若い女性にも急増中!?気になる尿漏れを予防改善しようのタイトル画像
公開 2015年03月30日  

若い女性にも急増中!?気になる尿漏れを予防改善しよう

1,265 View

妊娠・出産に伴う尿漏れは、当たり前だと思っていませんか?実は簡単なトレーニングで、尿もれを予防改善することができるのです。


尿漏れは筋力低下のサイン

昔の女性に比べて、現代の女性は尿漏れしている方がとっても多くなっています。以前は、たくさんお子さんを出産された方が、老年期になって尿漏れに悩まされることはありました。今は、出産経験もない10代の女性でも尿漏れに悩んでいます。それは何故でしょう?

原因はたったひとつ。運動不足と言われています。家電の流通、交通機関の発達によって、日常生活の中で動くことが少なくなりました。また、生理用品の発展に伴って、経血をトイレで排泄することもしなくてよくなりました。生理用品などなかった時代の女性は、経血を溜めてトイレで排泄していたことをご存じでしょうか。女性には、膣の筋肉を意識して締めることで、経血を溜める機能があるのです。それをしなくてよくなった現代の女性は、骨盤底筋を意識することがなくなり、筋力低下が進んでしまったのです。

くしゃみの尿漏れなら大丈夫!?

くしゃみのときに思わずおきてしまう尿もれ。くしゃみときくらい大丈夫!と思っていませんか?

決してそんなことはありません。くしゃみの時に起こる尿漏れは、腹圧性尿失禁と言われます。腹圧をかけた(かかった)時に骨盤底筋が負けてしまい、尿漏れが起こってしまうのです。ほおっておくと、年と共に筋力は弱る一方ですから、10年後、20年後にはもっとひどい状態になってしまうこともあります。更年期・老年期に尿取りパッドが手放せない生活、外出するのが億劫になる生活、避けたくないですか?

妊婦なら尿漏れは当たり前!?

妊娠中は尿もれしやすいって聞くから、仕方ない!?そんなこともありません。

子宮が大きくなり、膀胱を圧迫すると、膀胱容量が小さくなります。尿が溜まるスペースが減ってしまいますので、非妊時に比べると、排尿回数が増えてしまうこともあるでしょう。かといって、水分制限はよくありません。妊娠中は血液量が増えますので、水分摂取は大切です。水分を減らすことで膀胱炎のリスクも上がります。妊娠中は、こまめに排泄すること。

それと、内臓の位置関係として、平均して、膀胱はおしもから4cmの位置、子宮は7cmの位置にあると言われています。その差3cm。これだけあれば、出産間近でない限り大きく膀胱を圧迫することはありません。

妊娠中を通してずっと尿漏れに悩まされる場合には、内臓が下がっている可能性があります。これには冷えが大きく影響している場合がありますので、身体を冷やさないように注意しましょう。

尿漏れ対策に生理用ナプキンを使う弊害

尿漏れが頻繁に起こると、生理用ナプキンや尿取りパッドを使用することもあるでしょう。仕方ない場合もあるのですが、使い捨てのケミカルナプキンを使うのは、あまりオススメできません。

ケミカルナプキンにかぶれたことはありませんか?特に妊娠中は免疫力が下がりがちになりますので、カンジダ症を発症する女性も少なくありません。化学繊維を使用していますので、身体を冷やす原因にもなり得ます。身体が冷えると、さらに膀胱容量が小さくなり、尿漏れが悪化してしまう…という悪循環を引き起こすことも。妊娠中の尿漏れ対策に、布ナプキンを使用してみませんか?ケミカルナプキンに比べると、身体を冷やすことは少なくなりますし、かぶれることもありません。自分で洗わないといけませんから、できるだけ汚さないようにと、骨盤底筋を意識することにもつながります。

尿漏れ予防のために筋トレを!!

尿漏れを予防するためには、筋トレをするしかありません。日常生活すべてが骨盤底筋の筋トレに通じます。とにかく歩く時間、動く時間を増やすことが大切です。

それと同時に、局所的な筋トレとして、キーゲル体操があります。尿道口・膣口・肛門のまわりにある骨盤底筋は、それぞれの入り口に丸く走る筋肉です。それらの筋肉を締めたり緩めたりするのがキーゲル体操です。わかりやすい筋肉は肛門括約筋。肛門をキュッと締めることはできますよね?締めた状態を10秒キープできるでしょうか。肛門で出来れば、次は膣口。そして、尿道口。それぞれ締めたり緩めたりしてみましょう。座っていても立っていてもできる運動。信号の待ち時間、お友達と話をしながら、ちょっとした隙間時間でできる体操です。日々の積み重ねが、悪化の予防につながります。コツコツ続けて改善させていきましょう。

Share!