AIに対する「質問力」が話題になっています。

OpenAIの「GPT-4」やグーグル「Gemini」を上回る存在として注目を集めているアンソロピックAI「Claude 3」。

その最上位モデルである「Opus」を使用したやりとりがバズっています。

■AIに「なんでわかるの?」と質問した方がいい!?

AIとのやりとりの中で、「なんでわかるの?」という類の質問をして深掘りするとAIが賢いことがよくわかるのだそう。

話題になったポストには、とあるコードを別のプログラミング用語に翻訳するようAIに投げかけた画面のスクリーンショットが。

AIの回答のなかでポスト主が特に判別が難しいと思う箇所を指摘し、AIに「なんで判別できたの?」と質問します。

すると、すらすらと、非常にしっかりとした回答が。

関心したポスト主は「もっと深掘りしたいんだけど」とさらに質問。

学習データの中になかったであろう内容を答えていることに気がついたポスト主は、AIに「どうやって理解したのかな?」と投げかけます。

すると、AIは「なるほど、非常に鋭い洞察ですね」と返答。

「おっしゃる通り」学習データにはなかった可能性を認め、「理解した過程を説明しますね」と回答を続けます。

AIは言語の「構文の類似性」「特性」「原理」「過去の経験」など項目を分けて、それぞれ箇条書きで説明。

事柄の前提を踏まえた上で、自身の経験をプラスして思考するということが出来ていて、その工程すら完璧に回答することが出来たのです。

これがAIの賢さの証明になったことから、ポスト主は「こう答えられるのは『本当に賢い』証拠だと言ってもいいと思う」と締めくくりました。

■AIを使いこなすには人間側の賢さも重要?

この一連の流れを見て、Xユーザーも感心。

「さすがだとしか言えない」「普通の人よりよほど「賢い」」「もう、人間要らないじゃん。」「メタ認知を解説させることができるとは思わんかった」「大抵の人より説明能力含め賢い、という水準いってんだなー」などの声があがります。

さらには「お仕事なくなる」と、AIに仕事を奪われる心配をする声もあがっていました。

ポスト主の質問の仕方も秀逸さが光る内容だった今回のバズですが、AIを使いこなす人間側の賢さや「質問力」も大事であることがよくわかるものだったのではないでしょうか。