我が家のパパは、ちょっと毛深め。
そんなパパの剛毛が、子どものしつけに役立つ時がくるなんて、思いもしませんでした…。
イヤイヤ真っ盛りの娘、なーたんは、とにかく何でも「やだも~ん」と言って、言うことを聞いてくれません。
トイレに行くのも、イヤ。
歯ブラシするのも、イヤ。
そして一番困ったのは、お風呂に入るのがイヤ。
困った私はなんとかお風呂に入ってもらおうといろいろ試行錯誤するのですが、嫌がる2歳児をお風呂に入れるのはとてつもなく体力がいります。
また無理やり入れても、余計にお風呂を嫌がってしまうという悪循環。
妥協して2日に一回にお風呂を減らしても、まだまだトイレトレーニングが完了していない娘は、うんちの汚れなどでお尻が赤くなってしまい、放っておくにしてもなんだか痛そうな状態に。
「お尻洗わないと、赤くなっちゃうよ~」
「お尻汚いよ~」
と毎日言っていましたら、なぜだかお尻だけは洗わせてくれるようになりました。
しかし、あくまでお尻だけ。
お尻を洗うと、ささっと、お風呂場を脱出してしまうのです。
さまざまな作戦を試してはすべて失敗に終わり、打つ手をなくしてあきらめかけていたころ。
ある日、久しぶりにパパが娘たちとお風呂に入ることに。
いつもの通り、なーたんだけ「やだ、お風呂入らない」と拒否。
そんななーたんを尻目に、パンツを脱ぎ始める夫のお尻を見ながら、ちょっとしたいたずら心で私は言いました。
「ほらほら、パパのお尻、なーたんのツルツルのお尻と違って、ボーボーで真っ黒だよ~」
「足も、ほら!毛だらけだよ~。お風呂入らないとパパみたいになっちゃうよ~~」
それを聞いたなーたんは、血相を変えて
「いや~~!お風呂入る!!!!」
自ら服を脱ぎ捨てて、真っ先にお風呂場に走って行きました。
それ以降たびたび、「お風呂入らないも~~ん」と言うことはあるのですが、「パパみたいなお尻になっちゃうよ?」という一言でお風呂場に直行してくれるようになりました。
どうやら娘にとっては、パパみたいなお尻になるのがとてつもなく嫌なことだったようで(笑)。
パパの剛毛が、こんなに効果を発揮するとは…
目からうろこの出来事でした(笑)