナの感染経路は接触感染・飛沫感染です。
そして熱が下がっても2〜4週間は便からウィルスが出続けます。

楽しく夏を過ごす為、うがいと手洗いを心がけて、元気に過ごせると良いですね！
皆さんもお気をつけて！