ソニー・ミュージックが、クイーンの音楽カタログの買収を約1600億円で交渉中だという。
「ボヘミアン・ラプソディ」「伝説のチャンピオン」「レディオ・ガガ」「ウィー・ウィル・ロック・ユー」といった大ヒット曲を含めた楽曲の権利取得に関して、ソニーが別の投資家と共に話し合いを進めており、実現した場合、この種の最大規模の売却で、商品やその他のビジネス取引も含まれていると、金融情報メディアのブルームバーグが伝えている。
ちなみにクイーンの楽曲に関しては、メンバーのブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコン、そしてフレディ・マーキュリーの遺産管理団体がそれぞれ、クイーン・プロダクションズ社の中で平等な株主となっている。また、同バンドの弁護士、北米での同バンドの著作権を所有するソニー、そしてユニバーサル・ミュージック・グループとの間ですでに交渉が始まっているという。
今年初めには、フレディが亡くなった翌年1992年の追悼コンサート以降、同バンドの活動には一切参加していないジョンは、この取引には参加しないと噂されていた。
ここ数年、ブルース・スプリングスティーン、ニール・ヤング、ボブ・ディラン、デヴィッド・ボウイなど大物アーティストの音楽カタログが巨額で取引されており、映画やテレビ、ラジオに広告と、レーベルにとって魅力的な投資として注目を浴びているところだ。